見出し画像

ようこそパーマカルチャー③

11月18日(木)

9月30日から始まった「ようこそパーマカルチャー」も最終回となりました。(前回)(前々回

第3回目のテーマはコンポストから考える堆肥分解。

コンポストとは、ズバリ、土を生み出す行為でしょう~。

映画「人生フルーツ」でもご夫妻が伝えていたこと、こどもたちにお金は残せないが、いい土を残してあげることはできる。

土って、見向きもしなければ何という事もないものだけど、良い土というのは、とても時間と手間と材料のかかる貴重なもので、土さえあればそこから食べ物を生み出すことができ、財産になるんですよね。

さて、まずは、コンポストの基礎的なことを学びました。

堆肥と肥料の違いって何?

腐敗と発酵の違いって何?

堆肥を作るには何が必要?

植物遷移とは?

どうして多様な植物が生まれるのか?

今まで、なんとなく思っていたこと、やっていたことを改めて一つずつ確かめていく、

そんな時間となりました。

コンポストとは、自由だ」という10代の受講生の言葉が印象的でした。

コンポストがあれば土が作れる。土が作れたら、土を買わなくていい。自分の希望する土を配合することができる。自分で考えて自由に作ることができるというのは、何の制約もない。だから自由だ!という事。

コンポストの箱というのは段ボール箱くらいから作ることができますが、そんな小さな空間に大きな自由という世界が広がっているようです。

午後からは、ワイヤーメッシュとチキンネットを使って、畑に置いて残差(ツル、熟れすぎた果菜、落とした茎などを入れる)用コンポストと、落ち葉用コンポストを作りました。

ワイヤーメッシュで大方の形を作り、その周りにチキンネットを張って網目を細かくするという比較的簡単に作ることができました。できたコンポストを、使いやすい場所を選んで置きます。

残渣用コンポストは畑の中に置き、落ち葉用コンポストはクスノキの横であり、上から集めてきた落ち葉を落とすことができる段の上に置きました。

そのあとは、肥料についての実習。完熟してゆるりと効果がでてくるぼかし肥を作りながら、水分量50~60%を肌感覚で覚えるということをしました。見た目はサラサラな砂に見えても、いざ触ってみると、しっとりとしていてギュっとして固まる。揺らしても壊れなくて、つついてみると崩れる、これが60%くらいの水分量とのこと。こういう体で感じる物差しは一つでも多く持っていたいですね。

さてさて、あっという間に終わりの16時を過ぎ、全3回の振り返りをし、修了となりました。今期はアイテムデザインその1ということで、菜園とコンポストづくりでした。作ったアイテムをこれからは活用し、循環が生まれるチャンスが少しずつ増えていくようにしたいですね。また来期は、アウトドアキッチン、リビングとか、そんなものを作りたいねえとまだまだ構想は続いています。

でもまだ今期は、まだまだやることがあるのです。

18日の実習にて生ごみコンポストとBeeホテル(蜂が住んでくれる場所)を作る予定でもありましたので、年内になんとかメンバーで集まって補講をしようと思います。

補講用の材料


いいなと思ったら応援しよう!