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ノープランストックホルム一人旅①

ヘルシンキの旅行について投稿したばかりだけど、その後ストックホルムに行くことが急遽決まっていたので、今回はその旅行についてまとめる。

1週間前に旅行を決めてしまえるのは、イギリスに住んでる特権だとじわじわ感じている。
もちろん、1週間前なので飛行機代は得ではなかったけど、それでもロンドンから往復で4万円代…許す。




空港から市内への移動とお酒の話

アーランダ空港に到着し、都心までは電車で移動。
空港発の電車は本数が多くないのでしばらく待機していて思ったけれど、ヨーロッパの電車のホームは不思議なテイストが多い。
空港の駅は洞窟の中みたいで、外なのか室内なのかよく分からなかった。

東京でホームが特殊ってあんまりない

初日は飛行機と電車とバスでひたすら移動していたので、スウェーデン人の友人宅に到着した時にはもう夜に。
空港のセブンイレブン(スウェーデンも沢山ある)でビールを買ってお邪魔した。
振る舞ってくれた手作りタコスが身に沁みた。

スウェーデンでは毎週金曜の夜はタコスという流行りが今あるらしい

スウェーデンは、そもそも日曜・祝日は小売店でアルコール販売をしておらず、平日も夜は早々に販売を止めていたり、度数の高いお酒は一部の店舗でしか売ってなかったりと、かなり制限が多い。

法律としてはお酒は18歳からは店舗では飲めるが、お店で購入出来るのは20歳かららしい。
一瞬、逆じゃない?と思ったけど、確かに人目があるところでしか飲めないのであれば、飲み過ぎ防止になるから良いのか、と納得。

ヨーロッパの人はお酒が強いとは言われているが、強いからこそルールが色々あるのか?

以前、アルバイト中に顔を真っ赤にして酔っ払ったイギリス人のお客さんが来て、『こんな赤くなる人もいるんだ』くらいに考えていたら、一緒に働いていたイギリス生活の長い台湾出身の人が、『アジアとのハーフなんじゃない?』と予想していたら、見事的中。
その人は日本とイギリスのハーフだった。

顔赤くなる → アジア系の血筋があるという推測が出来る感覚なのかと面白かった。


Skogskyrkogården - スコーグシュルコゴーデン

世界遺産に登録されているという森の墓地。
慌てて行き先をnoteで探した際に知ったこの場所を、今回の旅のメインとしていた。

中心から程よい距離感を、電車で移動。
本当に天気が良い日で、とても気分が良かったけど、ロンドンと比べて寒いのがスウェーデン。
電車を降りてすぐに、無料で配っていたコーヒーに救われた。

さも当然に傾いている看板

駅のすぐ脇にこの敷地があり、メインエントランスでなく、少し脇の入り口から入っていたみたいだけど、着いて早々にこの景色。
すぐにこの場所を気に入った。

ここに来ている中には私のような観光客もいたが、半数は単純にお墓参りに来ている人のようで、家族連れや親戚の集まりのような雰囲気を感じた。

日本の墓地とは雰囲気が全然違うし、何より墓地に観光に来るって感覚が、まず出るものではないだろう。

広々とした場所にもあれば
木々に囲まれた場所にもある

調べてみると、スウェーデンでは死後は森に還ると言われているらしい。
生きているうちに行きたいと思える場所にお墓があるのは、良いものだと思った。
自分の身内で海に散骨した経験があり、子供の頃はピンと来ていなかったが、成長するにつれて自分もその時が来たら海に散骨が良いなと思った事があったが、こんな選択肢も世の中にはあると知れて良かった。

敷地内には13の礼拝堂があるので、2時間くらいは散歩のように歩き回れた。
それだけでとても満足できて、持っていたフィルムカメラもかなり使った。

1番気に入った小さな礼拝堂

そもそも建築が好きでここを訪れたので、スウェーデンの文化や歴史については全く詳しくなく、思い出せるのは、『ミッドサマー』くらいだった。
(ホラーに値するジャンルなので、苦手な人は動画を見ない事を勧めます。)

と思っていたが、この礼拝堂の内装の絵はミッドサマーを彷彿されるものだった。

また敷地内のカフェには、パンなどの軽食もあるので休憩も出来て完璧。
これで半日過ごせる場所だと確定出来る。
まだまだ写真はあるけど、熱意は十分伝わったはずなのでここまでにしておく。

そしてまだ続きます。

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