長野県南佐久郡八千穂村八郡みすず飴のお土産
世の中の出来事
5月4日 - チトー大統領が死去。
5月8日 - 世界保健機関が天然痘の根絶宣言。
5月18日- 韓国、光州事件。
アメリカのセント・ヘレンズ山が大噴火を起こし山体が崩壊。
5月24日 - JOC総会の採決で日本のモスクワオリンピック不参加が決定。
長野県南佐久郡八千穂村八郡みすず飴のお土産
1980年5月のある晴天に恵まれた日曜日、八郡のおばあちゃん家までドライブ。
八千穂村は2005年3月20日に隣町と合併し、現在は佐久穂町となる。
自宅のある佐久市から国道141号を南下していく。
国道141号はやがて千曲川に沿った浸食谷の中央を上流に向かってすすむ。
清水町の信号機を右折し、メルヘン街道を少し上った右手山奥に八郡の集落がある。
おばあちゃん家は古い大きな家で、その庭先にはヤギ小屋があり、2頭のヤギは頭だけを小屋の外に出していた。
父が用事を終わらせるまで、親戚のおねえちゃんとヤギに人参を食べさせて遊んだ。
帰りに叔母が”みすず飴”をお土産に持たせてくれた。
”飴”と聞いて、キャンディー大好きなボクは大喜び。
帰りの車内で待ちきれず頂いたばかりの箱を開け、みすず飴を口に入れる。
みすず飴とは長野県土産の常連であり、ゼリーを羊羹で作ったかのようなフルーツ味の伝統的なお菓子である。
予想していた馴染みの”飴”とは全く違い、口から出してしまう。
フィルムのようなオブラートに包まれた、ねっとりとした甘さと食感が少し苦手だった。
愉しかった冒険は束の間、午後は普段通りの日常が帰ってきた。
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