しろい ほそや

うだつが上がらない三十路デザイナー。カメラや機械や車が好きです。悩みながら今日も頑張って生きていく。

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最近の記事

父の死から、人生の余裕を思う

2024年になってから早10日が経過しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。本年もよろしくお願いします。新年早々、ショッキングな出来事が続いてしまっています。被害に遭われたみなさま、心からお見舞い申し上げます。 このような記事はnoteでは敬遠されがちですが、昨年の9月、73歳になる父が亡くなりました。1年半、がんと闘病していました。その前からずっと体調が悪かったそうですが、ようやく病院に行ったら色々と悪いものが見つかってしまった、という闘病生活の始まりで、本人はもちろん

    • X-T5とSIGMA18-50mm F2.8 DC DNを手放しました

      写真はカメラがないと撮れない。 いきなり某議員構文のようなことを書いてしまいましたが、ここのところ改めてこの事実を痛切に感じています。最近、「散歩がてら気軽にシャッターを押して写真を撮りたい」「どこか行ったついでに写真を撮りたい」という、「なんとなく写真を撮りたい」と思うことが多くなりました。そのようなスタイルに合ったカメラはどのようなものか、考えています。 発売されてしばらく経過しても、いまだ品薄状態のFUJIFILM X-T5とSIGMAの標準ズームレンズ、18-50m

      • PENTAXが気になる(10年ぶり2回目)

        私が一番最初に手にしたカメラは、20年ほど前に他界した祖父のPENTAXのMZ-3というフィルムカメラ。形見として大切に使っていましたが、2年前のある時からミラーが全く動かなくなってしまいました。よくある故障のようで早く修理に出したいのですが、そのままにしてしまっています。 一緒に使っていたレンズがそのまま使えるな、という安易な気持ちで、中古のPENTAX K10Dというデジタル一眼レフを手に入れたのが2008年。これがデジタルカメラデビューです。ヘビーに使ったせいで、筐体

        • 上野さんがいないFUJIFILMのカメラに惹かれない

          上野隆さんを知っていますか 「上野隆」さんというお名前は、FUJIFILMのカメラを使っている人であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。フジフイルムのカメラ商品企画を長年されていた方です。雑誌やYouTubeなどのメディア露出を多くされており、「フジのカメラはこうでなければいけない」という考えを飄々と熱く語っておりました。私が最初にフジフイルムのカメラを使ったのはX10というコンデジ。そこからずっとフジのカメラを愛用しています。なぜここまで惹かれているのか当初

          「カメラ新製品発表と同時にインフルエンサー情報解禁」というマーケティングは即やめてほしい

          最近、カメラメーカー各社から新製品が発表される際、あらかじめ著名なインスタグラマーやYouTuberといった、いわゆる写真系のインフルエンサーの人たちに実機をあらかじめ貸し出し、情報解禁とともにレビューを一気にYouTubeやSNSにアップするというマーケティングが主流になっています。 個人的にこのマーケティング手法は誤解を恐れずにいうとクソだと思っています。あまり汚い言葉は使いたくないのですが、それほど忌み嫌っています。 忌み嫌う理由なぜクソだと思うのか、Nikon Z

          「カメラ新製品発表と同時にインフルエンサー情報解禁」というマーケティングは即やめてほしい

          noteとブログの使い分けに悩む

          SNSや情報発信のツールを複数持っている人も多いと思います。私もこのnoteのほか、同じ名義で行っているInstagramとTwitterのアカウントがあります。そして、別の名義でもブログを行なっています。開業しているので本名で開設しているウェブサイトがあり、その中にブログもあります。ここに来て、どれをどのように使えばいいのか、いよいよわからなくなってきました。 そもそも、今回のnoteを開設したきっかけは、「弱み・愚痴を吐く場所が欲しいな」と思ったことがきっかけ。そこそこ

          noteとブログの使い分けに悩む

          Twitterでバズる写真で、良いと思えたことがない

          noteをやってる以上はTwitterのアカウントも持っていた方がいいかなと思って、先日作りました。一気に写真やカメラ関係のアカウントを増やしたので、おすすめのアカウントやツイートに写真関連のものが並ぶようになりました。 いいねが5万、10万といった写真が並ぶわけですが、どれ一つとして「おお」と心にくる写真がない。私がひねくれているだけなのは分かっています。分かっているのですが、本当にこんなにバズっているのか理由がわからない。私が見たときは満開の桜の写真、ピンクムーンの写真

