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詩 二編 試訳
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あの冬の早朝を
それ以来幾度も名づけがたい夜に、思い出す
祖母が亡くなった瞬間
空はまるで私を殺したいかのように美しかった・・・
「二月二十二(日)」
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幼少期を過ごした家の向かいに座っている
でも、もう昔の家は見えない
路上にはいたるところに人がいる
でも、一人の知り合いもいない
私はただ、前に進んでいるだけ
なぜ、来た道が見えないのだろう?
もし、そうと知っていたら、私は行かなかっただろう
子供時代…
なんて素敵だったことか……
「今」とはどこなのか
どこもかしこも水
でも、一滴も飲めない
「想家(ホームシック)」金世佳
*微博。金世佳工作室公式微博、2020年投稿「30歳の日常」1~6から詩を転載しました。
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