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【ボードゲーム探訪】選んだ7本の剣で戦うDominaGames最高傑作1vs1カードゲーム【BladeLondo / Domina】
七振りの剣が、あなたの魂となる―――――――――
本日紹介させていただくゲームは、「DominaGames」さんから販売されている1vs1ボートゲーム『BladeLondo』です。
「DominaGamesといえばこれ!」ともいわれる名作ゲームで、簡潔なルールから繰り広げられる奥深いゲーム性が魅力です。
本ゲームにはソロプレイのモードもあるのですが、今回は紹介を割愛させていただきます。ぜひプレイしてお試しください!
・外観 / 内容物
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Domina Gamesらしい美しいパッケージ。
![](https://assets.st-note.com/img/1700223343806-14iKgtj8Jf.jpg?width=1200)
内容物は、説明書・カード類65枚・パラメータ管理を行うボードが2枚ダイス6つマーカー2つ。
・説明書
説明書にはゲームシステムやルールなどが記されている。
・パラメータ管理
ゲームにおけるライフポイント・攻撃力・防御力などを管理する道具類。
ボードが2枚、ダイスが3色2セットの6つ、マーカーが2つ。
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ボードの上にダイスとマーカーを置いて使用する。
・カード類
世界観にピッタリの妖しく美しいカードデザイン。
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ゲームに使用する45枚のカードと、ソロプレイで使用する20枚のカードの合計65枚。
45枚のうち、5枚がゲームの基本となる「呼吸法」カード、40枚がメインとなる「剣」カード。
カードにはコストと効果が書かれており、このカードたち(=剣)を駆使して戦う。
・ゲーム内容
あなたは伝承に登場する人物たちの技や術を具現化できる「ゾーディア」の1人です。
「ゾーディア」によって具現化された「剣」は戦いの場所を求めています。
「ゾーディア」の力によって具現化した七振りの「剣」を束ね、数多の敵を打ち倒すことがあなたの使命です。
・ゲームの目的
自身が選んだ7本の「剣」を手札にして戦い、敵のライフを0にすることで勝利となります。
・ゲームの準備
40枚の「剣」カードをシャッフルし、各プレイヤーに15枚ずつ配る。
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プレイヤーは配られた15枚の中から7枚を選んで手札に。
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先攻・後攻を運命の導きに従って決めたら、諸々と「呼吸法」カードを準備してゲームスタート。
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・ターンの流れ
手番のプレイヤーは、以下のように行動を行う。
自分のボルテージを1増やす
合計コストが自分のボルテージを越えない範囲でカードを使用する
ターン終了時の処理
・実際にプレイしてみる
では実際にプレイながら見ていく。
まずはターン初めの処理としてボルテージを1増やす。
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さて、ここから7枚の手札でアクションを行うのだが、実は手札を使用する以外にもアクションを起こすことができる。
それは先ほど準備の際にしれっと各プレイヤーに配られた「呼吸法」カードだ。
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1ターンだけボルテージを上げる「鼓動法」
「呼吸法」カードには各プレイヤーに配られる「加熱法」カードと「加護法」カード、後攻プレイヤーに配られる「鼓動法」カードがある。
では手札の「剣」と「呼吸法」を駆使して早速派手にアクション!
…といきたいが、先述の通りこのターンのボルテージは1。
そのため1コスト分しか行動することができない。
ここは「加熱法」を使い、手堅くターンを終える。
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・「物理」カード
さて、ボルテージを1増やし、2ターン目の行動。
先ほどと同様に、1コストで「加熱法」。
そして、残りの1コストで「斬撃剣」を使用!
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≪物理攻撃≫と書かれている「剣」を使用した場合、相手に物理ダメージを与えることができる。
物理ダメージの量は{「自分の攻撃力」ー「相手の防御力」}で計算。
今回の場合、自分の攻撃力は2、相手の防御力は0なので、相手に2のダメージ!
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毎ターンコツコツと攻撃力を上げていたのはこのためだったのだ!