          Twitterでバズる写真で、良いと思えたことがない

          さようならLeica Q、こんにちはX100V

          ずっと悩んでいたカメラの機材について、XF56mmF1.2 RとLeica Qを手放すことにしました。 先日、他の人のカメラを売った理由をもっと聞きたいと書いたばかりですので、私がなぜこのレンズとカメラを手放したのかお話します。まずXF56mmF1.2 Rは「ここまで明るいレンズでなくていい」「線が細すぎる・柔らかい描写すぎる」という2点につきます。よく言われる「35mm換算86mmという焦点距離は使いにくい」ということは、私は感じませんでした。特に意識することなく自然と被

          さようならLeica Q、こんにちはX100V

          カメラ機材でマウント取るおじさんの話

          先日、久しぶりにカメラが趣味の知人と話していたときのこと。「久しぶりに頭に来た、カメラの趣味の世界は今後大丈夫か」とカメラ業界全体に対して不安になったといいます。彼はX-Pro2ユーザー。彼が公園で桜を撮影していたときに、事件は起きました。大変きれいに咲いていたそうで、周りにはカメラで写真を撮っている人が何人も。そろそろ帰ろうかと思った時「それ、X-Pro3?」と、初老の男性が声をかけてきたそう。「いえ、違います、2です。」知人がそう答えると、「いやー、かわいそうだね」「はい

          カメラ機材でマウント取るおじさんの話

          そのカメラ、なぜ手放したんですか?

          何か物を買う時、可能な限り失敗はしたくない。それがパソコン、家電といった「失敗したらそこそこ痛い値段」の商品だった場合、その思いは強くなるのではないでしょうか。カメラはその代表格。できる限り自分の希望に合ったカメラを買いたい。「カメラ欲しいな」と思ったその瞬間から、ああでもないこうでもない、と悩ましい時間が過ぎていく。プライベートの時間がほぼ情報収集の時間に費やされてしまいます。 私は今まさにその真っ只中。Safariの履歴がマップカメラ、価格com、PhotoYodoba

          そのカメラ、なぜ手放したんですか?

          X-E4にするか、X100Vにするか、このままいくか

          カメラや写真から遠ざかっていたわけですが、気温の上昇とともに、少しカメラ熱・写真熱が盛り上がっています。 やはりカメラや道具は使ってナンボの世界だと思うのです。もちろん、飾って楽しむもいいものですが、車だって運転するほうが楽しいですし、走っている姿の方がかっこいい。防湿庫の番人となっているLeica Qは、大切に使っていただく方にお譲りするのがいいのでは、と考えています。質実剛健でシンプルなデザインはとてもよいのですが、正直なところ棚に飾って眺めておくようなデザインではあり

          X-E4にするか、X100Vにするか、このままいくか

          Leicaのせいで写真が苦手になってしまった

          15年ほど前、当時中学生だった私は、祖父から譲り受けたPENTAXの一眼レフを使い始めてからカメラにハマり、それ以来ずっとカメラを趣味にしています。この2年は遠出ができなくなってしまったため、あまりカメラを使うこともなくなってしまいましたが、それでもやはり、基本的にはカメラを持ち歩くようにして、日々何気ないスナップ写真を楽しんでいます。好きが高じて、コンテストで受賞したり、時々ではありますが、撮影の仕事もいただけるようになりました。 昨年、ずっと気になっていたLeicaを手

          Leicaのせいで写真が苦手になってしまった