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『82年生まれ、キム・ジヨン』#10:解説
語注
송편:チュソク(秋夕)のときに食べるお餅です。
넙죽넙죽:ためらわずに、軽快に行動する様子
解説
今回も調理動詞がたくさん出てきます。
부치다 は「(油を引いて)焼く」、튀기다 は「揚げる」、찌다 は「蒸す」、빚다 は「(こねて)つくる」です。
2行目に "갈비를 찌고" とありますが、ここで作っているのは 갈비찜(秋夕に食べます)でしょう。なので、갈비찜 は蒸すというより煮込み料理に近いので、「カルビを煮込み」がいいかもしれません。
"부치다" して作った料理を 부침개 と言います。これにメインとなる具が入ると 전 となります。チヂミなんかを想像してくれればいいですね。もちろん "튀기다" した物が 튀김 ですね。
3行目の 막 は「〜したばかり、まさに今」でした。これは#1で解説済みです。そちらも参考にしてみてください。
日本語訳
(以下はオリジナル訳です。多少ぎこちないところもありますが、原文を活かした訳文にしています。ぜひ翻訳版とも比較してみてください。)
翌日、キム・ジヨンさんとチョン・デヒョンさんのお母さんは朝から晩までチヂミを焼き、揚げ物をし、カルビを煮込み、ソンピョン(お餅)をこねて作り、合間合間にご飯の支度をした。家族はみなできたばかりの秋夕料理を食べながら楽しいひとときを過ごした。チョン・ジウォンちゃんも人見知りせずおじいちゃん、おばあちゃんに喜んで抱っこされ、愛嬌をふりまき、たっぷりかわいがってもらった。
◎ 넙죽넙죽 は訳しにくいので迷ったのですが、翻訳版を参考に(パクって)「喜んで」としました。