今日の1本 ドラマ編 その10
今期(2024年冬)のドラマだと、(他もものすごくいいのがあるドラマ大豊作クールではあるが)やっぱり「ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」がぶっちぎりで面白い。原作読んでいてもここまで楽しめるのだから、未読勢はハラハラドキドキ大笑いできるだろう
って、終わってもないので当然今回は「ゴールデンカムイ」じゃないし、他の今期ドラマじゃない。以前に見たお気に入りの1本をご紹介しようと思う。とはいえ…………これ?今?と思わないこともないのだが………それでも全く見てない方に刺さればいいし、見た方にも少しでも共感してもらえたらと思う
それでは今日のドラマ、1本はこちら!!
ブラックペアン
あれ?前期やってた………のは?そう、この秋2をやったばかりだ。あえて今回は最初のシーズンを取り上げる。いきなり2を見ても大丈夫とはいえ、こっちから見る方が分かりやすいし楽しめるだろう。その辺は先に書いた通りだ
それではネタバレなしのあらすじを……
「チーム・バチスタの栄光」でお馴染み、海堂尊の小説が原作の医療ドラマになっている。これ、もう6年も前なのか………そりゃキャストの方々も若いわけだ。さらにその間に朝ドラ主演をした趣里もいるわけで………2での演技も納得がいく
さて、あらすじには渡海はあっさりしか出てこないが、基本この物語は二宮和也演じる渡海征司郎の話だ。竹内涼真の世良は主人公ではあるものの、主役ではない(こういう作品も結構あるが、説明が難しいなぁ)。渡海の父と、内野聖陽が演じてる佐伯教授の因縁と、渡海の行動原理がイマイチ読めないこと、これが見どころになっている
見所はなんといっても怪しげな演技のニノだろう。2では別人も演じている訳だが、きちんとキャラクターは演じ分けしている。今作では渡海だけだが、その憮然とした表情と気だるげな動き、にも関わらずの天才医師ぶりが素晴らしい
「童顔で医者に見えない」etc…批判も多いと聞くが、それはイメージもあるだろうし、なにより個々人の感想だ。理解はできるが、個人的にはハマり役だとも感じた。付き従う趣里演じる看護婦猫田も、言動その他で渡海の右腕らしい怪しさを補強していた
竹内涼真や葵わかなの爽やかさがあるからこそ、ますます渡海は取っ付きにくい………どころじゃない、凄みが増している。小泉孝太郎含めその他のキャストもみなハマり役で、そのことが物語への没入感を強くさせていると感じた
やっぱり映画・ドラマは脚本と俳優の両輪が必須。改めてよくわかる至高の医療ドラマだったと思う。ある程度内容は予習した(私はネタバレを好んでたりするのだ)「ブラックペアン2」も楽しみで仕方ない
それだけこちらのファーストシーズン、オススメである。是非とも!