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本屋と文具店とプラモデルと その1

私の趣味のひとつ、プラモデル。この出会いは長いもので、途中離れていた時期もあるのだが(ジュンスカの解散みたいな感じ)、改めて45年くらいの歴史がある。そんな趣味との出会いの話

我々世代の当たり前で、やっぱり入り口はガンプラだ。ブームが去ってから、まさか今、また店舗から消えて転売ヤーが幅を利かせてるなんて、夢にも思わなかった。それでも当時と今のガンプラが手に入らない状況にはだいぶ差がある

大の大人がこんなに並んでるとは……
趣味として熟成したとも感じるが、と同時に異常な雰囲気も否めない。このうち何人が自分の為に並んでるのか……
かなり切ない

それは熱意だ。当時の「アッガイが残った」には子供達(と一部大きな子供達)が、目の色変えて買おうとする姿が印象深い………って私もその風景の中にいた訳だが。そこには純粋に作りたい!という思いがヒシヒシと感じられた

右下の赤鼻が哀愁を誘う……
シャアやアムロはともかく、誰もアカハナが欲しいとは思わなかっただろう。まさかMGでついてくるようになるとは……


対して今の熱意には金銭が多分に関わっているのだ。本当に作りたい側も大人になり、また転売ヤーは元々金になるならないで購入を決めてたりする。そりゃ金の匂いはどこからもしてくるのは当然だ。でも元々は何時でも買える、それが魅力なわけで、今後少しでも昔の感覚での購入になって欲しい

かなり話が脱線したが、最初に記したとおりで今回の主題は、私達が小学生の頃の話である。当時は模型店がそれなりにはあったものの、家電量販店も大型おもちゃ店もなく、普通の(特に田舎の)子供達がガンプラその他を手に入れる場所は今とはまるで違った

それは本屋と文具店が主だ。今そんな話をするとビックリする人達も多いだろう。そもそも街の文具店はほとんど姿を消し、本屋とプラモデルなんてほぼ結びつかない。それでも競合他店は大きくなく、だからこそ仕入れもしやすく手を出しやすかったんだろう。本の代わり、文房具の代わりにプラモデルは確実に積んであった

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間違っても当時ここまで綺麗な並びではなかった
なにより子供騙しなイメージだったと思う

が!ガンプラはやはり他とは違う、特別な場所にあるのが一般的だったのだ。それはレジの横、万引きなんか絶対できない、そんな場所だ。そして当時その多くは………アッガイとかギャンとか、ちょーっとマイナーなキットが多かったように思う

当時のアッガイやギャンなど、かなり出来のいいものだったが、やっぱり子供達はガンダムやザクなどが一番目当てなわけだ。そして小遣いには限界もある………で、私はどうしたかと言えば………アッガイ買ってた(*^^*)今はまたいろんな想いがあるが、ガンダムである必然は私には皆無だったのだ

当時は飾って楽しむ、というのは一部のもので、私はフルドド………じゃなくブンドドして楽しむのが好きだった。これの説明はこの後のYouTube動画を参考にして欲しいが、つまりはごっこ遊びの延長みたいなものだ。だからかなり扱いは手荒だし、出来そのものはオマケ(?)に近かったと思う


遊び方はともかくとして、当時は今には無いもうひとつの特徴もあった。それはパチモンの存在だ。メガロ・ザマックとかガンガルだとか、もはや名前も覚えてなかったりするが、とにかくバッタもんが幅を利かせてるいた。そして引っかかるヤツはいたのだ………私のことだが^^;

まあ当時から想像力豊か(なのか騙されてもいいと思ってたのか)な私には、ブンドドの相手こそが大切だった。ガンプラだけでは足りなかった、というのもあったのだ。ガンプラの安定供給まではまだ時間があったので、そういうものも大切だった

そして私にとって強い影響をもたらしていたのはそれだけではない。それがアオシマの

ロボダッチシリーズ

細かいことは次の記事にて


だったのだ!


続く

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