教科書と近所の本屋と その1
大昔、それこそ私が小学生だった頃、我が家近辺には2件の本屋があった。そのどちらもなくなって何年経ったんだろう?もはやよくわからない。ともかく2件ともによく行っていたのは間違いない
理由はもちろん立ち読みだ!………って偉そうに言える話じゃないが、まぁ小学生で買える本の量はたかが知れてる。そしてその頃が一番本を読む時間が取れる。え?そんな読んでない?……………この辺りが私を「浮いた」存在にしていた原点だったりする
それは置いといて、特に小学校低学年の頃は漫画にビニール袋もなかったから、漫画さえ読み放題だ。いやもちろん私ほど読み漁るヤツを想定してないんだから、お店としては迷惑千万だったろう。もちろん顔も覚えられてる。そりゃほぼ毎日行ってるんだから当たり前だ
で…………これがまた読むのが早い。今でもこれは変わらず、もー間違いなく
速読しまくってる
私にとって読むのが遅かったことはないので、何故時間がかかるかはかなり後になるまで理解できなかった。この状態で人の上に立ってたとしたら、やたら無茶言う上司になってたろう。ありがたいことに、その時には既に分かっていたから無理言ったことはないが………
これ、今現在が一番役に立ってる気がする。というのもネット情報の多くはテキストデータだ。もちろん動画も多くなったが、ひとつのソースたるwikiなどテキストの集合体だし、専門的知識は未だ文章である。もちろん画像の読み込みも速読能力と比例してるから、検索なども得意技だ
昔にインターネットがあったら、ずーっと勉強してただろうし、人生違っただろうとは思っている。まあそれは言っても意味がないので単なる戯言なのだが…………この能力は仕事上で何度も役立ったものではある
話が一気に現代に飛んでしまったが、ここでまた小学校時代にしよう
学年始まりで真っ先に配られるもの………それが教科書だ。これが私にとってとても楽しみなもののひとつだった。渡された初日に基本的に全部読む!もちろん高学年になればなるほど量や理解などに時間はかかるものの、国語の教科書などは即座に読み終わっていた
で、何度も何度も読みまくるので、結果1週間くらいでほとんどの教科の勉強終了!………あとは私にとっては復習作業でしかない。もちろん不得意教科の音楽や一部の体育(全部ではなかった)などもありはする。理科の実験など体験しないとわからないが、それは楽しいし何度もしたい
だが理屈は分かってるわけだ………こういうことの積み重ねで、結局どんどん授業を真面目に受ける気がなくなる。中学の試験などは当時(今もなのかも)授業を聞かないとわからない、という本末転倒のもの(だって本来の学習とは関係ないのだし)だったので点数取れなかったし
まあグチグチ言うのはこれくらいにして、それでも自分1人で教科書で勉強するのは楽しかった。知らない知識が入ってくるのは快感なのだ(変態チックだが、世の勉強好きはみんな変態なところがあると私は思う)
さて、時を今に………というところで次回へ
続く