22歳女児がはしゃいでサンリオ5軒ハシゴしたけどちょっと切なくなった話
今私の中でサンリオがアツい。
皆さんは、おジャ魔女どれみ20周年に伴いサンリオでコラボグッズが発売されているのをご存知だろうか。
もう売り切れ続出でほとんど無いだろう。
何故わかるのかというと、私自身がサンリオを5軒ハシゴしてグッズを少しずつゲットしていった人だからである。
私と同年代の特に女子はおジャ魔女どれみに熱中した人が多いのではないだろうか。
私ももちろんそのうちの一人。
毎回アニメは見逃さず、どれみちゃんのコスチュームを欲しがり、変身道具を持ち歩き、クッキーに魔法をかけ、幼稚園ではどれみちゃんごっこ。
今考えれば、私のオタク気質はこの頃から頭角を現していた。
それくらいどれみちゃん激アツの幼少期を過ごした私。
そしてサンリオも大好きで、デパートの幼児教室に通っているのかもはやサンリオに通っているのかわからないほど毎週足繁く通っていた。
22歳、新社会人になった私。
おジャ魔女どれみとサンリオのコラボという朗報を聞き、22歳女児のトキメキが沸き起こった。
なんとしてでもグッズをゲットしたい。
まずは職場近くのサンリオへ。マスコット以外は全て売り切れてしまっていた。こうなった時の私の執念はすごい。
私はサンリオのハシゴを決めた。
帰りに通る駅の近くにあるサンリオ2軒に足を運ぶ。そこではキディランドの方にも売っているグッズがあったのでそちらのキーホルダーとマグネットをゲット。店頭でかなりどのキャラクターを買うか悩み倒した。翌日は友人と会う予定があったので少しお付き合いいただき、別のサンリオへ。そこでやっとサンリオ限定コラボグッズのハンカチをゲット。そこもハンカチと巾着くらいしかもう残っていなかった。最後の望みをかけたもう1店舗のサンリオは、本命のシークレットチャームがまだ残っていた!!!!!歓喜。ちゃっかりクリアファイルと共にゲット。
結局欲しかったシークレットキーホルダーは見つけられなかったが、私はかなり満足している。
普段からサンリオが好きな人はともかく、私のように昔はよくサンリオに行っていたが今は行かなくなったという人は多いのではないだろうか。どちらかといえば子供向けのメーカーであるため、それは当たり前ではあるのかもしれない。
しかしそういう人こそ是非機会があればサンリオに立ち寄って見てほしい。
サンリオにはあの頃のトキメキが詰まっていた。
いい意味で変わっていないのだ。
キティちゃんポップコーンの香ばしい香り、憧れのいちご新聞、キラキラしたおまけ… 自分の中の女児が復活。
しかしあの頃と一つ違うことがある。
それは、自分のお金で買っているということだ。
私が覚えている限り、自分のお金でサンリオで買い物したのは初めてだ。サンリオは親や親戚に買ってもらうものだった。それが今は自分のお金で自分の好きなものを好きなように買っている。
これが大人になるということなんだぁとふと感じた。
買ってもらうものと自分で買ったもの、いささか輝き方が違うようにすら感じる。
大人になることって良いこともあるけど、ちょっと切ないこともあるよって、魔女になる夢は叶わなかった大人の私があの頃の私に言ってあげたい気持ちになった。
おまけのキラキラシールにときめく22歳女児が都合の良い時だけ「大人」を使って。