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冬北海道ツーリング2日目 白糠町→浜中町

冬北海道ツーリング2日目は白糠町から浜中町まで。走行距離は114km・獲得標高873mでした。


白糠町で迎えた朝

早朝なんとなくガーミンで温度を見てみる。なんと-16度。この日が初テント泊だったのもあって「白糠町でも結構冷えるんだなぁ」と驚きました。驚くと同時にこのくらいの気温でも特に寒いとは感じなかったので装備が良い感じに周りの環境とマッチしていて嬉しくもなります。

時々キツネの鳴き声が聞こえてきて騒がしい時間帯もありました。最初は何の動物かわからなかったんですが、その場で動画で確認したらキツネの鳴き声だと分かりました。結構騒がしいんですよね。下の動画と全く同じ鳴き声でした。


これくらいの気温になると(というか-5度を下回ると)テントの内側にたくさん霜が付きます。この日は無風でしたが、風があると霜が落ちてきてシュラフが濡れてしまうことがあります。なので防水のシュラフカバーは欠かせません。

美しい朝焼け

撤収時に美しい朝焼けが見れました。この写真を撮るためにテントを移動しました(笑) 全く風が無く、快晴の夜だったので星がよく見えました。野宿初日から良いものを見れて満足です。

早朝はかなりの冷え込み

雪は一部の路肩を除いて全くないものの、気温は10時ごろまではマイナス2桁。2日目なのでまだ寒さになれていないのもありましたが、自転車を漕ぐ強度を変えることで体温の発熱量を調整しながら走るという方法を模索しながらの走行でした。放熱量と発熱量のバランスが汗をかかず快適に走るうえでは大切なのですが、最初のうちは発熱過多になって汗ばんでしまうことが多かったですね。

12時前にセイコーマートにて昼食。この時間は-5度くらいとかなり気温が上がってきたと記憶しています。コンビニの軒下でホットシェフの弁当を食べます。セイコーマートのホットシェフ、個人的にはコンビニ飯の中でトップレベルで美味しいです(笑) 

北太平洋シーサイドラインへ

厚岸町から北太平洋シーサイドラインへ入りました。北太平洋シーサイドラインは広尾町から根室市のノサップ岬まで全長約321kmの海岸ルートの総称で、私は厚岸から根室までの区間は走ったことがなかったため今回のツーリングでは走行区間に入れました。

道中は路面は昨日に引き続きすっかりドライになっていてスパイクをじゃりじゃり言わせながらの走行。途中海岸の絶壁を見渡せるところがいくつもあり、冬の北海道を楽しむというよりは完全に景色を楽しむゆるポタサイクリングと化しました。しかしこれもこれで良い。

自分一人だけの時間をほとんど車が通ることがない絶景区間を自転車で楽しむ。こんな幸せがあって良いのだろうか…とさえ思いながらの走行でした。

本日のテン泊地、浜中町に到着

15時ちょうどに本日の目的地、浜中町に到着。霧多布岬は是非一度訪れてみたいと思っていました。

霧多布の名前に合わせてキリ(ドリル)とタップを持ってきりたっぷ岬の看板の前で記念撮影! これがしたくてわざわざ使いもしない工具を持参しました(笑) 

先ほどの看板の前に自転車を止めて岬の淵のほうまで歩いてみる。時間が夕暮れで天気も良いのもあって、どこを切り取っても良い景色でした。

温泉に入って本日終了


昨日と同じく路面がドライで良いペースで走れてしまったため、時間つぶしも兼ねて「霧多布温泉ゆうゆ」へ。比較的大きな温泉なのにもかかわらずなんと入浴は500円。

温泉に入った後はレストランにて夕食。定員さんに「表に自転車とめてた方ですよね!? どちらまで行くんですか?」と声をかけられ納沙布岬で年越しをするために走ってると答える。冬に自転車に乗ってる時に声を掛けられるパターンとしては2つあって「頑張ってください!応援してます!」ていうのと「なんでそんなことしてるの? 迷惑だからやめてくれ」に大まかに分けられると個人的な経験則でわかっているけど今回は前者。一安心(笑)

なぜかこの時は沖縄フェアなるものをやっており、店内では三味線の音楽が流れていた。X-JAPANのForever Loveの三味線バージョンが流れており、その間が抜けたメロディーの具合に二ヤケながらの食事になりました。

テントを張って早めの睡眠

テントを張る場所を確保し19時30分ごろには寝る体制が整いました。今日の走行距離は114キロほど。そんなに多くはないけどその分睡眠に時間を割くことができるので体力消耗の激しい冬のライドはこれくらいのペースがちょうどよい。明日に向けて眠りについてのでした。


~続く~

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