桃鉄で周りと差をつける戦い方(基本編)~ゴールに執着するな!~
こんにちは!シロちゃんです、ワワワワ~♪
ささぼーさんの影響で桃太郎電鉄が流行する兆しを見せています。そこで、桃鉄を200時間ぐらいプレイした筆者が、桃鉄のコツを書いていこうかなと思います!
このゲームラダーとかないから実績とか書きづらいんですけど、一応こんな感じです。
・デュエプレ桃鉄部内戦、4戦3勝
・リア友との対戦全て2位以上
・兄(自称桃鉄ガチ勢・彼から教わったことも多い)に対して勝ち越し中
・7年以上ならさくま3人への勝率100%
この記事さえ読めば少なくとも桃鉄弱い人とは思われないレベルまでには成長できます!是非ご一読を。
注意点
※基本ルールの説明は省略します。
※「いつもの桃鉄モード」で5~10年程度プレイすることを前提に説明します。
※そのため一部、「桃鉄3年決戦」では当てはまらないことが出てきます。
※筆者がおすすめする戦い方・理論であり、これがすべてではありません。
■第1章「桃鉄で最も大事なこと」
突然ですが、桃鉄で最も大事なこと。これなんだと思いますか?
説①「いっぱいゴールすること」→0点
ゴールすれば勝てると思っている人、今すぐにその思考をやめましょう!
「は?桃鉄ってゴールしたら数億円もらえて資産増えんだろ。意味わからんわ。」って思ってブラウザバックしないでください!この記事を読めばわかります。もちろんゴールすることにはそれなりのメリットがありますが、ゴール至上主義になったらだめです!
説②「良い物件をいっぱい買うこと」→50点
これは非常に大事なことです。というか、必須です。しかし、これを最も大事なこととしてしまうと致命的となります。例えば、東京からスタートして4を出すと、東京に止まれます。東京には1000万円300%の超優良物件がありますが、初手でこれを買ってしまうのはあまりいい手とは言えません。いい物件を買うのは「やることをやってから」の作業になります。
説③「良いカードを集めること」→90点
正解です。正解ですが、本質をついていないので90点としました。勘の良い方はもう分かったのではないでしょうか。それでは、次の説が正解になります。
説④「貧乏神を避けること」→100点満点
はい、これが100点満点です。とにかくこれができるようになってください。これができるだけでも2位以上は安定して取れるようになります。
ゴールすれば当然貧乏神はつきませんが、「ゴールをいっぱいすること」と「貧乏神をつけないようにすること」は大違いです。注意しておきましょう。
次章では、貧乏神について詳しく掘り下げていきます。
■第2章「貧乏神ってそんなに怖いの?」
ぶっちゃけ、変身しなければ怖くはないです(それでも嫌ですが)。貧乏神の悪行としては以下の例があります。
・クイズ出して間違えたら罰金
・カードを2倍の値段で買ってくる
・物件を5倍の値段で買ってくる
・一定時間サイコロの出目を1か2にする
・目的地から遠ざける
・他のプレイヤーを目的地に近づける
・物件を半額で売ってくる
・一番上のカードを捨てる
・瓦割り(カードを数枚ランダムで捨てる)
などなど。嫌なことをしてきますが、太字の2つ以外はそれほどきつくありません。じゃあ何が一番怖いかというと、こいつです。
はい。キングボンビーです。普通のボンビーが突然こいつに変身します。これを絶対に避けなきゃいけないです。こいつは某全力少年の如く、いとも簡単に積みあげたものをぶっ壊してきます。キングボンビーの悪行の例を載せておきます。
・金を大量に減らす
・カードを全て捨てる
・8枚の時限爆弾カードを渡してくる
・デビル系カードまみれにする
・○○に行けカードで埋める(最悪)
・ボンビラス星に連れて行く
デュエプレに例えると、自分のターンの終わりにロストソウルを食らったり、マナをすべて吹き飛ばしたり、シールドを全部焼却されたり、相手の盾がゲーム外から10枚追加されたりするようなものですね。つまり、負けに直結します。中盤以降にキングボンビーを食らって勝った例は聞いたことがないです。積み上げたものをぶっ壊されないために、キングボンビーを避けなきゃいけません。
彼を避ける必要性が分かったところで、いかにして彼を避けていくのかを次章で述べていきます。
■第3章「貧乏神を避けるには?」
貧乏神は突然キングボンビーに変身しますので、変身していないうちに貧乏神を避ける必要があります。ここで、貧乏神がどのような人につくのかをおさらいしておきましょう。
・誰かがゴールした時点で、ゴールから一番遠い場所にいる人につく
これが基本ルールですね。「おい、じゃあゴール目指すのが一番の近道じゃねえかよ」って思った人、浅いです。もしも貧乏神がついてしまっているなら確かにその通りです。ゴールすれば貧乏神が他の人に移りますから。でもついていないとき。ゴールせずに一生近くに居座っていれば超安全だと思いませんか?
