白来まな子

シロクマな子、と読みます🐻‍❄️ 自分が好きな読書をテーマに、読んだ本に基づいたエッセイを書いています。 たまに本以外のことも書けたら嬉しい気持ち。

白来まな子

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最近の記事

私と「水中の哲学者たち」

私は時々「何のために生きているのだろう」と考えることがある。 でもこの話を誰かにしたら、過度なまでに心配されそうで言っていない。 別に何かに悩んでいるわけでは決してなくて、率直な疑問である。 子孫を残すため?でもそうだとしたら、ここまでの進化を遂げて知能を持ったとしても人間関係で揉めたり、悩んで自ら命を絶つ人もいる。それなら人間は知能をここまで発達させなかった方が良かったのでは?そもそも知能って何を基準として測るのだろう。 ということを頭の中でぐるぐると考えると何だかどっ

    • 「わたしを空腹にしないほうがいい」理由

      私は食べることが大好きだ。そしてご飯を美味しそうに食べるという特技も持ち合わせている。家族にも「美味しそうに食べるから、作りがいがあるわ」と褒められるくらいである。 ただそんな食べることが大好きな私でも、一時期全くご飯を食べられなくなった時がある。 ちょうど大学3年生か4年生の頃だっただろうか。 就職活動のストレスと、「食べないこと=自分に対してストイック」と偏った当時の思考も相まって、食べないことを良しとしていた。 最初は軽いダイエットのような気持ちだったのだが、徐々に

      • 私なりの「20代で得た知見」

        大学3年生の時に猛烈に読んでいた本がある。 その本がFさん著の「20代で得た知見」だ。 当時の私は大失恋中で、何を見ても何を聴いてもぽろぽろと涙が出るような繊細ガールであった。 今思うとそんなに泣くような相手じゃなかったぞ、泣いているあんたも大概なことしているぞ、とツッコミどころ満載なのだが、その時の私にとっては最重要案件で24時間打ちひしがれた恋愛のことで頭がいっぱいだった。 そんな時に支えてくれたのが、「20代で得た知見」だった。 まだ20代も始まったばかり。そんな私

        • 「いのちの車窓」から見た眼鏡越しの世界の話 

          ここ数日、眼鏡をかけて生活を送っている。 久しぶりに目にぷっくりと腫れ物ができてしまい、コンタクトレンズの使用を止められたからだ。普段寝る時以外はほぼコンタクトレンズをつけて生活をしているため、眼鏡に異常に慣れていない。時折レンズから見切れたぼやけた世界が見えるたび、なんだか今の自分は潜水艦の中にいるような感覚になる。今、私が見ている世界は非現実的で、大きなガラス越しから世界を見ているような感覚に陥る。 ふと、こんな感覚について星野源さんの著書、「いのちの車窓から」にも書か

          全然休めていない同期から「休むヒント」を借りた話 はじめてのnote

          小さい頃から読書が大好きである。好きではなく「大好き」である。 そんな私が社会人になって良かったことは、気兼ねなく大好きな本を買えるようになったこと。 際限なく買うことはさすがにできないが、あの本欲しいな、と思った時に購入するハードルがぐんと低くなったことは私にとってとても嬉しいことだった。 そんな私ではあるが、本を読むことが苦しくなった時期がある。社会人1〜2年目の頃だ。慣れない環境、じわじわとのしかかるストレス…読む本の嗜好もエッセイや小説から自己啓発本、スキルアップの

          全然休めていない同期から「休むヒント」を借りた話 はじめてのnote