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自己紹介~恋愛編~

私の人生における上手くいかないことの大多数は恋愛だ。

これまでの記事でも、半分は自分の恋愛観について書いている。今の私の悩みの主たるものが恋愛だからだ。

私はこれまで告白をしたことがない。それは、自分から好きになったことがないからで、”好き”という感情について疎い部分がある。

そこをどうにかこじ開けたいなと思って、過去の恋愛について書きながら、自分の頭の中を整理しようとしている。

思い出すがままに書いているので、時間軸もバラバラ。これまでの記事では、最近のことや過去に遡ったりしつつ、いろんな男が出現している。

というわけで、誰得かはわからないが過去の恋愛経験について簡単に時列に沿ってまとめたいと思う。

私の恋愛経験についての簡単な自己紹介と思っていただければ幸いである。

①キラキラ彼氏

19歳の時から社会人まで5年間付き合った。これが初めての彼氏だ。

彼はサークルの同期だった。お互いに初めての恋人だったこともあり、手をつなぐまで4か月、それ以上を経験するまで1年ほどかかった。周りには「付き合っているのか友達なのかわからない」と言われたが、そのスローペースがが私にはちょうどよかった。安心して付き合っていた。

ただ、付き合って2年が過ぎるころには、私の方が彼のことを大好きになっていて、彼にしがみついていた。会っているときは幸せでも、会わない時間は不安でいっぱいだった。この人が私の何を好きなのか、なんで一緒にいてくれるのか、全然わからなかった。

「何で好きなの?」と聞いたら「わからない。けど好き」と言われた。その答えで、より一層不安になった。

それに加えて、私生活においてトラブルがあり、私の心が不安定になった時期が半年ほどあった。その間、私は彼に相談し続けた。心の不安を和らげてほしいと強請った。気づいたら私は彼の重荷になってしまっていた。相談場所を他の人にも分散させてほしいと言われ、友達に相談するようにしたら、だんだん彼が私にとって何なのかわからなくなってしまった。

友達の方が、私のことを理解してくれていると思ってしまったのだ。

そして、別れの決め手となったのが、共通の友人の結婚式。結婚式終了後、出席していた他の友人から「次はあなた達二人の番だね」と言われた瞬間、この人とは結婚できないと思った。否定しない彼を見て、「このまま流されて彼と結婚なんて嫌だ」と唐突に思って、そこから崩れるように気持ちが離れていった。

彼は心の優しい人だった。仲間思いで情に厚く、いつでもキラキラ輝いていた。でも、人の心の繊細さには疎かった。

大好きだったけど、付き合っているとき、心の不安は消えなかった。心から幸せではなかったように思う。

②モラハラ彼氏

彼は会社の同期で、最初から変わった人だと思っていた。変わっているけど真面目ぶっているのが面白くて、彼のことをよくいじっていた。

大学時代の彼と付き合っているときに一度、交際を申し込まれたことがある。「付き合えなかったら友人には戻れない」と一方的に言われ、断ったら「友人関係でいよう」と言われた。その時付き合っていた彼は「そう言われたら悩む性格なのを知ってて『友人には戻れない』と言うなんてやり方が汚い」と言っていた。

結果的に、その彼の言っていたことは正しかった。とことん汚い男だった。

彼については、一度記事に書いたことがある。

キラキラの彼と別れた後、いろいろ相談に乗ってくれたのをきっかけに付き合いを始めた。でも、その始まりもおかしかった。

2回目に告白されたとき、「まだ好きかわからないので、もう少し友達として仲良くしたい」と言ったら、「もう待てないから、今ここで付き合うか友達としても終わるか決めろ」と選択を迫られた。友達にも戻れないのは寂しくて、付き合うと言うと、彼の中で『私から告白した』ことになっていた。

そして、それ以降喧嘩をする度に「お前から告白して付き合ったんだろうが」と言われることとなる。要は、私から告白して付き合ったんだから、告白したことに責任を持て、ということらしかった。

次に彼は好きアピールすることを迫った。私の中では、彼のことを好きになる前に付き合ってしまったので、心から好き、と言うことができずにいた。すると、元彼と比べはじめ、私の手帳や携帯を勝手に見るようになった。

彼はところかまわず怒り、責め、急速に豹変していった。私が耐え切れず「別れる」と言うと泣いて縋り、付き合っては別れ、を繰り返した。

彼とは正式には1年半付き合い、別れてから1年ほど連絡を取っていた。

この2年半は、私の人生において一番の暗黒期だ。マイナスの感情があふれていた。私は幸せになれないし、その資格もないと思っていた。

例え、どんなに自分に非があろうとも、自分が悪い=モラハラされて当たり前とはならない。絶対にならない。

自分の心が死ぬ前に、離れられて本当によかったと思っている。

③ヤサシイ彼氏

モラハラ彼氏と別れてしばらくして、中学時代に好きだった人の夢を見た。

前に、その人とラインで連絡を取っていたこともあり、連絡先を知っていたのでなんとなく連絡をしてみると、そこから話が繋がり、月に1度会うことが半年以上続いた。

彼から告白されたとき、過去の恋愛について話したところ、彼も同じような辛い経験があり、「この人は私のことをわかってくれるかもしれない」という気持ちで付き合い始めた。

最初から本当にやさしかった。突如豹変することもなし、過去について詮索されることもなし、友達と出かけると言う度に「男か」と責められることもない。

彼はとにかく優しかった。いつもニコニコしていて、私の話を聞いてくれる。私が行きたいと言えば、どこへでもついてきてくれる。・・・。

モラハラ彼氏と比べて、何を話しても大丈夫という安心感はあった。私を否定することはないと思った。でも、それだけだった。

彼が何を考えているのか、何が楽しいのか、どうしたいのか、全然わからなかった。主張がなかった。”彼”という人の輪郭がつかめない。新しい話題を出すのも私、行先を決めるのも私。だんだん彼と会うのが億劫になっていった。

付き合って3か月、コロナやいろいろなことを理由にして彼と会うことを避けた。距離を置いても、彼への気持ちは戻らなかった。私の中では、始まることなく終わってしまった。

別れた後、一時豹変してラインや電話がひっきりなしに来たが、話し合いの末、今は落ち着いている。晴れて自由の身だ。

こうして振り返ると、付き合った彼らだけが悪いのではない。やはり、きちんと好きにならずに付き合わなかった私も悪い。

自分の恋愛指向については別の記事に書いているが、時間をかけて相手を知らないと、私は好きになれないなと思っている。


そして現在、少しいいなと思っている人がいる。彼とは数か月ほど連絡をしたり遊んだりしているが、これについてはまた、日を改めて書いていきたい。

今度付き合うときは、ちゃんと自分から好きだと言えるように。私の恋愛指向からすると難しいが、それでも、過去の失敗を繰り返さず前に進みたいなと思っている。


以上、恋愛についての自己紹介でした。




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