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「梅雨入りの紫陽花」を終え

ご覧いただきありがとうございます。
作家の白古です。

2021/5/31~6/20に開催されました
企画グループ展「梅雨入りの紫陽花
@箱の中のお店(愛知)を振り返ります。

企画された箱の中のお店様は、展示前から当方の疑問や相談に真摯にご対応下さり、安心して展示に臨むことが出来ました。この場でも感謝申し上げられればと思います。


出展した作品について

A6に近いサイズの作品を3点、出展させていただきました。

よく支持体にはキャンバスを選ぶのですが、
今回は別の手段で作成しました。

板を切り出し、画布を張り付けています。
板が2.5㎜で、デッサン額等に額装できます。今回はマットを使用しての額装を想定して進めていき、このような選択をしてみました。

紙やパネルやキャンバス、
作品の素材は自由ですし、額装の有無や手段がたくさんあり、踏み込めば沼という感じです。面白いです。

額を探している中で、「細雨(ささめ)」という名前の額に出会い、一気に惚れてしまい、是非使いたいなと思いました。

こちらは「雨や雨と紫」という作品を額装しています。


RUTE RUTEについて


4㎝の小瓶に入った作品で、
名前の通りの逆さまのてるてる坊主です。

晴れの日を願う逆、雨乞いの願掛け。

雨の日に気持ちが救われた日があり、制作に至りました。

あまりの大雨は良くないのですが…。

差し当たり、てるてる坊主の童謡に、削除された歌詞があることを知りました。

「もしも曇って泣いてたら 
空をながめてみんな泣こう」
作詞:浅原鏡村 作曲:中山晋平 日本気象協会 より

言葉の流れが素敵だなと、心惹かれました。こちらのイメージも頭の中にありつつ、雨の日に寄り添うものがあってもいいなと思いました。

実は”平面作品”以外を作るのは初めてです。

本当に小さく、制作後の実感としては、技術を高めたいと思うばかりですが、作品としたときに表現の仕方は多様であることを感じ、よい経験となりました。


ミニ額作品について


雨にまつわる小作品五点を出させていただきました。

額の方にもペイントをし、「rust calyx」と五点の総称をつけています。

私は線による絵の印象、線のない立体的な印象、

双方が好きです。
両方を取り入れるにはと、先述の作品三点や、こちらの小作品では試行錯誤の様が出ているかな…と思います。



例年よりも梅雨入りは遅れたようですが
雨をテーマに据えて制作し、
この季節に展示させてもらえて良かったです。


作品が戻りましたら、BOOTHにて販売する予定です。
また、併せてドローイングを数点追加致しますので、
よろしければ御覧いただけると嬉しいです。

それでは、また。

白古


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