D&Dとロードス島戦記 その1
さてさて、私を形作るものの中で、これは欠かすことができない。ダンジョンズ&ドラゴンズ、通称D&Dだ。前の記事でも触れたし、他の方のNOTEでも取り上げられてるTRPGの元祖である
コンピュータRPGもオンラインRPGも、全てはここから始まったと言ってもいい。考え方も何も、改めて考えれば画期的だったと思う。本当の元は、社会人が会社でよくやるロールプレイから来ている(はず)
これは誰かがお客さん役をやって、それに営業マンとか販売員が説明とか販売をしてみる、という実戦形式の学習だ。私も営業時代、また販売店勤務の時にはやたらさせられ、またやらせた思い出がある。ぶっちゃけここでダメなら現実でもいい成績はでなかったりする
閑話休題。そんなリアリティあるものを元にしたゲームだが、そのまま持ってくるわけにはいかない。何しろ目的がないし、ただただ敵を倒してて面白いか?という話になる。そこで開発された(?)のがマスター制度だ。話を作り、プレイヤーに目標を与え、協力しあって物語を進めていかせる、そんな立場である
ある意味一人だけ全くやることが違う。他のメンバーは一致団結できるが、マスターは相談する人もいない。だが、だからこそ楽しさがある。それは物語や設定を1人で練り上げられる、という事だ。なにしろラストまで作れるのはマスターのみ、小説を書いているようなものだ
とはいえ決定的に異なることもある。それはプレイヤー達が思うように動かない、ということだ。コンピュータRPGでは無理なこと、その世界でできることはなんでも選択できるからである。それこそモンスター相手に買収してみるとか、強盗や野盗になっちゃうとか、ありっちゃありだからだ。当然その結果起きるマイナスもたくさんあるが
これを端的に表した言葉として、「マスターは自由にできる、プレイヤーはやりたいようにできる」というのがある。お互いの共同作業こそTRPGなのだ。こりゃ面白い!!そんな他にはないゲームが私と友人達を虜にした。
そしてほぼ同時に、ある雑誌で連載が始まったのがもうひとつのタイトルにある、リプレイ「ロードス島戦記」だったのだ!
続く