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北海道2000キロを7日で走ろうとして失敗した話-装備編

前回の記事で北海道1周に挑んで5日目にリタイヤした記事を書いたがこの記事では今回のライドで使った装備の詳細について書いていこうと思う。
僕が実際に走ったバイクの写真がこちら↓

知床峠にて

オルトリーブのシートパックアピデュラのロングトップチューブバッグフレームバッグをメインにツール缶やボトル、さらにジャージのバックポケットが荷物を入れるスペースになる。いわゆるラックレスでパニアバッグよりも軽快に長距離を走れるような構成になっているのではなかろうか。

さてでは早速サドルバッグから見ていこう。


今回のライドで使用した中身がこちら↓。

サドルバッグはオルトリーブのシートパックというもので最大で15リッターほど荷物を収容できる。もちろん完全防水。僕の使っているシートパックは現行のものではなくマイナーチェンジする一世代前の物だ(現行モデルとの違いはバンジーコードと空気抜き弁の色)。
中に入れていたものは
・輪行の時に着る服と予備の靴下や下着1セット(ジャージは着てる物1セットのみ)
・写真にはないけれど湿布(パテックス)
・オーストリッチの輪行セット
・エマージェンシーシート(すごく重宝したよ)
・モンベルのモノフレームシェルター(レビュー記事はこちら)
・シュラフ(プロモンテの盛夏用の物)
・エアマット(サーマレストのプロライトSサイズ)
・鍵(家に忘れてしまって途中で買ったもの)
・写真にはないけれどレインパンツとシューズカバー(雨上がりにはバンジーコードに固定して乾かしながら走った)
これらの物を一つにまとめていたのだがパッキングするときにあって良かったものがモンベルのコンプレッションスタッフバッグSというものだ。
その写真がこちら↓

このように円柱状にして圧縮できるのでオルトリーブのシートパックに入れる際には相性が良かったと感じる。

次にフレームバッグを見てみよう。

僕が使っているフレームバッグはアピデュラのエクスペディションシリーズの4.5Lの物だ。そしてこのバッグに入れていたものがこちら↓。

中に入れていたものは
・テントのポール
・アンカーのモバイルバッテリー2つと充電器
・薬、絆創膏、ティッシュ
・マキロン、ロキソプロフェン、ムヒ
・汗拭きシート
・歯ブラシ等
・写真にはないけど予定表、財布、スマホ
である。フレームバッグは比較的中の物が取り出しやすいので何かあったらすぐに取り出したい薬やバッテリーをメインに収納している。念のためバッテリー類はジップロックのような防水の袋に入れている。

次にトップチューブバッグだ。


僕が使っているトップチューブバッグはアピデュラのバックカントリーロングトップチューブバッグというもので1.8Lの容量がある。余談になるがバッグの欠点は中に浸水すると圧倒的に乾きにくいことだ。2時間ほど雨の中を走る分には防水性能は十分だが、丸1日雨の中を走ると必ず浸水すると言っていい。そもそも浸水しにくいように作られているため一度浸水すると乾きにくいのだ。水に濡れて困るものはなるべく入れないようにするべきだ。

バックカントリーロングトップチューブバッグ
中のフレームを外すと濡れても早く乾きます

そしてこのバッグに入れていたものがこちら↓。

・日焼け止め、スキンミルク、プロテクトJ1(どれも小分けにしています)
・眼鏡拭き
・カペルミュールの簡易リュック
・ジェントスのコンパクトLEDヘッドライト(テント設営時に使います)
・カロリーメイト(今回の補給食はカロリーメイト一択でした)
日焼け止め等は100円ショップでかった醤油入れに入れて小分けに持ち運ぶことで省スペース化。ちなみに日焼け止めは使いませんでした。プロテクトJ1はサドルと尻の摩擦で痛くなる部分に塗ったり膝のサポーターと皮膚が擦れる部分に塗っていた。プロテクトJ1は摩擦軽減に貢献してくれるのでかなり重要なアイテムだ(尻の皮膚が剥がれそうなくらいダメージを受けたときはケアリーヴを肌に貼った)。補給食はカロリーメイトで大体30分おきに水と一緒に胃に流し込んでいた。