例えば、
・目的地が青森
・自分は青森の近くにおり貧乏神はついていない
・他の3人は大阪付近で貧乏神の擦り付け合いをしている
状況だとします。ゴールしなければ貧乏神はしばらくつきません。でもゴールするとどうでしょうか。目的地が変更されます。それが大阪付近だったらどうしますか?他の3人のうちだれかがゴールしてしまったら…。貧乏神が自分に帰ってきます。しかも近くに誰もいないので、しばらく貧乏神とお友達ですね ♪ …。「♪」じゃなくて、こうなったらリスクしかないんですこのゲームは。
貧乏神を避けるためにはゴールを目指すのではなく
・目的地の近くをキープする
・目的地から一番遠くない位置をキープする
ことが最も重要です。
「いやでもそれ保守的すぎない?ゴールしないと資産増えないでしょ。1位取る戦法じゃないよねw」
という疑問がわくかもしれません。しかし幸運にも、このゲームにはゴールせずに資産を増やす方法が腐るほどあります。ゴールはあくまでも、資産を増やすための選択肢の一つにすぎないわけです。このことについては後程解説します。
話を戻して、どうすれば目的地に近い位置をキープできるのか。次章で解説していきます。
■第4章「移動速度を速くする」
常に目的地付近にいる方法。それは移動速度を速くすることに尽きます。サイコロ1つでありんこみたいな速度で移動するのと、1カ月で自由自在に移動することができるのとでは、目的地付近に行ける確率が大きく変化するのは容易に想像できるでしょう。
移動速度を速くするにはどうすればいいでしょうか。ここで、このゲームの選択肢が2つしかないことを思い出してみてください。
・サイコロを1個振る
・カードを使う
そうです。このカードを使う部分で移動速度を速くする必要があります。
冒頭の説③「良いカードを集めること」は、貧乏神を避けるために必須です。だから正解であり、90点を与えたわけです。
具体的なカードの例を以下に挙げておきます。
進行形カード
・急行(周遊)カード…サイコロを2個振れる。
・特急(周遊)カード…サイコロを3個振れる。
・ロイヤルEXカード…サイコロを6個振れる。(何回か使える。)
・リニア(周遊)カード…サイコロを8個振れる。
飛行系カード
・6大都市カード…任意の6大都市に飛べる。
・☆飛び(周遊)カード…ランダムで表示された4つのカード売り場のうち、どれか一つに飛べる。
・物件飛び(周遊)カード…独占できる物件がランダムでいくつか表示され、そのうちのどれか一つに飛べる。
攻撃系カード
・刀狩りカード…ほかのプレイヤーから任意のカードを1枚奪う(たまに0枚or2枚になる)
・豪速球カード…他のプレイヤー全員のカードをめちゃくちゃ捨てる(すべて捨てることも珍しくない)
・坊主丸儲けカード…他のプレイヤー全員の所持金を全て奪う(半分ぐらいかわす)
その他
・ダビングカード…持っているカードを一つコピーする
・徳政令カード…全員の借金を帳消しにする
貧乏神をつけないために大事なのは移動速度を速くすること。そのために必要なのが、進行系カードと飛行系カードです。
進行系カードに関しては、最低でも3個以上サイコロを振れる状態を常にキープしたいです。特急周遊以上の周遊カードを複数もっておくのが理想です。特急周遊カードは多くのカード売り場に。ロイヤルEXカードは岩手県のカード売り場・宮古に売っています。リニア周遊カードは、高知県土佐清水のジョン万記念館(8億円)を購入すればもらえますね(※いつもの桃鉄限定)!
