日記:5月25日② 麻酔医、お守り、ワンピース

この日記シリーズ、日付は手術日(今日)なんだけど
入院日(昨日)のことを書いてる

病室に入っても、まだパジャマを着る気になれない
職場が見えてるし、職場からお昼に、仲間がお守りを届けてくれるというので

なんだか、着替えたらそのとたんに病人になっちゃうみたいな気がして
看護師さんの話も、ワンピースのまま聞いて
麻酔科にも、ワンピースのまま行った

麻酔医はちょっと
(あれ?入院患者が来るんじゃないのかよ)って感じで
書類とわたしのリストバンドみて
(そうだよね、なんでパジャマ着てないわけ?)
という顔をした、
ような気がした

麻酔の話で
いままで麻酔でなんか気になることとかありましたか?っていうので、
8歳のころ、全身麻酔で、点滴いれられたけど
眠りきれなくて、手術台の上で
「あれ〜mちゃん、寝ないねえ」
「そうなんですよ」
「目が硬いねえ」
みたいに言われて、結局、マスクみたいなの吸わされて、数を数えているうちに意識が落ちた話と

18歳のころ、上半身の麻酔で、鼻の骨を手術してもらってる最中に目が覚めてしまって
痛みは感じないけど、鼻の中をごりごり削られている最中で
その、圧だけ感じていたということを話したら

麻酔医は(えっ・・・?なんでそこそこ特殊なエピソードトーク持ってるわけ)
みたいな顔してた、
ような気がした

麻酔医は年齢を見て気を取り直し
「それはもう20~30年前の話ですから!」
「いまはお薬も変わってるし、大丈夫ですよ!」

といった。
せっかく話したのにな。
まあ、だいぶ前の話であることは事実だからな
とにかく麻酔医は、
手術中にわたしを無事に眠らせておく自信がありそうだった

しかしながら、「明日の担当は僕じゃない」というのだった
大学病院ですから研修もありまして、明日は僕じゃない、僕より若い者が二人で担当します という

あなたなら一人でやるけど、若者だから二人でやるっていうようなことなんですか?ときいたら

もにゃもにゃ言ってた。

わたしの質問は、本当に知りたくてきいてるんだけど
なんかこたえにくい質問なのかな?

とにかく、相手がもにゃもにゃ言い出すときは
相手がなんか気まずい気持ちになったときである

病院ではわからないことが多すぎて
しかも、質問ありますか?っていわれるから質問するんだけど
きっぱりこたえが返ってくるのは1割くらいだ

答えにくい質問が多いのかもしれないな

それから病室にかえったらお昼ご飯がピザトーストだった
バナナもリンゴジュースもついてた
なんとなくこれまで糖質避けてたのに
ここは糖質高いごはんなのかもなぁと思った

「まさかのピザです」と家族・友人にLINE報告しまくってから
安心したので、ごはんをたべはじめた
ピザは、あまりに厚切りで食パンがすぎるので
やわらかいところだけ食べた

同僚が、職場から自転車で1分でやってきて
お守りを届けてくれた
わたしは入院して二時間半たってるのに
まだワンピースでうろうろしてた
お守りをもらって、同僚が少し座って話をしてくれた
病気のこれまでの経緯、これからのこと
15分くらいかな、話して
病院の出口までみおくった
ああ、外に出たいなあと思った

同僚が帰る間際に
先生、もうパジャマに着替えた方がいいですよ
って忠告してくれたので

わかりました。っつって、部屋にかえった
パジャマを探してたら、看護師さんがきて
「着替えが終わったら、体重をはかりましょう」
って言った

自主的に着替えようとしてるとこが見せられてよかった〜
って思った

体重をはかって、身長をはかって
たくさん、説明をきいた
質問とか心配なこととかも話した

書くこと、たくさんあるなぁ
きっと、手術後には
いろんな気持ちが変わっていて
同じモードでは書ききれないような気がするから

つぎは、Rくんとお兄ちゃんにいろんなものをたのんだこと、
クリーム餡蜜をたべたことと、先生がきてくれたことを書いておきたい

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