次にダウンチューブ下のツール缶だ。


こちらは紹介するまでもないかもしれないが一応紹介しておく。まず中身はこちら↓。

入っているものは
・バルブコアを外すツール
・パッチを貼るためのゴムノリ
・タイヤブート2枚
・ヤスリ
・チップトップのパッチ数枚
・タイヤレバー
・チューブ(ニトリルゴム手袋に入っている)
・トピークのチェーンカッター(スーパーチェーンツール)
・トピークの携帯ツール(ミニ6L)
・PB SWISS TOOLSのビットホルダー、ステム用のトルクス2種類
・ビクトリノックスのツール(名前は不明)
・オイル(フィニッシュラインのセラミックの物)
・ランドキャストのミニポンプ
・結束バンド数本
このようなものを入れていた。ツール缶はOGKの物だ。チューブは1本ではなくサドルバッグにも一つ入れておいたので今回のライドでは2本の予備チューブを持参(2回パンクしたので全部使った)。やはりチューブ以外にパッチは持っておいた方が絶対に良い。北海道は次の自転車店まで100キロ以上あるなんてことも余裕であり得る。そんな試される大地でチューブを使い果たしたらどうしようもないよ。僕は今回の1400キロ弱のライドで2回貫通系のパンクした。タイヤは新品のパナレーサーグラベルキング28Cだ。やはりパンクはどんなタイヤにも起こりえるのだと実感したのだった。前後タイヤどっちもパンクしたので。

エアロバーについて


僕は今回のライドでプロファイルデザインのSonic Ergo4525aというDHバーを使用した。その理由は北海道は平坦が多いのと長距離では使えるポジションを増やした方が圧倒的に疲労がたまりにくい、そしてブラケットを持ちっぱなしだと手のひらが痺れるという3つのことがあげられる。DHバーのおかげで手が痺れることは一切なかった

使用したDHバー

DHバーにはライト(キャットアイのGvolt70を2つ使用)をつけるためのユニバーサルコンピューターマウントというものとキャットアイの無線のサイコンが付いている。また晴天時にはレインウエアを括り付けて走っていた。

ハンドル回りはこんな感じ

ユニバーサルコンピューターマウントはプロファイルデザインが出しているDHバー用のマウントで工具もいらずに取り外し出来て良い。ただそのままだと振動でずれやすい気がするので僕はあるひと手間を加えている(写真下)。

振動で傾かないように廃チューブを輪切りにして噛ませることでグリップを上げているのだ。こうすることでライトが傾くことは抑えられた。ただ重量のあるライトは振動でお辞儀するかもしれない。

最後に僕の服装について


僕は雨が降る以外の天気では常に下の写真のような格好で走っていた。
・サイクルジャージ
・モアザンのジレ、暑いときは反射ベスト
・タレックスのオーバーサングラス(僕は走る時も日常生活もメガネです)
・モンベルのジオラインのアームカバー、暑いときは白色のアマゾンで買った冷感アームカバー
・パールイズミのサイクルパンツでパッドは一番厚いもの
・おたふく手袋の夏用インナー 7分丈パンツ
・ザムストのコンプレッションレッグカバー(コンプレッション系は連日走ると痒くなったのでロングライドではもう使わないと思います)
・ザムストの膝サポーター両足分(EK-1というもの)

本土最東端にて

ほとんどこの構成で走っていた。雨天時にレインウエア、レインパンツ、シューズカバー、テムレスを使用した。レインウエアはノースフェイスのクライムライトジャケットレインパンツはモンベルのレインダンサーパンツシューズカバーはモンベルのサイクルレインシューズカバーだ。今回使ったレインパンツは3シーズン目なのでそろそろ買い換えたいところ。モンベルのちゃんとした撥水スプレーを吹いてもすぐに撥水しなくなる...。

まとめ

ここまで僕の持っていった装備について紹介してきた。この装備で野宿もできるとなると我ながらかなりコンパクトにまとまっているのではないかと思う。ただお金があれば輪行袋をもっと軽量なものにしたり、レインウエアをもっとコンパクトにたためるものにしてさらに全体的にコンパクト&軽量にできるのではないかと思ったりしている。

最後に


僕は今回北海道1周を達成できなかったため恐らく次の夏にまたチャレンジするだろう。その時に今回の装備を踏まえてまたパッキングしていくと思うが正直なところ恐らく今回とほぼ同じような荷物の構成になるのではないかと思う。レインウエアやシューズなどの消耗品は買い替えるかもしれないが他の物に関しては今回のライドでは特に不満はなかったのだ。天気には不満しかなかったけどね。次の挑戦に向けて体力のほうをしっかりつけて行こうと思う。

この記事はこれで終わりにさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました!

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