見出し画像

Twitterでバズる写真で、良いと思えたことがない

noteをやってる以上はTwitterのアカウントも持っていた方がいいかなと思って、先日作りました。一気に写真やカメラ関係のアカウントを増やしたので、おすすめのアカウントやツイートに写真関連のものが並ぶようになりました。

いいねが5万、10万といった写真が並ぶわけですが、どれ一つとして「おお」と心にくる写真がない。私がひねくれているだけなのは分かっています。分かっているのですが、本当にこんなにバズっているのか理由がわからない。私が見たときは満開の桜の写真、ピンクムーンの写真、某アニメの舞台の写真などがバズっていました。

ふと「ああ、リアリティがない写真が嫌いなんだ」と気がつきました。並んでいる写真はどれも必要以上なHDR加工がされていて、トーンが全部一緒。露出オーバー気味の写真。非現実的な写真ばかりなのです。空はそんなに青くないし、そんなに明るくはない。

自分が好きだと思うものを撮ればいいし、いいと思うものをアップすればいいということはわかっていますし、人から自分がいいと思うものを批判される筋合いはないのです。しかし、ここまで偏った写真がバズっていると、「いい写真とは何か」論みたいなものが全く醸成されないのではないか、という危機感もあります。私は、写真というのはやはりリアリティがあるべきで、3Dでもアニメーションでも描けるようなものは写真とは呼べないと思ってしまいます。

もちろん、羨ましいなチクショーという思いはあります。フォロワーも貧弱な何の影響力もないアカウントがこういう発言をするのは非常にかっこ悪いことだともわかっています。しかし、非現実的な写真、ファンタジーの世界に入り込んでいるような写真だけがSNS、特に日本のTwitterであまりにチヤホヤされるのは、ちょっと違うのではないか。

X-Pro2, NOKTON 35mm F1.2

やっぱり自分はSNSには合わないのかもしれません。Twitterが買収問題で揺れています。編集機能も付与されるということで、今後のTwitterやSNSの行方がどうなるかわからないのですが、そろそろ本当にやめてもいい頃なのかなと感じています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?