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客室のテーマ考

御所坊の客室を3室改修している。他所旅館ではあんまりしていないと思うが、各部屋にテーマを設けてディスプレーを行いたい。趣味の押し付けか、それとも差別化につながるのか、どちらかな?

ワーケーション対応客室へ

今、業界で流行りのワーケーション。遊びに来るところで仕事もする。ともかくワーケーションというと補助が出るので、この際その補助を活用して部屋を良くしたいと考えている所は多いと思う。

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この既存の客室をワーケーション対応の部屋に改修する。

どの様な改修をするかというと、仕事が出来るようにデスクスペースを設ける。いつでも横になれるように寝具はベットにする。食事もいつでもできるように、つまり夜食なども食べやすいように食卓を用意する。

ベットで定員が決まるので、大人2名を定員にするので備品類は2名分で良い。この設定で下記の様なレイアウトを考えた。

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寝具をベットにしたことにより押入れスペースが不要になった。そこで物品を展示、ディスプレー出来るスペースをあちこちに設けた。

問題は何をディスプレーするか!?

この部屋は玄関の上の部屋で角部屋。桜の時期は向かいの善福寺の糸桜を見る事が出来る。まさしく1年間に1週間だけは御所坊の最高の部屋という事になる。

でも写真は正直だ。

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ギリギリ写真家はこの写真を撮っているが、右手には電信柱があり、電線がたくさん張られている。

goshos010のコピー

人間の目はいらないものは見えないのだが、写真に撮るとはっきり写ってしまう。しかしその邪魔な電線も今年中には撤去される。いわゆる無電柱化される。2022年2月末には撤去されるので、来春の桜には電線がかぶらない。

そこで善福寺の糸桜をテーマにしたいと思う。この善福寺の糸桜は樹齢270年と言われている。

糸桜 兵衛の坊も御所坊も 目に置かずして そらにうずまく

与謝野晶子の句だが、彼女が来た頃も善福寺の糸桜は見ごたえがあったのだろう。

そうだ、やっぱり善福寺の糸桜をテーマにするのは正解だ!

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平成元年に発行された「神戸名木100選」の本。写真を撮っている人は、小林正夫さん。この小林さんに綿貫先生を紹介してもらったのだ。

この本をディスプレーしよう!

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デスク部分

縁側の部分を活用してデスクスペースを設けようとしている。最近家庭でもミニ書斎が流行していると聞いているので、その様な感じで仕上げられないかと考えている。

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与謝野晶子は明治から昭和にかけての人だから、その当時の時代に揃えるなら、三田の九鬼家、九鬼隆一や白洲次郎などの本を飾ろうと思う。もちろん読んでもらっても良い。

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