(韓国語)連結語尾の主語をチェック! 【3; -더니】 #7
前回は前後の主語が同じか違うかが重要な -면서 について解説しました。今回は主語がキーポイントとなるもう一つの連結語尾 -더니 について、特に主語の観点から解説します。
-더니 はだいたい「〜すると/〜したと思ったら…だ(ということに気付いた)」という文で使われます。重要なのは過去の -았/었- と結びつくかどうかで、-더니 の主語が変わるということです。
以下、人称ごとに -더니 の使い方を見ていきましょう。
① 2/3人称主体
-더니 のまま使われる場合は、基本的に2人称(あなた)か3人称(その他)が主語となります。3人称の場合前後の主語が異なることが多いですが、2人称の場合は基本的に同じです。
(1) は3人称 (그 집의 셰프) が主語の例です。
(1) は順接の関係(〜して…になった)ですが、次の例のように、前後の関係によっては逆接的に解釈されることもあります。
(2) の 죽고 못 살다 は「死んでも離れられない」という意味で、굴다 は「振る舞う」という意味です。
2人称の場合は前置き的に順接、逆接どちらの関係も表すことができます。
(3) の 화면발, 사진발 の -발 は映えることを言います。화장발(化粧映え)もよく使います。
② 1人称主語
過去の -았/었- と結びついた -았/었더니 は1人称が主語になり、大抵その後には自分が気付いたことが表されます。
ただし、上で -더니 は2人称か3人称になると説明したのですが、これには例外があり、「〜(と)思う」の 싶다 と結び付く場合は、-았/었더니 でなくても1人称が主語になります。ここで〜と思っているのは話し手です。
これまで3回に渡って連結語尾を使いこなすために、主語が特に重要なものを取り上げてきました。ポイントは主語が同じなのか違うのか、主語の人称はどうなのか、ということでした。主語が生き物か否か、がポイントになる連結語尾もあるのですが、それはまた別の機会に取り上げたいと思います。
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