また、常にキープしておくことも重要です。一時的に進行形カードが揃っていたとしても、それが尽きてしまえばハイリスクな状態になってしまいますよね。具体的には、和歌山県にある周遊エリアで周遊カードを初期化したり、貧乏神のリスクが少ない時に進行形カードを浪費しないことなどを意識していきましょう。
飛行系カードもあった方が便利です。目的地が沖縄→東北というように、大きく変化する場合、進行系カードだけで近くを目指すのは限界があります。沖縄にいたとしても、6大都市カード等で関東・東北エリアにひとっ飛びできれば便利ですよね。飛行系カードを常にキープするのは難しいですが、余裕があれば1枚持っておくとかなり便利になります。(※ぶっとびは計算できないため対象外です)
もちろんその他のジャンルのカードも非常に重要です。特に刀狩りカードとダビングカードは強すぎます。しかし、基本は進行系と飛行系をしっかりそろえることです。これができればまず大崩れすることはありません。
では、どうやって進行系・飛行系カードをそろえていけばいいのでしょうか。
■第5章「千葉ビートが最強」
桃鉄は、最初カードが全くない状態から始まります。要はリスクが高すぎる状態です。ここまで読んだあなたはもう分かりますよね。まずはカードを集めましょう。桃鉄はカードゲームです。ゲームが始まりません。冒頭の説②で述べた、最初に1000万円の優良物件を購入することがいかに無駄であるか。もう分かると思います。
ということで、序盤はカードを集めていきます。このゲーム、序盤のカード集めに最適な場所があります。
千葉県の房総半島です。ここは、通常よりいいカードが出やすいナイスカードマスがたくさんあります。普通のカードマスでカードを集めるよりも格段に効率よくカードを集めることができます。このエリアでカードを集めることを本記事では千葉ビートと呼びます。
カードが全くない状態でスタートし、ナイスカードでいいカードが出やすい「いつもの桃鉄」モードでは、初手は全力で千葉県に向かってください!(※3年決戦は諸説ありますが、このモードでも基本的に千葉ビートするのがいいと思ってます。)
大体1年目の5月~7月の間に千葉県に着きます。房総半島は10マスありますが、内訳は以下の通りです。
・赤マス
・カード売り場大網(特急周遊・刀狩り・☆飛び)
・ナイスカードマス5マス
・宝くじ(1年目の場合当たれば1億前後もらえる。外れることもある。)
・館山(1000万200%,1000万100%,8000万円の農林物件)
・鴨川(3000万50%)
10マス中5マスがナイスカードマスであり、高い確率でカードを集めることができます。しかし、序盤の千葉ビートをするうえで覚悟しておかなければいけないことがあります。貧乏神と友達になることです。目的地そっちのけで千葉県に行くわけですから、当然貧乏神がつくリスクは上がります。
「はあああああああ、こいつ見損なったわ。あれほどあれほど貧乏神避けろって言ってきたのに何が貧乏神と友達になれだよ。ふざけんなこの記事一貫性なさすぎだろブラウザバック!」ってしないでください。これを聞けば安心するでしょう。
「いつもの桃鉄」モードでは、3年目の12月までキングボンビーに変身しません。(※3年決戦ではいつでも変身します)
貧乏神を避ける一番の目的はキングボンビーを避けることです。むしろ、キングボンビーに変身しない期間のうちにカードをめちゃくちゃ強くしておくことが重要なのです。
さらに、自分以外に千葉ビートをしてるプレイヤーがいれば、うまく貧乏神を擦り付け合いながらカードを集めることができます。千葉ビートしてるのが自分だけなら、カードで大量のアドバンテージを得られるのでそれはそれでおいしいです。
