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東大生が米国留学で学んだ、科学的知見に基づく最高の勉強法
概要
この記事の目的は、「勉強」をメタな視点で捉え、本質的かつ効率的な勉強を実現してもらうことだ。
前提: 自己紹介
私は東京大学3年生で、米国留学中である。
受験生時代は、駿台実施の模試で東大A判定を合計5度以上とった。成績優秀者として表彰されたこともある。
東京大学入学後は、東大内でも上位の成績を取り、この成績と英語能力試験TOEFLの点数を元に、学内選考を経て米国大学への留学を推薦された。
現在は、世界大学ランキングTOP10常連の米国大学で留学中である。
そんな私が、「勉強」自体の構造を分析し、どんな種類の勉強にも共通する最高の勉強法をお伝えしようと思う。
この記事から何が得られるか
「勉強法」と言っても「集中力持続」や「暗記力向上」といった小手先の話ではない。「この3ステップに則れば確実に目標を達成できる」という体系的な法則をお伝えする。大学受験に限らず、大学の期末試験から司法試験などの資格試験にも役立つ本質的な法則である。
だから、この記事を読めば誰でもできるし、勉強をするときに「何をどう頑張ればいいのか」が明確になるだろう。
正直、これを知らないことはかなりの損失だと思う。私自身様々な経験の果てにたどり着いた考えだが、高校生の自分が知っていたらもっと楽に東大に合格できていただろうと思う。
なぜ東大生は「誰でも努力で東大に入れる」と言うのか。それは、特別なことは何もしていないと知っているからだ。ただ、そこには本記事で述べる体系が、無意識的にでも掴めているという前提がある。これを知っていれば、「あとはやるだけ」なのだ。だから、努力で東大に入れると言うのだ。
私の以下の分析は、教育学における科学的知見に基づいている。だから、私の個人的感想ではないということは、最初に注記しておきたい。ちなみに、記事内では元となる論文の情報にも言及するので、興味があれば原文を読んでいただくのも非常に参考になるだろう。
勉強のメタ構造
回りくどい議論は抜きにして、私が考える「勉強のメタ構造」をまず提示しよう。以下の順番で勉強は進み、高度化していく。
Memorize (暗記)
Understand (理解)
Apply (実践)
各ステップの説明
最初に、各ステップを説明する。この段階で具体的に何を言っているか分からなくても問題ない。次のパートで勉強における具体例を説明するので、ここではイメージだけ掴んでいただきたい。
1. Memorize
Memorizeとは暗記のことだ。最初に基本のパーツを覚えて揃えるイメージがわかりやすい。スプラトゥーンのようなゲームで言えば、ベーシックな武器を購入することだ。
注意だが、ベーシックな武器だけを揃えれば良いので、この段階で高級な武器や、武器のパーツにこだわる必要はない。もっと言えば、そのような行為は逆効果である。後述するが、いわゆる「丸暗記」とは違うという点だけ注意されたい。
2. Understand
Understandは理解のことだ。ここでは、細部は無視して全体を繋ぐストーリーを理解する。もっと言えば、知識は全て捨象していいので「中心のストーリーを自分で語れる」ようにする。
ゲームで言えば、各ステージのマップをざっと頭にいれるイメージだ。「ここからスタートして、ここに台があって、この辺りが主戦場になる」という基本的な位置関係を思い描けるようにする。当然、この段階で「ここの床は縞模様だ」のような細部は不要だ。
3. Apply
Applyは実践のことだ。ここまでの段階で身につけた「知識」と「理解」が役に立つか試す段階だ。
ゲームで言えば、実際に戦ってみるということである。
注意
ここまでの3ステップは、基本的にこれまで述べた順番でバランスよく行うことが重要である。つまり、武器ばかり揃えていても実戦では勝てないし、武器もマップもまともに持っていないまま戦っていても非効率的だ。
簡単に言えば、自分が今このステップのどこにいて、何の能力を鍛えるために訓練をしているのかを理解できていなければ、非効率的な自己満足だけで結果の出ない勉強になってしまう。
スプラトゥーンをやるときに、一切戦わず武器のカスタマイズばかりこだわっている人はいないだろうが、勉強では「ただ丸暗記し続ける」とか「ずっと過去問を解いている」という人が存在する。
上述の勉強自体のメタの構造がわかっていれば、こんなことにはならない。さらに、ステップに分けて練習している自覚があるので、こまめに成果を確認できて、継続するモチベーションも生まれてくる。
※今後の内容
ここから、具体的に「勉強のメタ構造」を詳述していきます。
勉強ができる人とできない人は何が違うのか。
その答えは驚くほどシンプルで、かつ強大な影響力を持ちます。
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具体的なイメージを深める
では、次に実際の勉強で上述のステップが具体的に何を意味するか、イメージを深めていこう。
ここでは、高校日本史の明治時代の勉強を例にとる。一般の「勉強」の中では個別具体的な気がするかもしれないが、この例を理解していただければ、他の場面でも同様であることがわかると思う。
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