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冬北海道ツーリング1日目 帯広→白糠町
冬北海道ツーリング1日目は帯広から白糠町まで。走行距離は112km・獲得標高487mでした。前日に自宅のある長野県松川村から特急と新幹線を乗り継いで帯広のホテルに前泊しました。あさ5時台から22時前まで座りっぱなしでの移動だったので移動で結構疲れましたね。なので1日目はゆっくり休んで8時に走り始めました。
帯広を出発
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ホテルは素泊まりでの予約なので近くのセイコーマートにて買い出しして朝食を食べる。北海道のコンビニと言ったらセイコーマート。北海道遠征では毎回お世話になっています。今回もよろしくです!
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ホテル前にて輪行解除して走りだす。どこに何を入れているのかは事前に何度も考えていたのでスムーズにパッキング完了です。この時の帯広の気温は-10度ほど。何気に今シーズン初のマイナス2桁を体験したのでミドルレイヤーも着こみます。ただ時の帯広は全くと言っていいほど雪が無く、この日に限ってはアイススパイカーを履いている意味は正直無かったです。アスファルトの上をバリバリ言わせながら走ります。
全く雪のない路面が続く…
冬の北海道というと雪の量が多いのでは?と思うかもしれませんが、雪が多いのは日本海側や道北エリアで、今回走っている道東は雪が特に少ないです。
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途中は雪を探すのが難しいほど。あまりの雪の無さに思わず自撮りをしてしまうほど。
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休憩してたら私の真上をタンチョウのつがいが通過しました。改めて見ると羽を広げた姿は美しく大きいですね。これは幸先の良いスタートになるかも?と思いながら淡々とペダルを回します。
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途中川がバキバキに凍っていたので思わず写真を撮ってしまいました。雪が全くないとはいえ、やはり気温は低いです。これ以降こんな風景はいたるところで見られたのですが、今回のツーリングでは初めて見るので美しく感じますね。
内陸を抜けていよいよ海岸沿いへ
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帯広から70kmほど走って海岸沿いへ出ました。この海岸沿いの国道を通るのはこれで3回目です。過去2回通ってずっと目に留まってた廃墟と化したライダーハウスの前で休憩。ガラスは完全に割れていて内部にも雪が吹き込みそうな感じだ。昔は旅人やライダーで賑わっていたであろうこの場所も今では朽ちはてて倒壊するのも時間の問題。
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時間の経過をギュッと凝縮したように感じるのでこういう廃墟にはどこか惹かれてしまうんですよね。
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しばらく進んで釧路市に入る。路面がドライのため想像よりもかなり早く進めました。ここでもう釧路なのか?と違和感を感じてグーグルマップを開くと、釧路市には飛び地があることが判明。私の進む方向で言うと、いったん釧路を出た後に白糠町に入って再び釧路市にはいる感じになるのです。何回も走ってる場所ですがこれは初めて知りました。今回私がテント泊する場所はこの中間地点の白糠町です。
本日の目的地、白糠町に到着
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路面が完全にドライだったのもあり、本日の目的地の白糠町には14時ごろに到着。時間をつぶさないとテントを張りたい場所に早く着きすぎてしまうので少しルートから外れて白糠駅に立ち寄ってみました。
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泊まろうと思ってた道の駅しらぬか恋門に15時に到着。うーん…。早く着きすぎた。冬北海道のルートはどれもグロス平均速度10km前後を想定していたためこの日のグロス平均15kmはだいぶ早すぎでした。にしてもスパイクタイヤのフルパッキングでもアスファルト路面であれば普通にこれくらいのペースでも走れることが分かったので次のツーリングに活かせることはありそうです。流石に15時から道の駅にテントを張るのはいくら年末年始とは言え気が引けるので近場をうろうろしつつ別のテン泊地を探します。
ここでちょっとしたトラブル発生。キャリアにつけていたドライバッグがキャリアの鋭利な場所と擦れて穴が開いてしまいました。
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まだ十分時間があるし、幸いにもビニールテープを持っていたのでその場で修復。テントポールが折れた時様にビニールテープを持っていて正解でした。ただこの状態で走ってもまた擦れて穴が開くことは明らか。これからはキャリアとドライバッグの間にグラウンドシートとして持っていたタイベックシートをかませることで対処しました。タイベックシートは1枚1000円ほどと安価でそこそこ耐久性があるのでこんな雑な使い方でも問題ありませんでした。タイベックシートをグラウンドシートとして使う方法を教えてくれた建築学科の友達には感謝です。
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無事にテントを張る場所を見つけることができたのでテント内でしばらくリラックス。この時期の北海道は17時でも真夜中みたいな暗さになります。すぐに食事を済ませたら明日に備えてすぐに寝るというのが今回のツーリングの毎日のルーティンでした。
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コンビニの営業時間やコンビニとテントの場所との距離感などの理由で今回のツーリングでは簡単な自炊をすることが多かったです。自炊するときは毎回レトルトカレーとサトウのご飯でした。レトルトカレーを湯煎しつつ蒸気でサトウのご飯を温めるという方法です。
この日は今回のツーリングでは初めての野宿。なんとなくそういえばこんなことしていたよなぁ、と懐かしさを感じながらテントの中でぬくぬく過ごしていました。しかし想像以上の雪の無さには驚きました。明日以降も早くテン泊地に着きすぎては困るのでルートの構成的にどうペースを抑えて走るかが大切だなと思ったのでした。
とは言え、安全でかつ快適に走るには多少の余裕は重要なのも確かです。加えて今回のツーリングの舞台は冬の北海道。夏と同じように1日16時間以上走るようなことをしてしまうとあっという間に寒さで体力を消耗します。たとえ1日中雪が降っていたとしても日没までには目的地につけるようにルートを組んでペースを保つことが重要なスキルだと思っています。1日中ドライな路面をアイススパイカーで走ることになるとは予想外でしたが、これもこれで良きとしておきます。
明日は白糠から浜中町まで走る予定。北太平洋シーサイドライン経由で霧多布岬へ向かいます。
~続く~