一つ裏目があるとすれば、貧乏神の瓦割りです。カードを数枚(1~4枚程度捨ててきます)。カードを集めたい状況なのでかなり痛いです。しかし、私の経験上千葉ビートで貧乏神の悪行を受けるのは10回行くか行かないかぐらいです。悪行の種類は豊富であり、瓦割りを食らうのは1回あるかないかぐらいと言っていいでしょう。
瓦割り以外は基本的に大丈夫です。序盤なので物件持ってないですし、借金は徳政令カードで返せるのでノーダメです。さらに、ミニボンビーやビッグボンビー(借金倍にするやつ)に変身してくれれば万々歳ですね。ということで、序盤は貧乏神と友達になっても何とかなることが大半です。
千葉ビートの有用性が分かったところで、次章では具体的な千葉ビート戦略を解説していきます
■第6章「千葉ビートを極めろ!」
千葉ビートは難しいです。千葉でどういう立ち回りをすればいいのか。どのタイミングで出ればいいのか。いろいろ悩みが出てきます。筆者もまだまだ完璧な千葉ビーターとは言えませんが、桃鉄購入以来幾度となく千葉ビートを繰り返してきた筆者がコツを教えます。
コツ① 「房総半島には最速で向かう」
ナイスカードマス(以下Nマス)に止まり続けることが目標なので、途中の赤マスに突っ込んででも最速で向かいましょう。物件がない状態で借金を恐れるのは愚の骨頂です(借金の真の怖さは物件を売られることにあるため)。また、初手で2が出た場合、東京のすぐ下のカードマスに止まることができますが千葉県から遠ざかってしまいます。誘惑に負けずに最速で千葉県を目指しましょう。
コツ②「最初にNマスに止まる前にカード売り場(大網)に止まれるときは、カード売り場優先」
これはあまり知られてませんが、絶対にやった方がいいです。カード売り場で徳政令カードを上限まで買います。理由は「貧乏神の悪行ケア」です。千葉ビートは貧乏神と友達になることが前提ですが、ダミーのカードを多く持っておくことにより瓦割りの被害を最小限に抑えることができます。
ですが、この行動の真価は「一番上のカードを捨てる」という悪行のケアです。実は最初のNマスでは特にいいカードが出やすい仕様になっています(ごく稀にロイヤルEXやリニア周遊を素引きすることもあります)。で、当然そのカードは一番上に来ます。それが捨てられてしまいます。一方、徳政令を買い込んでからNマスに止まれば、Nマスから得たカードは徳政令の下に埋まっていきます。つまり、徳政令カードでナイスカードを守ることができます。
もちろんそう簡単に大網に止まれるわけではないので、止まれなかった場合は普通にNマスに止まっちゃいましょう。
コツ③「優先度はNマス>宝くじ>カード売り場>物件駅」
基本的にはこの優先度で止まっていきましょう。まず、決算直前でない限り物件は買いません。貧乏神に売られるのが目に見えていますし、カード売り場で買えるカードの幅を狭めてしまいます。決算直前であっても、1回の決算で元が取れる収益率100%以上の物件以外は買う必要ないですね。
カード集めに来てるので基本はNマス最優先です。ですがこれが崩れる要素があります。大網で刀狩り(4億円)or☆飛び(2億円)を買うのが狙えるときです。例えばNマスでパトカード・絶不調カード・キングにカード(いずれも2億5000万円で売れる)のような、ほとんど使わないけど高額で売れるカードがあった場合、それを資金に刀狩りや☆飛びを買えるケースでは、積極的に大網に止まっていいでしょう。同様に、あと少しでこれらのカードが購入できそうなときに、宝くじで資金を増やすことは有効です。
このあたりの判断は難しいですが、そういう選択肢があることを頭に入れておくといいです!