続く相手のターン、相手は「鼓動法」を使用し、3コストで「加護法」を使用。
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・「魔法」カード
では、ボルテージを1増やして3ターン目の行動。
「加熱法」で攻撃力を上げたはいいものの、自分の攻撃力は3。
対する相手の防御力も3。
このままでは≪物理攻撃≫で相手にダメージを与えることができない!
そこで、「イグノコスモス」を使用し、≪魔法攻撃≫を行ってみる。
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≪魔法攻撃(X)≫と書かれている「剣」を使用した場合、相手にXの魔法だダメージを与えることができる。
魔法ダメージの量は(X)の値固定で、攻撃力や防御力に左右されない。
物理ダメージより安定しているが、最大値は出しにくいので一長一短。
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・「布石」カード
さて、まだコストが1余っているので相手の攻撃に備えて≪レスポンス(Z)≫の能力をもつ「布石」カードを使用してみる。
≪レスポンス(Z)≫を持つカードは1コストを使用して裏向きにして場に出すことができる。
相手が(Z)のシンボル、例えば≪物理攻撃≫や≪魔法攻撃≫、をもつ「剣」を使用した際に反応し、表向きにしてその効果を処理する。
つまるところ遊戯王の罠カードである。
今回は≪レスポンス≫をもつカードである「霧紡ぎのパール」を裏向きにしてセット。
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コストを使い切ったのでここはターン終了。
続いては相手のターン。
「加熱法」で攻撃力を上げ「意志砕きの鉈」で攻撃してきた。
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「意志砕きの鉈」は、物理攻撃をしてくるだけでなく、こちらの手札にある「剣」を1枚捨て札にしてしまうという強力な効果を持っている。
この攻撃はされたくないので、ここで「霧紡ぎのパール」の効果を発動!
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使用時は表向きにして効果を処理
「霧紡ぎのパール」の効果は「相手は1コストを支払っても良い。
支払わなければ、その攻撃を無効化する。」
相手はこのターン、コストを使用しきっているので1コストを支払うことはできず攻撃の無効化に成功。
ダメージを受けずに済んだうえ、手札を捨て札にされる効果も回避することができた。
と、このように色々な方法で「剣」による攻防を繰り返して戦い、ゲームを進めていく。
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「お気の毒の刃」は相手に「毒」状態を付与し、毎ターン1ダメージを継続的に与えることができる。
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前述の章では説明を省いてしまったが、ターンに使用した「剣」はターン終了時に手札に戻ってくる。
しかし、[L]のマークがついた「剣」は強力な能力があるものの、1度使うと手札には戻ってこず、再利用ができない。
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「猛り狂うカデンツァ」は配下の牛人を召喚し、毎ターン「物理攻撃(10)」をしてくれる
「補助」カードはその名の通り、回復やバフデバフ、他にも配下を呼ぶなどさまざまにプレイヤーを助けてくれる。
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最後は「斬撃剣」の物理攻撃で相手のライフを0にし、勝利!
・プレイ感想
ルール自体はシンプルなゲームですが、カード選びや効果、何を使うかなど難しいと感じる部分もあるかもしれません。
しかし「難しい」というのはその反面、そこにとても奥深さを秘めているということでもあります。
1度慣れてしまえば、そのシンプルなルールから繰り出される、ゲーム性の奥深さの虜になること間違いなしです!
まさしくDomina Gamesの傑作、7本の「剣」が織りなす1vs1の真剣勝負をぜひお楽しみください!
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・余談
さてこの「Blade Rondo」というゲーム、もちろん今回紹介させていただいたこのセット(いわゆる無印)だけでも大変面白いのですが、拡張セットが多く存在します。
拡張セットを使用することで「剣」の種類が増え、より様々な戦術、より奥深いゲームをプレイすることができます!
拡張セットについてのプレイレビューも記事が完成し次第、随時追加していきますのでお楽しみに!
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
ではまたお会いしましょう!