24.女性の集まりが苦手になる【47歳で独立した私が50歳で軌道に乗るまでに経験した99のこと】

起業開業している人たちの集まりに参加すると、女性は少数派だ。
その上、売上を伸ばしたくない女性が多くて驚いた。
夫の収入を超えない程度に働きたい女性がスタンダードだと知った。

最初は自分と同じ40代の女性を応援したいと思っていました。
私は20代で結婚し、子供が生まれ、30代で離婚しました。
結婚当初から、夫の借金の返済に追われる毎日でした。
子供が2歳までは一緒に家にいたかったけど、1歳で保育園に預け、働くことになりました。

20代と言っても、小さい子供がいると仕事はなかなか見つかりません。
やっと仕事を見つけても、子供が熱を出せば電話がかかって来ます。
そのたびに職場では嫌な顔をされました。
それでもしがみついて続けました。
給料は月14万円。
ボーナスは1ヶ月分でしたが、欠勤があったせいで支給されなかったこともあります。
有給はなかったはずです。
今では考えられない待遇です。
雇用保険にも入ってもらえず、辞めても失業保険は出ませんでした。

それでも土日は子供を連れて色んな場所へ出かけました。
それがリフレッシュの方法でした。
お金はなかったけど、色々なところに行って良かったです。
子供にとっても、良い思い出になっているようです。

借金でお金が無いというのは、大変な経験です。
20代の無知な私は、どうしてこうなったのか、なぜ返済してもなかなか元本が減らないのか、どうしたらこの状態から抜け出せるのか、情報収集を続けました。
無知がどれだけ怖いことなのか、身をもって知ったのです。

借入や金利など、学校では教えてくれません。
法律がどうなっているか、誰も教えてくれません。
だけどルールとして、知らなかったでは済まないのです。
これまでずっと、ぼーーっと生きて来たツケだと思いました。

このままじゃダメだと思い、離婚を決意しました。
子供と2人で生活しながら、元夫の借金の心配は続きます。
私と私の親が連帯保証人になっていたからです。

それでも、離婚後は心が軽くなりました。
仕事も良い職場が見つかり、正社員にもなれました。
そこからようやくやる気が出て、今に至ります。
元夫の借金も完済され、お金の心配は一切なくなりました。

私と同じ状況の女性がどれくらいいるのかわかりません。
ただ、仕事をする上で、女性は何かと不利です。
子育ても親の面倒も、女性にウエイトがかかります。
夫のお金で生活している女性がいる一方で、何かと負担がかかっている女性も多いはずです。

だからこそ、40代で何かを始めたい女性、経済的に自立したい女性を応援できたらと考えました。
こんな私でも売上を作ることができれば、それを同じ40代の女性に伝えることができれば、これまでの私の人生も意味があるものになるかもしれないと思いました。

集まりに参加して出会う女性は、私とは違う種類の人たちでした。
夫がちゃんと稼いでいて、または独身で、気持ちにも時間にも余裕があり、売上にはこだわっていません。
売上にこだりたい私とは、話が合うわけもありません。

私と似た境遇の女性は、ブログ読者にはいました。
集まりに参加する余裕もない人たちもいました。
私はだんだん女性の集まりに参加するのが億劫になり、活動方法についても日々情報収集し、考えました。

とは言え、1年目は動くしかありません。
苦手になりつつも、まだまだ集まりへの参加を続けます。