お手紙を君に〜往復書簡〜
前書き
実は二年くらい前に、俺企画で往復書簡というのをやったことがある。
不特定多数に向けて手紙風の記事を書いて、それに対して返信記事を求めるというもので、よくよく考えたら、企画でもなんでもない思いつきであった。
鮎太ちゃん、ロハちゃん、鶫ちゃんの往復書簡は着実に数を増しているから、方向性自体は悪くなかったのだろうが、俺が適当すぎるので、そのままうやむやになったのだが、実はあのとき、ミーミーちゃんと少しだけやり取りをしたのだ。
この間、ひょんなきっかけでミーミーちゃんがフェイクファーを語るのを聴く機会があって、この記事を思い出した。
この記事を見て、ミーミーちゃんとSPITZ愛について語り合いたいがために始めた企画が往復書簡企画だったな、今考えてみると。
さて、ミーミーちゃんとは一枚目のアルバム『スピッツ』とカバーアルバム『おるたな』についてやりとりをしたんだったが、その後すっかり時がたってしまった。まあ、俺らしい。
ミーミーちゃんへ二年越しのお手紙
というわけで、今日は、ミーミーちゃんの話題に出ていた『フェイクファー』について、一方的に手紙を出すことにしよう。
オフィシャルを見ると、リリースは1998年の3月25日みたいだから…に、25年!四半世紀だと!!??…そう、そうか…いつの間に…。
今調べてみて初めて自覚したが、俺が先生になって初めての年度が終わろうとしたときのリリースだったんだな。(俺は97年採用なのだ)
とすれば、条件付き採用と言われる一年目で色々思うところがあって、二年目はもっとこんなふうに頑張るぞなんて思っていたころだ。
収録曲
さて、『フェイクファー』の収録曲は12曲。シングルカットされた『運命の人』『冷たい頬/謝々!』『楓』『スカーレット』とまあ、名曲揃いのアルバムだ。
最初の曲『エトランゼ』はとても短いんだけど印象的。あ、そういや『エトランゼ』は『流れ星』のシングルにも収録されているらしいね。アルバムしか聴いてないからそちらの方は聞いたことないかもなあ。
スピッツの全楽曲の中でも一番短いらしい『エトランゼ』の揺蕩うような楽曲が終わるとすぐに弾むような曲調に変わって『センチメンタル』がスタート〜『冷たい頬』までの流れは、ほんと脳内で永久にリプレイされそうなくらい流れるようにつながっているんだよな。
と、延々と語り続けていると超大作になってしまうので、恒例の「強いてあげればこの一曲」にいくとしよう。
そう言っといて、毎回苦しむわけだが、俺の一曲はこれ!
『仲良し』
この「あれは恋だった」と後に振り返るフレーズが、もう、ね。
自分の恋した頃のあの感じが、胸に去来して、なんか、ぎゅっとしてくるんだよな。そうそう、あれが恋だったよなあ、なんて過去を思い出すスイッチになるフレーズなんだろうな。
終わりに
さて、ミーミーちゃんも最近記事のアップは抑えめみたいなので、この手紙が届くかどうかわからないが、届いたらミーミーちゃんの思い入れ深いこのアルバムの楽曲No.1について語ってほしい。
ちなみに、俺は司書の免許も取りたいと思っていたが、俺の行った学部では司書免許を取るのが、教員免許と両立が難しかったので取らなかったんだよね。その代わり、先生になってから放送大学で、司書教諭の免許は取得したよ。