コツ④「Nマスにも差がある!」
これもあまり知られてないです。Nマスは5か所ありますが、差があるんですよね。見ていきましょう。下の図を見てください。
カードを使わずにサイコロを振ったときに、次にNマスに止まれる確率を表しています(分母の6は省略しています)。同じNマスでも館山の上のNマスでは3/6でしか次の行動でNマスに止まれませんが、右のNマスでは5/6でNマスに止まることができます。このあたりを把握しておくといい千葉ビーターになれます!
コツ⑤「いつ千葉出ればいいの?」
難しいです。筆者も未だにこれといったものはつかめていませんが、目安としては特急以上の周遊カード×2以上と飛行系カード1枚が揃い、貧乏神を避けられる位置に容易に向かえる場合です。つまり、十分に息切れしないだけのカードが集まったタイミングになります。十分にカードが集まったとしても、例えば目的地が岡山等の遠いところで、その付近に他の3人が固まっている場合などでは無理して貧乏神を避けにいかずに、もう少し千葉でカードを強化する選択肢もあります。
しかし、当然千葉に居座ることができる期間は限られます(どんなに遅くてもキングボンビー解禁の3カ月前ぐらいには出なければいけません)。千葉を出るタイムリミットとしては約2年間です(5年の場合は1年半ぐらいで出たい)。
逆に、丸々2年間程度なら千葉ビートで時間潰しても問題ないです。10年程度の長期戦であればキング解禁ギリギリまで粘ってもいいですね。ですから、貧乏神をしっかり我慢して「キングボンビー食らわなきゃ大丈夫」の精神でいるのがいいと思います。焦って千葉出て息切れするのが一番よくないです。
この2年間のタイムリミットで、十分にカードが集められない場合も稀にあります。そのような場合は泣く泣く千葉を出て、目的地の近くを目指しながら引き続きカードを集めることになります。普通の黄色マスでいいカードが引けることを祈りましょう。
例外はリニア周遊orロイヤルEXという、超高バリューの進行形カードを引いた場合です。このようなカードを引けたときは瓦割りが非常に怖いので、解禁前でも貧乏神を避ける方向にシフトします。リニア周遊は最低9回、ロイヤルEXは最低7回と、他の周遊カードに比べて使える回数が多くなってますが、それでも使い切ってしまうのが怖いです。佐多や沖縄のダビングエリアでダビングしておくと余裕が持てます。積極的に狙っていきましょう。また、和歌山県の周遊エリアを活用して、適宜初期化しながら使っていきましょう。
千葉ビートをいつ脱却するかは、いろいろ試して自分なりの答えを見つけてみてください!
■第7章「どこで何ができるのかを把握せよ!」
さて、千葉ビートの解説が終わりました。しっかりとカードが強化された状態になっていると思います。ここで、第3章「貧乏神を避けるには?」で述べたことをおさらいしましょう。貧乏神を避けるには
・目的地の近くをキープする
・目的地から一番遠くない位置をキープする
ことですよね。ゴールすることではないです。ゴールを目指すことのデメリットやリスクは既に解説しました。しかし当然ですが、ゴールすることにもそれなりのメリットがあります。具体的には
・3億円程度(序盤はこれより低く終盤は高い)のお金がもらえる
・最下位の場合何かカードがもらえる
・連続でゴールすればさらにお金がもらえる(3連続ならスペシャルカードがもらえる)
・貧乏神が自分についている場合、貧乏神を避けることができる
などです。またゴールするとカウンターで貧乏神を食らうリスクがありますが、近くに自分よりも足が遅い人がいる場合はリスクを低く抑えることができます(例えば、他のプレイヤーが遠くにいる間はゴールの近くで態勢を整え、近くに来たらゴールするとリスクを下げられます)。さて、ゴールすることのメリットとリスクをざっと理解しました。もちろんゴールをする選択をすることもありますが、リスクを嫌ってゴールしない選択も当然ありますよね。
