うんざりなもの

一昨日までの関西旅行で、前職の「昭和の毒」がすっかり抜けたいい気分でいたのですが、帰宅とほぼ同時にもう1つの嫌~なものが上がってきてしまいました。それは実家の相続です。

プロフや以下記事にも書いた通りのメチャクチャな実家ですが、昨年6月の母親の死後の相続手続は大した遺産もないのに未だに終わっていません。

母親名義の実家に職歴ゼロで長年引きこもりだった弟(昨年夏からやっと仕事を始めた様子)は、生前母親と不仲だった父親に実家を渡したくない、父親と同居もしたくないと主張。同調したらしき長男がその実家(正式には裏の崖)の査定価格を吊り上げるため、国税やら何やらへ8ヵ月もかけて(!)相談をしていたようです。

その崖はかなりの急斜面で明らかに「純山林」でしかないのですが、2人は遺産の過大評価のために「市街地山林」にしようとしていました(市街地山林と純山林の違いは↓にありますが、宅地として利用可能な市街地山林は金額が大幅に上がります)。

最終的にはこの崖がハザードマップで土砂災害警戒区域であることを姉が確認し「純山林」で確定しましたが、そんな数日で終わる作業に長男は8ヵ月もかけ(しかも結論はデタラメ)、姉がおかしいとを指摘しても逆ギレ同然の罵詈雑言、筆者からの連絡には一切ダンマリ。これで今月46歳です。

ず~っと応答なしだった先月の退職とほぼ同時に、突然弟から姉と筆者宛に印鑑証明書その他の書類の郵送要求(相続内容の説明は一切なし)、しかも納期はほぼ1日だけ。姉と筆者が弟宛に「なんだこれは?」と追及すると、相続の内容(弟が実家、父親その他は現金を相続で合意)の回答が。

了承の旨を伝えて資料を送ると、今度は2週間以上経って弟から「遺産分割協議書を回送するので押印して返送してほしい」とまた突然のメール。しかも筆者や姉へはまたもや1日程度の短納期、そして「長男と弟はタクシー代その他の費用建て替え分も上乗せで相続」の記載はあり金額の記載なしと言う有様。

「相続金額の総額と立替金額はいくらなのか。不明点が残るなら即返送は確約できない」「要求納期が毎回短すぎる、そのくせそっちは遅すぎる」と即座に回答し、そのやり取りを父親にも共有しましたが「みんなで協力したらどうですか?金額で問題があれば私が対応します」の返信だけ。

そして今朝回ってきた遺産分割の明細(母親名義の口座残高と相続先)には長男と筆者で残高に3倍もの差が。しかも長男から筆者や姉への送金納期の記載もなく、筆者が全員返信で振込納期の回答を要求しても長男はスルー。

姉と筆者はオープンに、フェアに、速やかに相続を完了させたいだけです。なのに理屈や正論が通らず「謎ルール」で動き、異常に遅く、謎のマウンティングや罵詈雑言、暖簾に腕押しと、前職と共通点満載なやり取りに2人でうんざりしています。

また筆者は、過去40年間散々暴力や嫌がらせ、マウンティングの限りを尽くし、昔は筆者の貯金すら盗んだ長男を全く信用していません。しかも生前母親から姉が聞かされた愚痴によると、長男は20年以上医学部を浪人し続け仕事も万年非正規、実家へ行くたびに食べ物をみんな持ち帰ってしまっていたそうです。

親や兄弟は一切選ぶことができず、日本では法的に絶縁もできません。変えようとすると伝統的家族観ガーと「守旧派」が反対するのでしょうが、こんな崩壊家庭出身だと「絆原理主義」や「伝統的家族観」には嫌悪感しかありません。筆者にとって「自由」「豊かさ」≒「自分の意志で人生を選べること」ですが、それを認めたくない人はよほど家庭環境に恵まれていたのか、あるいは想像力がないのか、のどちらかなのでしょう。


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