【小説】『星をたどるように(七星の場合)』第1話
青天の霹靂という言葉は知っていた。でもまさか、本当に真っ青な空が広がる日に、この言葉にぴったり当てはまる出来事が自分の身に起こるとは、思ってなかった。
今日は終業式の前日。ときめきであたしの心はいっぱいだった。小学校においてある重たい荷物は何日もかけて少しずつ持ち帰った。教室の中にある自分のものが減れば減るほど、心まで軽くなった。相変わらず、クラスのみんなは誰も用事がない限りあたしに話しかけないし、あたしは中休みも昼休みもずっと図書室で本を読んで過ごしていたけれど、へっちゃ