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ボクの場所(妄想物語)
ボクの場所を見つけた。
ボクが通る道はボクだけの道で他のネコとは違う。
野良会においては他のネコが行く場所に行ってはいけないと言う掟がある。
だから初めてこの地域に来た時は、食べるものにありつくことができず何日も空腹に堪えていた。
そして、どうにも耐えかねた頃、ボクはこの地の野良長に挨拶に行った。
野良長は骨がむき出し同然のボクをみて、しずかに立ち上がり、ボクを連れて自分のエサ場をまわり始めた。
野良長はボクのため少しづつ残しながらエサを食べた。
「自分の場所は自分で見つけろ。他のヤツのところに行って荒らすようなことをしたらこの土地から出て行ってもらう」
野良長そう言ってどこかに行ってしまった。
命びろいしたボクは、まずこの土地のネコたちに挨拶をしてまわった。そしてそうしながらそれぞれのネコたちの場所を学んでいった。
挨拶して顔見知りなったおかげで何匹かのネコは、野良長がやってくれたように自分の場所のエサを少しだけ残してボクにわけてくれるようになった。
ボクはそうしてかろうじて命を繋いでいた。
ある時、「カラカラカラ」とエサが器に入る音が聞こえた。
その音の方へ行ってみると見慣れないマンションの奥の方にエサが置いてあるのが見えた。
「ここ、誰の場所でもないよな?」
ボクはそっと、近づいてみると確かに誰の匂いもしない。
家の中の様子を伺うと「来て入れるかなー」という声が聞こえる。
エサの隣には箱があり温かそうな布団も置いてある。
それから何日か様子を見てみたが、誰もくる様子がない。
それでももうしばらく見張るようにして遠くから見ていると、しばらくして野良長がやってきた。
野良長は「新しく俺らのためにエサや小屋を置くようになってくれる人間がいる。人間も良いやつばかりではないが、大半が良い人間が多いものだ。よかったな、」
こうしてボクはボクの場所を手に入れた。
ボクは、ボクのためのボクだけのエサを食べた。
とてもおいしかった。
ボクの場所の器にはいつも新しいエサが入っていた。水もいつもきれいでおいしかった。
ボクはたまに、みんながやってくれたように自分の場所がまだ無いネコたちのために少しだけエサを残すと言うことをマネしてみた。
でもこの家の人はそんなこと知ってか知らぬか、エサを少しだけ残すとすぐに注ぎ足してくれるので器の中はいつもいっぱいだった。
布団が置いてある箱にはまだ入れない。
まだちょっと怖い。
ボクに入って欲しいって、言ってるこの家の人の声が聞こえるけど、もうちょっと様子を見ることにする。
しかし寒い冬を過ごすにはきっと快適なんだろうと思う。ふかふかの暖かそうなものもはいっているようにみえる。毎回エサを食べながら横目で見てみていて「今日は入ってみようか」と思うが、でも、中に入って快適すぎてウッカリぐっすり寝てしまい、家の人に急にツンツンなんてされたら逃げるどころではない。
「やっぱりまたにしよう。」
ここはもうボクの場所なんだ。
だから放っておいても誰も入らないだろう。
大丈夫。
でも。
「雪が降ったら入ってみようかな。」
ここは、きっと安全なところだろうから。
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猫さんのお家を作って、10日目くらいに初めてご飯食べてくれて。
それからほぼ毎日来てくれるようになりました。
でもまだ姿は見ていません。
勝手なお世話をしながら勝手に妄想しています。
家の中からは見ようと思えば見れるような位置にあるので、家に人がいるとわかると来ないかな?と思いきや、気がつくとエサは空っぽ🤭
急いで新しいエサをいれて困らないようにしたり、お布団をはらったりして、お布団の上にエサをおいてみたりと、
なんだかかくれんぼしているみたいで楽しいです。
お顔、いつ見れるかにゃ〜
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お外の子だからかな?
はやくお泊りにおいでね~