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様々な人生模様とザ・ノンフィクションと

ここ最近、テレビ番組「ザ・ノンフィクション」にハマりまくっている。きっかけは………なんだったのだろう、ドキュメンタリーをいろいろ見ていて、だった気がする。きっかけの番組そのものを見たのはYouTubeアップされたものだった(違法アップロードだけど)


その内容は「地下アイドルの推し活する53歳独身男性」の密着。「カタモミ女子」のメンバーの推し活する姿が、純情でありつつ、だが寂しさも感じさせた。特に特に推していたメンバーが脱退するという話がメインだったから、その切なさは特別大きかった


そこで完全にドップリ………FODで一部無料で見られるのも確認して、アプリを入れてしまうほどだった。そこで「東京 キッチンカー物語」前後編を見た。これはこれでまた、若者のキッチンカーチャレンジに密着していて、いろいろ考えさせられた

簡単そうに見えちゃうんだろうか
私には茨の道にしか見えなかった
実際続けられなかったし……


やっぱり飲食業は難しい。そのキッチンカーはリースで、だったけれどそれでも初期投資費用もかなりかかるし、食材の仕入れもある。よほど最初に緻密な経営計画を立てて、しかも徹底した準備も必須だと感じる。成功しているお店とか見ると、本当にすごいと感心させられる


事実は小説よりも奇なり、まさにそんな現実を見せてくれる番組だろう。ただ、やっぱり思うのは人間は善悪だけで判断できない、ということだ。善し悪しなんてなにかの物差しで測るからできるもの………他者に迷惑をかけるとかになれば、そりゃいいことではないが、そこに至る何かは結果だけ見たり、他人の視点からだけではわからない


出てくる方々全員に感情移入できるか、と言われるとさすがにできない方もいる。先にあげた地下アイドルの推し活の男性、理解できないとかはないが………やっぱり気持ちを入れ切ることはなかなか…………それでも生き生きしてる人の姿は素敵だし、また上手くいかないのを見ると正直切ない


みなさん腹を割って話をしてるわけだが、それでも本当の本当のところはわからない………ひた隠しにしてることもあるし、無意識で言えないこともあるだろう。そこまで考えると、なおさら人それぞれの人生を感じる。人って面白いが難しいし、いろんな喜怒哀楽もある。現実の厳しさは想像を用意超えてくる


今見ている(リアルタイムで放送を見てる)「二丁目に生きて 後編 ~コンチママ 56年目の迷い道~」などもまさにそれだ。このコンチママは心と身体に無理をしながら、折れる限界まできながら、それでも立ち上がる姿は本当に頭が下がる

その道56年というのはすごい
歌舞伎町ゲイバー界のレジェンドだろう


と同時に、トップになれる人はごくごくわずかしか居ないんだなとも感じた。必死に生きるのはみんなそうだが、後にはついていけるものの、代わりに奔走できる人はほぼいない。託そうとした人も辞退……カリスマな人の跡継ぎは確かに辛いだろうが、それでもやって欲しかったと私は思った


それでもその人も認められる、そんなコンチママには尊敬しかない。人間としての懐があまりに広い。いつかあんな人になれるのか………目指す人物像ではある。今回は本当に安心して見終わった


また来週も感慨深い人の人生を見せてもらいたい、そう思う。やっぱりこの番組は素晴らしい

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