(韓国語)連結語尾で終わる文 【-니까, -(아/어)서, -더니, -면서】 #33
今回は4つの連結語尾 -니까, -(아/어)서, -더니, -면서 を一気に取り上げます。これまでに取り上げてきた -는데/ㄴ데, -게, -고 ほどは連結語尾で終わる文において、様々な用法があるわけではないからです。
-니까
日本語でも「いいよ、わたしがやるから!」のように「から」で文を終えることはよくありますが、韓国語の -니까 も同様です。
理由を表す -니까 で終わる文は、単に後を省略したり、倒置したと考えられるような例から、上の (1) のように、単に倒置しただけとは考えられない例(「朝型人間だから一緒に朝ご飯食べますか?」ではないですよね)まで、様々です。
-니까 で終わる文には、他に 보자 보자 하니까(黙って見ていればいい気になりやがって)や、듣자 듣자 하니까(黙って聞いていればいい気になりやがって)という言い回しがあり、-니까 で終わる文専用というわけではないのですが、よく -니까 で終わる文で用いられます。こういうパターンでは大抵、丁寧の -요 は付けられません。
-(아/어)서
-(아/어)서 も -니까 同様、また日本語の「ので」同様、原因・理由を述べるときによく -(아/어)서 で終わって用いられます。
その他、上で見た 보자 보자 하니까 などと同様、-(아/어)서 の場合もこれで終わる文専用というわけではないのですが、よく -(아/어)서 で終わる文において用いられる言い回しがあります。
まずは 어때서 です。これは後に 그러다(そう言う)が続いて用いられることもよくありますが、反語的に「〜がどうだって言うのか(=いや、どうだっていいだろう?)」という意味を表します。
ちなみにこの連載では取り上げられていませんが、 -다 보면 は「(ずっと)〜していると(普通)…だ」という文で用いられます。"-다 보면 ~ㄹ 수도 있다"(〜していれば、…することもある)は頻出パターンです。
次は "기가 막히다/차다" や "어이가 없다" などの「あきれた」系フレーズを言い放つ場合です。このパターンも意味的に丁寧の -요 を付けて言うことはありません。
(5) の例では "기가 막혀서" のあとに "이거" が続きますが、実質ここの間につながりはないので、-(아/어)서 で終わっている文と考えてよいでしょう。
-더니
-더니 で終わる文は聞き手(2人称)あるいは第三者(3人称)に対して「わたしが見たところ、前は〜だったのに(今は…)」のようなニュアンスで用いられます。-더니 と主語の関係はぜひ#7を参照してください。
-면서
最後は -면서 ですが、-면서 で終わる文は、これが「〜のに、〜くせに」という逆接的な意味を表すときです。-면서 は否定と結合したり、過去の -았/었- と結合したときに逆接的意味を表します。逆接的意味を表す条件については#13も参照してください。
さて、今回は4つの連結語尾をまとめて取り上げました。他にも -지만 で終わるパターンもあるのですが、特筆すべきこともないので割愛しますね。ぜひ実例を自分で見つけてみてください。
次回は後回しにしていた 한다体+고, 니까 等で終わる文を取り上げます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?