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行方不明のひととき…自分のもうひとつの居場所をもつということ

私はInstagramでも、発信している。
日頃、ひと針ひと針、チクチクと作成している刺繍の作品などを、
「誰か、見てみて‼」と、投稿する。

刺繍を愛する人たちがたくさんいて、
"❤️いいね"してくれたり、
私もたくさんの作品を見たり、
作られていく過程を、わくわくしながら楽しませてもらっている。

少しずつメッセージをやり取りする人も出来てきて、
刺繍や、その他にも話は広がり、
決して知り合うことなどなかった、遠い空のもとにいる人との繋がりを、
嬉しく感じている。

そのうちの一人の方から、
"やっとみゆきさんのブログにたどり着きました。
どうして今まで気付かなかったのか…"
と、言われました。

そう、私は去年の春、Macを買い直して、
ブログを立ち上げてしまいました。

その方は、ブログを気に入って下さって、
"もっと早くから見たかった"
という気持ちを含んだメッセージを送ってくれました。

そこで私は正直にお伝えしました。

インスタにはこれまでの繋がりで、古くからの知り合いや、
辞めた職場の人たちにもフォローしてもらっているけど、
今更、ブログなんて立ち上げて発信を始めた事を
みんなに知られるのが、なんだか、小っ恥ずかしかった。
だから、積極的にアピールできなかった。
気付いた人だけ訪れてもらえればと
プロフィール欄にlit.linkで貼り付けておいたんです、と。

すると、その方にとっては、
Instagramでの発信の中で、同じような気持ちを持っていたらしく、
自分と同じような人っているんだなと、ホッとしました。

《自分の身近な人が誰も知らない、自分の居場所》
そんな場所を、私は昔から持っていたような気がする。
コレを読んでいるあなたも、
そういう場所をもっているんじゃないだろうか?

働き始めた若い頃は、毎日、家と職場の往復。
でも、仕事終わりの帰り道、よく街の中をウロウロと歩き回ってた。
雑踏の中の私を知る人は、誰もいない。

私がどこにいるのかも、誰も知らない
しばし、行方不明のひととき。。。

家や職場の中での気遣いや、まとわりついた煩わしさを、
歩きながら振り落とし、浄化していたのかもしれない。。。
止められなかったし、このウロウロは、必要な時間だった気がする。

子供が小さい頃は、なかなかそういう時間を作るのは難しかった。
でも、寝不足なのに、珍しく目が冴えてしまった夜中の時間。
とても大好きだった。
小さな自分一人の時間を楽しめた。

そして、今はどうだろう。

別の居場所として飛び込んだSNSの世界。
最初は誰も知らない。でも繋がりが出来てくる。。。
嫌いじゃない、むしろ嬉しかった。

ネットがここまで広がってしまった今の世界が、
別の居場所の形を、変えてきている。

家族や知り合いは、私のSNSの世界を詳しくは知らない。
SNSで知り合った人は、私の実生活を詳しくは知らない。
私にとって、それぞれが別の居場所になって、
その間を行き来しながらバランスを取っている。

でも、実生活とSNSが一部重なるようなところがあって、
微妙なバランスが、少し崩れている。
それが全然気にならない人もいると思うけれど、
私には、そこが《小っ恥ずかしい》のみなもとになっていることに気が付いた。

まぁ、一年前にはじめたブログは、
少しずつ書きためて一つの世界が出来てきた。
自分が刺繍で学んできたことをアウトプットできる場所を
ここに作ってよかったと、今は、思える。

刺繍で繋がった人には、気付いてほしい…気持ちも
ちょっと出てきたけど、
でもまだ、なんだか小っ恥ずかしいんだなぁ。。。(苦笑)


んん〜〜〜、
もしよかったら、コチラです。。。


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