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パーマカルチャーデザイン①

自然環境に満ちた暮らしへ
パーマカルチャーデザインワークショップ
~姫路の〈城の西 はらっぱ〉を生命が育まれるデザインへ~
永続性を作り出していくデザイン=パーマカルチャー。
はらっぱを舞台に、パーマカルチャーデザインの手法を使って、永続的な空間とシステムをデザインしていきます。

外出は危険と言われる酷暑の、令和2年8月20日(木)から始まったはらっぱのプロジェクトを2期分振り返ってみようと思います。

ざっと流れをご紹介すると
ー令和2年-
①  8月20日(パーマカルチャーとは、観察)
②  9月17日(コンセプトデザイン)
③10月15日(ストラテジーデザイン)
④11月19日(ストラテジーデザイン、システムデザイン)
⑤12月17日(ランドスケープデザイン)
ー令和3年ー
⑥  9月30日(パーマカルチャーとは)
⑦10月28日(菜園)
⑧11月  4日(補講:菜園)
⑨11月18日(コンポスト)
⑩12月  9日(補講:生ごみコンポストとビーホテル製作)
という時間とテーマの流れで開催しました。

では、さっそく、
第1回目(令和2年8月20日)から振り返ってみましょう。

和やかな自己紹介タイムの後、パーマカルチャーの概要、デザインとは、エコシステムとは、自然界のデザインパターン等について学びました。
 この話はいろいろな分野にも応用できるので、働き方、経済についても参加者の想いや夢が飛び交いました。

パーマカルチャーデザインってなんだろう。
講師のレクチャーと自分の経験を重ねながら、自分なりに噛み砕いていきます。

 お昼ご飯、恒例の一品持ち寄りランチは、この情勢の為やめにして、各自自分の分を持って来て自分の分を食べました。
 持ち寄りランチは、「分かち合う」ということを感じられるパーマカルチャーの学びの一つでもあり、自分では作らないであろうお料理を味わえるという一番の楽しみでありましたが、それが無くて残念。

 午後からは、実際にデザインしていくための材料集め。
まずは、このはらっぱの持ち主へのインタビュータイム。内の観察です。
デザインする空間や環境に求める理想や希望を聞き出したいのですが、何を聞いたらいいのか困惑する受講生。
そして、改めて聞かれて、う~む、難しいなと感じる持ち主。
でも、色々なインタビューをする中で、何度も出てくるキーワードが浮き彫りになっていきます。

少し高いところから全体を見まわします。(外の観察)

 次に、外の観察・俯瞰的な観察。
実際にはらっぱに出て、自由に見て回り、フィールドマップに気づいたことを書き込みます。

菜園、水道、丘など、何があるのか、確認していきます。

部屋に戻った後は、キーワードの整理。
例えば:樹木、水、丘、菜園、落ち葉、人に頼る、風通しが良い、触れて遊ぶ、自然に学ぶ、、など。
 
 次回は、コンセプトデザインに進みます。全体の方向付けとなる重要な部分です。今後、パーマカルチャーの手法を学びつつ、色々な要素が出てきたときに、ぶれずに戻ってこられるようなコアな部分ですね。
ついつい、アイテム(スパイラルガーデン、キーホールガーデン、コンポスト、水の循環システムなど)を考えてしまいがちな、パーマカルチャーですが、もっともっとベースとなるデザインが9割を占めるのです。

 でないと、これええやんと必死に作ったスパイラルガーデンを半年後につぶす羽目になるんですよね。。(私事ですが)
スパイラルガーデンの終着点にあるメダカの池も、他の機能を阻害しており、、移動したいという声も聞きました。。(私事ですが2)

というわけで、次回は、
コンセプト
あるもの(今回は場所なので、ある場所となるが、それが物の場合もあるしブランドの場合もある)の特徴を的確に表し、それが進もうとする(提供しようとする)方向性を表すもの。

それを、メインコンセプトサブコンセプトで表現します。
・メインコンセプトは短い表現で端的に表したもの
・サブコンセプトはメインコンセプトを補足説明したもの。

受講生それぞれが、今日集めた情報から考えてくるのが宿題です。

つづく





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