この、ゴールしない選択を取ったときの行動の引き出し。これが、貧乏神を避けることの次に重要になります。具体的にはゴール以上の選択肢をできるだけ多くとれるようにすることです。
では、そのためには何が必要でしょうか。それは、どこで何ができるのかを知っていることです。始めたばかりの人は当然、目的地の近くで何ができるのかを全く知りません。だから、一番わかりやすい形で資産を増やせる行動であるゴールに固執するのです。一方、目的地の近くに何があるかをたくさん知っている人は、「ゴール以上の選択肢を探し、それがなかった時に仕方なくゴールする」のです。
その最たる例がみんな大好き佐多ループです。佐多とは、鹿児島の南部にあるカードショップで、なんとダビングカードが4000万円で売っています。高知にあるジョン万記念館(8億円)を購入してゲットしたリニア周遊カード(この行動もほぼ間違いなくゴール以上の行動ですね!)で、佐多に着き、ダビングカードを7枚買い込みます。次のターンにリニア周遊をありったけダビングし再び佐多に止まります。7枚のリニア周遊カードを売り(5億×7=35億)、ダビングを再び7枚買い込みます。はい、これで30億儲かります。ゴールでもらえる3億がハナク〇のように見えてきますね。
このジョン万記念館と佐多ループはゴール以上の行動の一例です。目的地がある程度近くにあるローリスクな状況で、ゴールを無視してこれをやらないのはもったいないですよね?
さらに、ゴール以上の行動を取るうえで重要なことが優良物件を抑えることです。ここでやっと、冒頭の説②「良い物件をいっぱい買うこと」が大事になってきます。これは、一番大事な「貧乏神を避けること」がしっかりできた後、ゴール以上の行動をするためにとても重要なことだったのです。
例えば、同じ九州地方に茂木という物件があります(個人的には最強の物件だと思っています)。なんといっても1億100%で臨時収入の発生確率が高い琵琶ゼリー屋が強いです。これだけでも毎年3億円の収益+臨時収入なので、1回のゴールなんかよりもよほど有意義であることが分かります。さらにここは6億1000万で独占できます。独占すると毎年6億5800万円の収益が入ってきます。ゴールなんかハナ〇ソですね。
優良物件は収益額だけではありません。ご当地怪獣や歴史ヒーローを味方にできる物件もあります。例えば四国のさぬきを独占(8億4000万円)すると、平賀源内が仲間になります。アシドメールで他の人の行動を止めたり、チカクナールで目的地の近くまで飛ばしてくれたり、本当に頼もしいです。
九州の鹿屋に止まると、ご当地怪獣のプープーが1年だけ仲間になります。1回の行動が終わるごとに、自分の近くにいる人をおならで吹っ飛ばしてくれます。九州に目的地があるときにゴールをガン無視し、プープーで相手にゴールさせないまま佐多ループするのが最高に楽しいです。
はい、ざっと例を出しましたが九州と四国だけでこんなにあるんですよね。以下、各地方の主要な物件等をまとめておきます。
●北海道
・稚内(カード集め、宝くじ)
・襟裳付近のダビングマス
・カードショップ浦河(刀狩り)
※北海道は基本的にしょっぱいので、わりとすぐにゴールすることが多い
●東北
・弘前、黒石、久慈等の独占しやすく収益も大きい物件
※東北はこのようなコスパのいい物件の宝庫
・山形付近でカード集め
・岩手県のカード売り場宮古(ロイヤルEXカード(8億円))
※千葉ビートで引換券と☆飛びを入手出来たら積極的に狙いたい
●関東
・千葉ビート
・上野(1億200%)、原宿(1億100%)、小田原(独占価格5000万、収益1億)
・深谷独占(約15億、渋沢栄一(ランダムで7億程度の臨時収入))
・カード売り場大網(刀狩り・☆飛び)
●中部
・上田(1億100%×3)
・鯖江(1億200%)をはじめとした北陸エリア(カード集め・安い優良物件)
・松崎・下田(静岡エリアの優良物件)
・土岐(独占価格24億・明智光秀)
●近畿
・御坊独占(約12億、弁慶(他のプレイヤーからカードを強奪))
