かぁぶら ゆるーく無添加お味噌汁⑤
恥ずかしながら大人になってしばらく、確か30歳近くまで、蕪の白い部分は全て土に埋まってると思っていました。青首大根の白いところは土に埋まっているから白いんだし、根菜だからと全く疑いもしませんでした。
実際の蕪のふっくらと丸い白い部分のほとんどが、土の上にちょこんと鎮座している姿をみた時、それはそれは驚きました。ころんとしていてかわいいけれど、先っぽにちょろりと髭のようなものが伸びていて、しっかり土に根付いているようです。
今回は蕪のお味噌汁をご紹介します。蕪の葉を油でしゃきっと炒めるのと、白い部分に火を通しすぎないのが美味しさのポイントです。ぜひお試し下さい。
かぶのお味噌汁(3杯分)
煮干し 中くらい6〜10尾(頭とハラワタを取り除いたもの)
昆布 2cm角 1〜2枚
えのき茸 適量
かぶ 大きいものなら1株、小さければ(5cm以下)2株
油(風味のないもの。米油など) 小さじ1/4
長ねぎ 5cm
味噌 適量
作り方
煮干しと昆布を540〜600ccの水に浸けて、半日くらい置いておく。
手順1を鍋に移し、弱火〜中火にかける。
〈3〜15分後〉えのきの石突きを切り落とし、3〜4等分して、鍋に入れる。
長ねぎは小口切りにし、手順3の鍋に加え、20〜30分くらい煮る。
蕪の緑の部分を切り落としてから1cm幅くらいに切り、油をひいた鍋(フライパン)に入れ、全体に油が回るくらいまで炒め、すぐ取り出す。
蕪の白い部分は皮を剥き、6等分のくし形に切ってから、5〜8mm幅くらいのいちょう切りにする。
手順3の火を止めて、手順4と5の蕪を入れて5〜10分以上置く。
食べる直前に手順7の温め直しをする。水分が減っていたら水を足し、味噌を溶いて出来上がり。盛り付け時に煮干しと昆布を取り除く。
かぶの白い部分を余熱で火を通すのがポイントです。うっかり煮すぎてしまうと、柔らかすぎて残念な存在になってしまうので、全体が半透明になるまで加熱しないように、わたしは縁がうっすら半透明くらいが好みです。
また、緑の部分のシャキッと感が苦手なかたは、よく炒めるか、長めに煮るようにして下さい。
みなさんも、お好みのかたさを見つけてくださいね。生っぽくても大丈夫。家庭料理なのでお気楽に。
油で炒めるのは一手間ですが、コクが違います。心も体も温まりますので、省略厳禁でお願いしますm(_ _)m
かぶの緑の葉や茎が余ったときは、塩茹でしてから冷水に取って刻み、塩もみして、水気を絞り、納豆に加えると美味しいです。納豆がない時は、ごまと一緒にご飯に混ぜるだけで、菜飯になります。
シロイウメ流の基本のお味噌汁の作り方をご紹介しています。
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