母の残した大都会の片隅の植木達#未来のためにできること
母がパーキンソン病になり徐々に身体が弱って行き、遂に食べる事以外はできなくなったのは2年前。私は実家に戻り、母に代わって家事を行っていた。母の味は出せなくても、母を始め家族は私の手料理を美味しいと喜んでくれて有難かった。概ね穏やかで、どこにでもある在宅介護の日常。
そんな我が家が抱える母の植木問題。
母の愛情を一身に受けてきた植木達は高価な物ではない。
例えば、愛媛に住む母の姉が大切に育てていた君子蘭の株分だったり、可愛らしいピンクの薔薇、金のなる木。まだ私の息子達が小さい頃