擬人化アヴァーノレ可汗国について【捏造ヘタリア】
私の大好きな捏造ヘタリアのキャラクター、アヴァーノレさんについて語ろうと思います。
※CP要素も含まれます。
※国名の一部を検索避けして書いていきます。
擬人化アヴァーノレ可汗国とは
アヴァーノレさんのキャラクターデザイン元
まずはじめに言っておかなければならないのは、このキャラクターはヘタリア公式キャラクターではないことと、キャラクターデザインは私ではなく別の方によるものだということです。
ではどなたがデザインされたのか、リンクを貼って紹介します。
Pixivではきたきた、Twitterではm-kitaという名前で活動されていた絵描きさんです。アヴァーノレさんの他にも沢山の魅力的な国々を擬人化してらっしゃいます。現在は活動されていません。
こちらのリンク先にはアヴァーノレさんに関するイラストとキャラクターの利用規約が書いてあります。
とのことなので私はm-kitaさんのキャラデザをお借りして創作させていただいてます。皆様も気に入ったキャラデザの国がいましたら利用規約を守ってぜひ創作してみてください。
アヴァーノレさんの外見
アヴァーノレさんは長い黒髪を8か所ほど布で巻いておさげのような髪型をしています。つり目で、瞳の色は赤色です。
m-kitaさん曰く、瞳の色は幼少期に父である柔l然(後ほど説明します)を目の前で殺害された時に血の色に染まったということらしいので、幼少期の瞳の色は赤色ではないかもしれません。
そして服で見えにくいのですが、服の下には体中に包帯が巻かれています。これは父を殺された時に負った傷を隠すためのものだと私は思っています。
蛇を連れている理由も後ほど説明します。
歴史上のアヴァーノレ可汗国とは
アヴァーノレは、5世紀から9世紀に中央アジアや中央・東ヨーロッパで活動した遊牧民族です。パンノニア(現在のハンガリーのあたり)に遊牧国家を築きました。アヴァーノレの支配者の君主号はカガン(可汗)であるため、アヴァーノレ可汗国と呼ばれます。
起源については謎に包まれており、いくつかの仮説がありますが、今回は私が推している説、「柔l然=アヴァーノレ」説をご紹介します。
アヴァーノレの起源
ここからはヘタリア的に簡単に説明します。
5世紀から6世紀の間、モンゴル高原には柔l然という遊牧国家がありました。それがアヴァーノレさんの父親です。
柔l然の呼び名には蛇や蠢く虫などの意味があると考えられています。なのでアヴァーノレさんも蛇を連れています。
柔l然の元には製鉄業を営む服属・鍛鉄奴隷である突l厥という部族がおり、めきめきと力をつけていました。ある日、鉄l勒という遊牧民族が柔l然を攻撃したため突l厥はそれを迎撃し、降伏させました。
突l厥はこれに乗じて柔l然に求婚をします。しかし柔l然は突l厥が奴隷の身分なので激怒し、使者を送って罵りました。突l厥はその使者を斬るなり柔然の支配から離脱。今度は西l魏に求婚しました。
その後、突l厥は柔l然を撃ち、突l厥可汗国を建てます。
突l厥は柔l然の残党が西l魏などの国を頼ることを怖れたので、使者を派遣し、安心を得るため皆殺しにするよう求めました。
こうして父である柔l然を殺されたアヴァーノレさんは、逃げるように草原の道(ステップルート)を通り西進しました。これがアヴァーノレさんの起源です。
アヴァーノレさんの歴史
北コーカサスに現れたアヴァーノレさんは東口ーマ帝国(ヒ"ザンツさん、東西分裂した口ーマ帝国の東側)と同盟を結びます。しかし同盟のため打ち負かしたスラヴ民族を服属させ、ドブルジャ(ドナウ川下流域から黒海にかけての一帯)への定住を東口ーマ帝国に要求します。もちろん帝国は無視します。
アヴァーノレはゲルマン系のランゴバノレドと組みゲルマン系のゲピド族を滅ぼし、その土地を奪います。ランゴバノレドはイタリアへ向かい、こうしてアヴァーノレはハンガリー平原全域を支配しました。
アヴァーノレと東口ーマ帝国は度々喧嘩をしたり同盟を結んだりしています、アヴァーノレはよく東口ーマ帝国を脅して貢納の支払いをさせてました。
791年、フランクのカール大帝がアヴァールに遠征します。フランクに貯め込んでいた財宝も奪われます。更に、ブルガーノレ(ドナウ・ブルガーノレ、小さい頃のブノレガリア君)やスラヴによって分割され、後にパンノニアにくるマジャーノレ人(ハンガリーさんの父)などと徐々に同化してアヴァーノレは滅亡しました。
アヴァーノレさんの性格・特徴
アヴァーノレさんは蛮族なので残虐非道で、東口ーマ帝国からお金を巻き上げていた通り金の亡者です。といっても、アヴァーノレさんに関する記録はほとんどなく、敵対する国からは悪者にされがちなので実際のところはわかりません。
一人称は私で、口調は少し上品です。ランゴバノレドと仲が良く、恒久的な同盟を結んでいます。本当に仲良しな記録が残っていて、書籍があるのでぜひ読んでみてください。パウルス・ディアコヌスによる「ランゴバルドの歴史」という本です。
こちらの本に書いてある内容をネタにしていくつか絵を描いているので後ほど載せます。
アヴァーノレさんは幼い頃に父を殺されていることから、大きな国の運命を悟っているように思えます。自分もまた父のように消えてゆくのだと。
まとまりの無かったスラヴ人を組織化させ、小さな国が生きてゆくためには守ってくれる強い国が必要だと彼らに教えるアヴァーノレさんの漫画を以前m-kitaさんが描かれてました。
大きな国の運命、行く末を知っているからこそ、役目を果たそうとするアヴァーノレさんはとても魅力的でした。ただただ残酷なだけじゃない人柄が素敵です。
また、恐れ知らずなようで実は、テングリ信仰をしているアヴァーノレさんは、悪天候…雷を恐れています。
嫌いなものもあります。突l厥を連想させる狼です。詳しくはリンク先のwikiを読んでみてください。
アヴァーノレさんのイラスト
一枚絵
漫画
最後に
いかがでしたか?アヴァーノレさんの魅力は伝わったでしょうか。
最後の漫画だけわかりにくいので補足すると、国の子供たちは親の死に近づくにつれ成長していきます。そんな中、求婚を断られた突l厥は柔l然とその子供であるアヴァーノレさんを憎悪します。そうして柔l然を攻めるも最後まで子供をかばう様子に恐怖心を抱きとうとう殺害してしまいます。アヴァーノレさんの成長はここから一気に加速するのでした。
遊牧民の生きた年数は非常に短いことが多く切ないですね。
アヴァーノレさんで創作する方はほとんどいらっしゃらないので、もし気に入っていただけたら、ぜひ創作してみてください。創作しなくてもよければ感想などのコメントをマシュマロに送ってもらえると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!お疲れ様です!
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