Account Engagement 検証済みのメールドメインの設定について
7月にAccount Engagementから送信するメールのセキュリティが上がるようです。下図には「認証済みのドメイン以外のメールアドレスからのメール送信を制限する変更が適用されております。」とあります。まだトラッカードメインとDKIMの設定をされていない方はこの機に済ませておきましょう!
SPFとDKIMの設定はSalesforce Spring '23 リリースノートから以前と少し設定方法が変わりましたが、既に設定をされている方は変更の必要はありません。
DKIMの設定は下記のドメイン管理の画面で赤枠の「想定されるDNSエントリ」を押すとグレーの部分が出てきますのでその中に書かれている「SPF」「検証キー」「Domainkey」の3つを独自ドメインサーバのDNSレコードに追加します。Spring '23から「SPF」は自動的でAccount Engagementがやってくれるので「検証キー」「Domainkey」の2つだけでも大丈夫です。
DNSレコードはドメイン、種別、内容の3つ一組でドメインサーバのDNSに追加します。ホスティングによってドメインがホスト名、内容がデータとか色々ですが3つしかないので大体は見当がつくと思います。
独自ドメインのレンタルサーバの設定後、数時間〜半日くらいでAccount Engagementに反映されますのでグリーンチェックがついているのを確認できたらOKです!
トラッカードメインは最初の画面の下にあるサブドメインをクリックすると赤字のところで検証キーをコピー出来るのでDKIMと同じようにDNSレコードに追加します。こちらは種別はCNAMEです。
トラッカードメインの詳細は過去記事をご参照ください。
最後にSalesforce Spring '23 リリースノートで新しくなった点として、以下の設定がデフォルトで有効になりました。
ファーストパーティトラッキング
HTTPS を強制
トラッキング拒否を優先
すべてのビジターにオプトインを要求
これらの変更によってフェアなマーケティングが最終的にはカスタマーサクセスにつながり、自社のメリットにもなるというセールスフォース社の方針がより鮮明になってきたように思います。
尚、DNSのレコードの追加はご契約のレンタルサーバやドメイン登録サービスによって方法が違うのでサーバ管理者かそれぞれのレンタルサーバサポートに確認をしてください。よくあるケースとしてお名前ドットコムでドメインを取ってレンタルサーバがさくらインターネットの場合、さくらインターネットではDNS編集はできません。
前任者が辞めて「何がどうなってるかわからない〜」って方は弊社HPよりご連絡ください。