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今の時代に最も必要なのは「寛」だ

宇宙との繋がりをすごく感じた昨日。

昨日の記事の中では、敢えて触れていなかったのですけれど、記事を書く前に「HOTEL -NEXT DOOR-」を鑑賞していました。
ドラマの中で、度々、名言が紹介されていました。
その中で、印象に残ったのが、こちら。

誰もが人のおせっかいなんかせずに、自分のことをちゃんとやってれば、世の中、今よりずっと速くまわってるだろうに。

ルイス・キャロル

昨今、SNSで起きているような批判や、誹謗中傷って、状況としては。
例えば車いす利用者が、助けを求めているでもなく、本人の意志は無関係に、そばにいた誰かが突然。

「車いすの方を見て、誰も助けないんですか!?」
と、言い始める。
当人は蚊帳の外で、声高にそう叫んでいる人は、実際に手助けをするわけでもない。
やがて、その声に賛同したような人が。
「そうだそうだ!」
と言い出す。
やがて。
「そういうけれども、あなたは何もしていませんよね。」
と、言う人が現れる。
二派に分かれて論争が繰り広げられているうちに、黙って静かに車いすの方を手伝った誰かによって、車いすの方はとうにその場からいなくなっている。
そもそも、車いすの人は、手助けを必要としていなかったし、いきなり自分の気持ちの代弁者のような素ぶりの人が現れて困惑していた。

こんなような現象が、起きがちだと思うのです。

実際に自分がそう感じたから、と、言う方もいらっしゃるでしょうけれども、往々にして。
「そんな言い方をしたら、そう感じる人がいるんじゃないですか。
考えが足らないと思います。
(自分は特にそうは感じませんけど、と、内心思っている。)」
と、言う状態ですね。

自分自身の考えですら、言わなくて良い時、言わない方が良い時がある。
そもそも、自分自身の考えですらないのならば、わざわざ言わなくて良いじゃない…

と、いう思いと、先述のルイス・キャロル氏のお言葉が見事にリンクしていた、と言うお話です。


意図したことと、全く違う、想像もつかないような形で伝わることがある。
それは表現者として、常に懸念することではあります。

意識しすぎると、何をどう言っても、間違っているんじゃないだろうか。
と、いう気持ちになる。
バランスをとること、見極めることが、とても難しいと感じます。


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