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【MAの肝!】Account Engagementのマーケティングフロー(前半)

今回はAccount Engagementの柱の機能になるEngabement Studioをご紹介します。下図は展示会の後のブース訪問客をフォローするフローのサンプルになります。このフローを作ってみましょう。

マーケティングフローの全体図

まず、最初に一番上の水滴のアイコンをクリックします。

水滴のアイコンをクリックすると展開する画面

■ 名前:マーケティングフローの名前を入れます。
■ フォルダー:保存するフォルダーを指定します。
■ 説明:マーケティングフローの説明を書きます。
■ 受信者リスト:予め作られたリストからこのフローのメール配信対象リストを選びます。
■ 除外リスト:送付したくないプロスペクトを入れた除外リストを選びます。
■ 業務時間内のみにメールを送信にチェックを入れるとメールを配信する曜日と時間帯を指定できます。
■ タイムゾーンを選択はAsia-Tokyoにします。
■ プロスペクトに複数回プログラムにエントリすることを許可します。
マーケティングフローを繰り返し実行する場合にチェックを入れます。通常はオフで良いでしょう。

これで水滴アイコンの設定は終わりです。
次にこのメール配信をキャンペーンに登録しておこう思います。

グレーのフロー線の上にある「+」ボタンを押すと3つが出てきます。
これらのアイコンを繋げてマーケティングフローを作っていきます。

アクション、トリガー、ルール
アクションを選びます

アクションとはAccount Engagementにさせたい動作です。ここでは四角の青アイコンのアクションを選んで「Salesforceキャンペーンに追加」を選ぶと水滴アイコンと同様に設定の画面に変わります。

Salesforceキャンペーンに追加

状況は下図の赤枠のCRMのキャンペーンページの状況をプルダウンから設定します。プルダウンから「送信」を選ぶとCRM側のキャンペーンメンバーの状況に反映されます。

CRM側のキャンペーン画面

次にいつ?を設定しましょう。
アクションには必ず「いつそれを実行するのか?」という問いがあります。ここでは「即時」実行と「待機」を何日するかを設定します。ここではキャンペーンに追加するのに待機の必要はないので「即時」を選んでいます。
設定が終わったら青いボタンを押して保存します。

キャンペーンに追加の設定画面

さて次にいよいよメールを送信します。
+」ボタンを押してアクションからメールを送信を選びと、メールを送信のウインドウに変わりますので設定していきます。

メールを送信を選ぶ

ここでは配信するメールテンプレートをプルダウンから選びます。
テンプレートの内容は右端のカメラアイコンにカーソルを重ねるとプレビューが見れます。またカメラアイコンをクリックするとプレビューが大きく表示されます。メールテンプレートの作り方はこちらを御覧ください。

メールを送信アクションなのでやはり「いつ実行するのか?」を聞いてきます。下図では送信する日付をカレンダーから選んでいますが、即時送る、または、何時間あるいは何日か置いてから送信するといった待機の仕方を選べます。設定が終わったら青いボタンを押して保存します。

メールを送信の設定

さて、メールが配信されるとプロスペクトが開封してくれたかどうかが気になりますよね?開封の有無でその後のフローを変える仕組みを作ってみましょう!

メールの開封は緑の正六角形のアイコンのトリガーの中にあります。アクションがAccount Engagementに何かをさせることだったのに対して、トリガーはプロスペクトが何をしたかでフローの分岐を行います。

トリガーからメールの開封を選ぶ

下図ではメールの開封が「いいえ」の場合は左のルートへ行って内容と件名を変えた別メールを飛ばす再チャレンジをしています。逆に「はい」の場合は右のルートへ行きます。

メールの開封によるフローの分岐

右のルートでは開封したプロスペクトがメールの文章中のリンクをクリックしたかどうかで分岐をさせるためにメールリンクのクリックというトリガーを置いてます。そしてこのトリガーの先ではリンクをクリックをしたプロスペクトをリストに追加しています。リストに追加は「+」ボタンを押してアクションからリストに追加を選びます。

メール文の中のリンクを踏んだプロスペクトをリストに入れるフロー

下の図ではメールリンクのクリックの設定をしています。
メールの選択:対象のメールテンプレートをプルダウンから選びます。
リンクの種類:メール中の任意のURL(どのリンクでも)検知することも特定のリンクを検知することも可能です。

メールリンクのクリックを検知する設定

メールの開封は代表的なマーケティングの統計指標ですがGmailを3ペインで表示させているユーザーなど、プレビュー開封しても実際には内容を読んでない事が多いと思います。

なのでより重要な指標はメールリンクのクリックになります。
今回はメール文章中のリンクをクリックしたプロスペクトをリストに入れていますが、さらにプッシュする内容のメールを自動で送ったり、営業に通知するなど貴社のあったアプローチを仕掛けてください!

今回は長くなりましたのでもうひとつのルールのご説明は次回に持ち越させてください。アクション、トリガーについてももう少し掘り下げて取り上げる予定です。

ちょっと話は逸れますが・・・
先週行われたSalesforce World Tour Tokyoに行ってきました。会場でAccount Engagementのスタッフさまに色々お話を聞けたのですが特にData Cloudがかなり強力そうで気になってます!
 https://www.salesforce.com/jp/products/data/

また、旬な話として元セールスフォースCEOのブレット・テイラー氏がOPEN AIの取締役会会長に就任されていたのでAccount Engagementに搭載されているAIのEinsteinがもっと賢くなるのを期待しています!


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