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どうかしちゃった ゆるーく無添加お味噌汁⑩
冬の終わりに、余っていたレンズ豆を、なんとなーく洋風具沢山スープに入れてみたところ、コクが出て美味しさが増してることに気がつきました。20分くらい煮ると、とろみにもなって、煮崩れ野菜好きなわたしの心も温まり、大満足の自己満足。家族の作るダルカレーにしか使い道のなかったレンズ豆が、急に愛おしいものになった瞬間でした。
レンズ豆は水で戻す時間いらずで、すぐ調理でき、煮えるのも早いので、思いつき料理にはもってこいです。まろやかな風味でクセが少ないけれども、お味噌汁に入れたらどんな感じになるのかな?合うかどうかさっぱりわかりません。。想像力の欠如には実践あるのみ。試しに作ってみようっと。
ピンク色の豆は、煮ると味噌と同じような色になります。煮崩れるまで煮ると、味噌と同化しちゃったかのような雰囲気です。味の面でも、和食にはない風味が加わってるのに違和感がありません。なぜか懐かしいような、ほっこりお味噌汁の出来上がりです。
レンズ豆のお味噌汁〈3杯分〉
煮干し 中くらい6〜10尾くらい(頭と腹ワタを取り除いたもの)
昆布 2cm角1〜2枚
えのき茸 適量
小ねぎ 1束の10cmくらい
赤レンズ豆 大さじ3強(50gくらい)
味噌 適量
作り方
煮干しと昆布を540〜600mlの水に浸けて、半日以上置いておく。(夏は冷蔵庫)
手順1を鍋に移し、弱火〜中火にかける。
〈3〜15分後〉えのき茸の石突きを切り落として3〜4等分し、鍋に入れる。
レンズ豆はざるにあけてサッと水洗いしてから鍋に入れ、20分以上煮る。
小ねぎは小口切りにして、味噌を溶く直前に鍋に入れる。
水分が減っていたら水を足し、味噌を溶いて出来上がり。盛り付け時に、煮干しと昆布を取り除く。
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赤レンズ豆は皮が剥いてあるものなので、すぐに火がとおり、原形がわからなくなってしまいます。形が残っているのがお好きなかたは、皮付きのレンズ豆(緑・茶)をお試しください。
また、小ねぎの代わりにニラを入れても美味しくできます。ニラの個性の強さをしっかり受け止めてくれるレンズ豆、豊かさを感じる一杯になります。
シロイウメ流の基本のお味噌汁の作り方をご紹介しています。ぜひご覧ください。