・彦根独占(約12億、井伊直弼(自分以外半年間カード禁止)
・出石独占(約3億、桂小五郎(万一貧乏神がついても悪行を防ぐ))
・周遊エリア(和歌山・移動速度のキープ)
※この周遊エリアor佐多ループで周遊系カードを初期化するのは絶対覚えるべし
・カード売り場綾部(京都・刀狩りカード)
●中国
・鳥取(低確率でラクダマンが現れ、その場でカード使える)
・山口付近(カード集め)
※中国地方も北海道同様基本的にしょっぱいです。
●四国
・土佐清水(ジョン万記念館(8億・購入時リニア周遊))
・道後(1億100%)
・松山の近くのナイスカードエリア
※ゴールが近くにあってじり貧気味のとき等に、ゴール無視でここでカードをそろえておく
・讃岐独占(8億4000万・平賀源内(クッソ強い))
●九州
・茂木(最優良物件)
・飯塚、糸島(優良物件)
・鹿屋(プープーを仲間に)
・佐多(ダビングカード)
・カード売り場・指宿(刀狩りカード)
●沖縄
・ダビングマス
・カード売り場・赤嶺(刀狩りカード)
これらは氷山の一角にすぎません。ここからは自分で開拓して、どんどんゴール以外の引き出しを蓄えてください!そのうえで、ゴールしてお金貰うのが一番いいなって思ったときに初めてゴールすればいいんです。冒頭の説①「いっぱいゴールをすること」が0点である理由。ここまで読んだあなたは理解できたんじゃないかなと思います!
次章で、ゴールするかしないかの選択を例を交えて説明していきます。
■第8章「ケーススタディ【ゴールする?しない?】」
ケース①「自分だけが圧倒的に目的地に近い時」
先程チラッと説明した、自分だけが青森にいて他3人が大阪付近で固まっているようなケースです。かなりの確率でゴールできますが、いつゴールするかという話になります。
まず自分に貧乏神がついてるとき。これはさすがにゴールしてくださいw。貧乏神がついてるとゴールの近くをキープする意味が全くありませんね。
貧乏神がついていない時ですが、考えるべきはカウンター(自分がゴールした直後に敵がゴールし、自分に貧乏神がついて孤立する)のリスクでしょう。基本的には自分の移動速度と相手の移動速度の差で判断します。自分の移動速度が速ければすぐに目的地付近に行けますし、相手が遅ければすぐにゴールされるリスクが少ないですからね。このリスクが大きい時にはゴールせずに態勢を整えるのが賢明でしょう。
絶対にやってはいけないのが、自分の移動速度が遅いor進行形カードが尽きそうなときに進行形カードを浪費してまで焦ってゴールしようとする行動です。そうです。ゴール至上主義の人はこの恐ろしくて冷や汗が止まらなくなるような行動を平気でします。ちょっとカードが尽きてきてるなと思ったら、カードを集めていき、敵が近くに来たときにゴールしましょう。近くに来てもまだカードが足りてなければゴールを譲っても全然いいですね。
カウンターのリスクが比較的低い場合でも、所持金の多さによって変わってきます。例えばたくさん所持金を持っている場合、近くでゴール以上の選択肢が取れる確率が高くなりますね。逆にゴール以上の選択肢をもっと増やしたかったり、刀狩りカードを買うためなどで所持金が欲しい場合はゴールしちゃってもいいですね。
ケース②「自分以外にも目的地に近い人がおり、ゴールを争っているとき」
これはケース1と似ていますが、カウンターのリスクに加え、カウンターを食らったときに近くにいる人との貧乏神レースに勝てるかも考えましょう。例えば、自分はロイヤルEXを持っていて近くに急行周遊しか持ってない人がいた場合。万が一カウンターを食らっても貧乏神をすぐにその人に擦り付けることができますので、ゴールするリスクは限りなく低いです。逆の場合はゴールを無視し、しっかりとカードを集めて態勢を整えたいケースが多いですね。
