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今日の1本 アニメ編 その8

今日の1曲の合間合間にちょっとずつほかの記事も。今回は久しぶりにアニメ紹介を。何個もある中で選択するのは難しい………のだが、今日の記事はチョイスが楽だった。なにしろ長年思っていたものだし、思い入れが半端じゃない


当時中学生だったが、かなりのインパクトがあったし、当時ビデオテープで何度見たかわからないほどだ。まさに擦り切れるんじゃないかと………その後デジタルデータにできた時は嬉しかったし、ここでもまた何度も見た


それでは私の思い出の1本をご紹介しよう。今回のアニメはこちら!




機動戦士ガンダムZZ
第35話「落ちてきた空」
第36話「重力下のプルツー」

落下してくるスペースコロニー
終末的な光景だ


「機動戦士ガンダム」シリーズ3作目から、後半最初のクライマックス2話だ。いかにもガンダムな話になっている


………のだが、序盤のコメディ路線のためだったりで、ファンにも敬遠されているのがZZだったりする。実際私でも一から見るのは若干キツさがあるから、途中途中を飛ばしつつ見るのが健全なんだろう


そんな作品だが、途中途中はやはりガンダムだ。締めるところは締まっている。今もいるアフリカのトアレグ族が出てきたり、今では当たり前なジオン残党軍が現れたりと、ひどくシリアスなところも多い。今思えばその後のシリーズに大きな影響を与えた作品でもある


さて今回取り上げる2話の話をしよう。ネタバレな………しというのだと分からないので、ある程度ありということで

ハヤト・コバヤシのアウドムラと合流したアーガマ。もたらされたのはネオジオンがダブリンにコロニー落としをする、という最悪な情報だった。確実に落ちてくるスペースコロニー
住民の救出に向かう2隻だが、とても全ての人を避難させることはできない。絶望的状況の中、決死の救出活動が始まった。そこに現れる新型MSザクIIIを駆るラカン・ダカラン率いるネオジオン軍
事態を打開するためZZにドッキングしようとするジュドー。そこにラカンが迫る!そして着実に近づいてくる落下の瞬間………
そしてそれを俯瞰して見ていたグレミー・トト。彼も切り札を使ってのアーガマ撃破を狙っていた

改めて話だけみると、かなり設定というか状況に無理があるのだが、それでも緊迫感はZZ随一のエピソードだ。その後を書いた作品などでも、このコロニー落としの話も出てきたりするし、ガンダム世界で大きな事件ではある。まあ直径6キロ、全長30キロの巨大な物体が地球に落ちてくれば、核よりひどいことになるのは間違いない


私がこの2話で一番好きなのは、主人公ジュドー・アーシタの真っ直ぐな、でも悲壮感のある眼差しと言葉だ。「落ちてきた空」の1シーンで、名言に入れることができるほどだが、あえてここでは書いてしまおう


まずはZZのドッキングを命を懸けて守ったハヤト・コバヤシの戦死直後、次々と敵を撃破しつつ叫んだ言葉

どうしてみんなで生きていけないんだ!

叫ぶことの多い主人公だが
この時の彼の問いは普遍的なものだと感じる


そしてもう一言
コロニー落下直前、ザクIIIをとことん追い詰めていく中で、逃げないジュドーへのラカンの言葉に対して答えた言葉、

正気で戦争ができるか!

人間を狂気にかりたてるのが戦争
これは古今東西変わりない


変なコメディがなぁ、と言っているガンダムファンにも、また全然みた事ない方々にも刺さる部分はあると思う。軍隊の中からものを見た「機動戦士Zガンダム」とも違うし、受動的に戦争に巻き込まれたガンダムとも違う。世の中の理不尽に正面から立ち向かう子供達………そのエネルギーにはいろいろ考えさせられるものがある


「ガンダムシリーズ」の中でも屈指のエピソードだと私は思う。もしよければ是非とも!

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