岩村田北保育園クリスマス会
世の中の出来事
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ちびくろサンボ
岩村田北保育園のクリスマス会では、毎年恒例の演劇(ミュージカル)発表会があった。
父兄を迎えてリズム室(体育館)のステージでで各クラスごとにそれぞれ行った。
1982年のクリスマス会では”ちびくろサンボ”という当時は人気のある絵本のストーリーであったが、後に絶版となってしまったようなので以下にストーリーを紹介する。
父ジャンボ、母マンボと一緒に暮らしている”サンボ”という少年が主人公である。
両親から新しい紫の靴、赤い上着、青いズボン、緑の傘をもらったサンボは、竹藪に出かける。
しかし通りかかった4頭のトラたちに喰われそうになり、身に着けたものを一つずつ与えることで許してもらう。
サンボは裸にされ号泣してしまう。
一方、4頭のトラたちは、戦利品を奪い合って尻尾を噛んで輪になって木の周りをぐるぐる回りはじめる。
その間にサンボは、与えたものをすべて取り返すことに成功する。
トラたちはやがて溶けてバターになってしまう。
サンボ一家はそのバターでホットケーキを焼く。
マンボは27枚、ジャンボは55枚、サンボは169枚も食べた。
おおまかなストーリはこんな感じだ。
私は友彦くんと二人で緑の傘をサンボから取り上げる”トラ”の役をやった。
サンボ役の絵美ちゃんから友彦くんと二人で
”助けてほしければ傘をもらおう”
というような意味合いのセリフを言った。
サンボ役の絵美ちゃんは
”えーん、ボクを助けてくれたら、緑の傘を差し上げます”
と言う。
そして皆で歌を唄う。
”ちびくろサンボがさんぽ
ちびくろサンボがさんぽ
顔も手足も真っ黒け
ほっぺもお尻もくりくりくり
真っ赤なシャツが
似合うだろ?
ね?似合うだろ?”
母親も当日は観客席から参観していた。
実は前日に、演劇が上手にできたら”ラジカセ”を買ってもらえる約束を父親と交わしていた。
当時流行りのラジカセが貰えるとなると、演技にも力がはいったのである。
その日の夕食の時間に母親から父親に保育園の発表会の様子が報告され、ラジカセを買ってもらえることが決定した。
翌日の日曜日。
父親がラジカセを買ってきてくれた。
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