【雑談】シロクマ文芸部活動日誌(2023.4〜6)
「●●●」から始まる小説・詩歌を書きませんか。
人気noterの小牧幸助さん主催の企画『シロクマ文芸部』では、毎週末、上記のようなお題が提示され、それに従いクリエイター達が作品を持ち寄り、読み合い、楽しんでいます。
今週は投稿をお休みし、2023年4〜6月の期間、白鉛筆がこちらの企画に参加した作品について、簡単な振り返りをしていきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
◯『生き残りの青』
「小牧さんに名前を覚えてもらえるかもしれない」。
そんな打算的な理由から企画参加を決意、執筆に取り掛かったものです。
当日の夜までというタイトな締め切り、その中でもきちんと印象に残るものをと頭をフル回転させました。
見出し絵は即興で仕上げましたが、意外としっくりするものが描け、以後このパターンを踏襲する形となりました。
買い物中の身内を待つ間に書いた作品。
「ありきたりに見えて、少しズレたものを」という狙いでしたが、少し伝わりにくかったかな、と描写の甘さを反省しています。
にも関わらず、コメント欄にて「◯◯のことですか」と言い当ててくださる方がいて、noteの世界はすごいな、とあらためて実感しました。
熱で寝込みながら、布団の中で書いた作品。
推敲もろくにせず、見出し絵も水を飲みに起きたついでに描いた粗いものですが、想像以上の反響をいただきました。
ちなみにこれを書いている今も、若干熱があります(寝なさい)。
◯『拝啓、シロクマさま。』
ただのファンレターです。
たまには時節柄を意識したものを書いてみよう、と挑んだ作品。
謂わゆる「エリート」と呼ばれる方々がかえって冷遇される文化があることに、日頃から抱いているアンチテーゼをぶつけてみました。
全体的にもう少しシンプルにすべきだったかな、と今振り返って思います。
◯『咳をしても金魚』
『金魚』をテーマに小説を書くのは、ピリカ文庫でお声かけをいただいたときに続き、二回目。
煌びやかな外見に、どうしても悲しさや虚しさを感じてしまうので、今回もそのようなテイストとなりました。
提示されたお題がキャッチー過ぎて、それ以上のタイトルを思いつかなかったのが悔しかったです。
小牧さんに名前を覚えていただく(ありがたいことに以前から認知していただいておりました)、という当初の目的が達せられたので、以降のシロクマ文芸部では色々と実験してみることにしました。
本作もその一環で、サスペンスっぽいものをと思い書いてみたのですが、意外としっくりくる出来栄えに。
ちなみに白鉛筆は、イチゴ(というかフルーツ全般)が苦手です。
旅行中、飛行機や宿泊先でちまちま書いた作品。
前作で「青春ものかと思った」というコメントをいただき、「じゃあ次は青春ものを書いてやろう」と決めていました。
作中における男の子の行動は、自分が学生時代先輩に対してとったものなのですが、当時は「かわいい」と言われても意味がわかりませんでした。
◯『誰も知らない』
今までと違った文体で挑むことにチャレンジした作品。
とりあえず雰囲気で冒頭の一文を書きましたが、お恥ずかしいことに『宵闇』の意味を正確に理解しておらず、書いてから調べるような格好になりました。
個性的なタイトルが続いたので、この回は逆にシンプルに。
◯『恋ヲ語ラズ恋セヨ少年』
自分が思う「自分らしい作品」。
キャラクター達とその関係性の魅力を第一に、物語やテーマは付随的なものとして、という書き方で挑みました。
アキラ推しになってくれた方がいて、嬉しかったです。
◯『ロボットと職人』
前作に反して、「小説っぽいもの」を目指した作品。
キャラクター性を排除し、物語とテーマが浮き出るよう意識しました。
見出し絵の腕を描くのが楽しかったです。
◯『浮錆』
自分でコントロールできうる範囲で、可能な限り文体を壊すことにチャレンジした作品。
お題から『銀河売り』が登場する作品が集うことが予想されたので、そちらで個性を出せればと試みました。
最近出逢い、フォローさせていただいた、武川蔓緒さんへの憧れも混じっています。
◯『部員Sの脳内会議』
ただの脳内会議です。
以上です。
開始当初から皆勤賞の優良部員、と見せかけて、私利私欲に任せ部室をラボ代わりに遊ばせていただいております。
皆勤賞は今週で途切れてしまいましたが、これからも不定期ながら継続して参加し、また皆様の作品からも刺激をいただければと思っております。
部長及び部員の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
白鉛筆でした。