あとは、自分がゴールすることによって得られるメリット・リスクと、相手にゴールさせるデメリットを考えます。例えばケース①であればゴール以外の選択肢を取る場面であっても、ここで相手にゴールされると3連続以上のゴールになって所持金を大きく増やされるケースなど、相手にゴールされたくないときは仕方なくゴールしてしまうのも手です。反対に、相手に貧乏神がついており自分がゴールすることで相手を手助けしてしまう場合も考えられます。
自分だけでなく、相手視点でもゴールするメリット・デメリットを考えられるといいですね。
ケース③「自分はゴールできそうにないけど貧乏神がつくリスクが低い時」
例えば、「さくま(あと5マス)、自分(あと25マス)、ようきひ(あと75マス)」のようなケースですね。
貧乏神がついていない場合、よほど移動手段が潤ってない限りゴールを目指してはいけません。ここまで読んだ方ならわかりますが、安全圏にいるのに貴重な進行系カードを浪費する意味がないです。ゴール至上主義の人はこのようなケースでもどんどん進行系カードを浪費して結局ゴールできずにジリ貧になってキングボンビー食らって負けます(言いすぎました)。自分が今いるエリア付近でカードを集めるなり、優良物件を抑えるなり、できることをしましょう。
貧乏神がついている場合は、ゴール付近にいる人のプレイスタイルで変わってきます。例えばCOMのようにゴール至上主義の場合、その人にゴールしてもらって貧乏神が離れるのを待つのが賢明ですね(移動手段にかなり余裕がある場合はゴールを目指します)。問題はゴールしてくれない人です。こうなると非常に嫌ですが自力でゴールを目指す必要が出てきます。このことを逆手にとって、敢えてゴールしない戦法を取れば貧乏神がついている人にカードを浪費させることができますね。
ケース④「自分が一番目的地から遠い時」
危険な状態ですので、基本的には回避する必要があります。超ゴール至上主義の人はここからでも諦めずにゴールを目指しますが、一番遠くない位置に確実に行けるぐらいの努力で十分です。ただ、自分の近くに足が遅い人がいるときはあえて回避せずに留まってもいいですね。その人に擦り付けることができます。
番外編「目的地が門司港」
福岡県の右の方にある「門司港」が目的地に指定されているときは、自分に貧乏神がついているとき以外はゴールしてはいけません。門司港に止まると中確率で「バナナマン」が現れます。このバナナマン、カードを4枚ぐらい捨ててきます(正確には売るので現金はもらえる)。非常に理不尽なマスなので極力止まるのは避け、近くの優良物件や佐多ループを目指すのが賢明です。
※このように、止まると一定確率でよくないことが起きるマスは他にもあります。その辺りも知っておくと有利に進められますね。
■第9章「まとめ」
長々と書きすぎたのでここでまとめましょう。まず、一番大事なことは「貧乏神を避ける」ことでしたね。そのためにやることとしてはこんな感じでした。
①カードを集めて貧乏神がつきにくい移動速度を手に入れる
(千葉ビートが一番早い、キングボンビー解禁前に土台を作り、解禁後は貧乏神0を目指す!)
② 思考停止でゴールせず、ゴールの近くor一番遠くない位置をキープする
これができればかなりの確率で2位以上になれます。ただ、ゴールの近くにいてもゴール以上の行動が出来なければ意味がないですね。そこで次に大事なことが、「どこに何があるのかを把握する」ことでした。その延長線上に、優良物件を獲得することがありましたね。
この2つの大事なことを意識するだけで、
①キングボンビーで詰むリスクを極限まで回避
②毎ターン価値のある行動をとる
この2つができるようにできるようになります。貧乏神に気を付けながら状況に応じてゴールを目指す・目指さないを選べるようになれば盤石ですね!基本編は以上になります。この記事を読んだあなたはもう桃鉄下手認定はされません!最後にゴールをガン無視して物件のほぼ100%を九州で完結させ、COM3人をボコボコにした画像を載せて終わりましょう(3年決戦です。どうやってやったかは察してください!)。好評ならば応用編も書きます。刀狩りカードのことをまだ書けてないですからね!それじゃあ、さようなら!