27.ハッタリで売る?そんなの続かない(ホリエモンの言葉を鵜呑みにしてはいけない)【47歳で独立した私が50歳で軌道に乗るまでに経験した99のこと】
開業したばかりの頃は、ちょっと教えて!と連絡してくる人がいる。
私の場合は、会社を作りたいという知り合いからの連絡が多かった。
知り合いなんだから、ちょっとくらいタダで教えてよーという人とは、その後会うことはなかった。
開業したら、売上を作らないといけません。
イラストを描く人なら、イラストを売らないといけないし、Webライターなら、記事を書いてお金をもらわないといけません。
お金を払ってくれる人は必ずいるので、見つけて売るのも仕事です。
どこにお金を払ってくれる人がいるのか。
今は多くの人がネットで調べるので、ネットをうまく使い、こちらが見つけるのではなく、こちらを見つけてもらうことがポイントです。
見つけるのと見つけられるのでは、まったく違います。
こちらが見つけるとなると、タイミングが悪ければ、相手は売り込まれていると感じるかもしれません。
人は売り込まれると、逃げたくなるものです。
一方、相手から見つけられた場合は、相手が自分の意思で見つけてくれるので、お願いしたい!という流れになります。
見つけられるためには、ネットに情報を置くのが一番です。
ホームページやブログは、本当に役に立ちます。
自分ができることを書いておくと、勝手に問い合わせが来るからです。
もちろん、問い合わせをしたくなるような内容が書いていないと、問い合わせにはつながりません。
どうしたら問い合わせにつながるのか。
対策は色々ありますが、私はハッタリはおすすめしません。
少し前に、ホリエモンが出した本には「突き抜けるために必要なのは実力よりもハッタリだ」と書いてあります。
ハッタリで出来ないことを出来ると言って、最終的に出来ればいいんだと、ホリエモンは言っていました。
確かに私も、仕事の面接で「officeはできますか?」と聞かれ、それまで仕事でPCを使うことはなかったにも関わらず、「はい、できます」と答えたことがあります。
そこからエクセルやワードを一通り学び、採用後には周りの人たちに教えてもらいながら、問題なく仕事をこなすことができました。
「できません」と正直に答えていたら、採用されなかったでしょう。
だけど、開業の場合はちょっと違います。
実績がないのにあるというのは、虚偽になります。
できないことをできるというのも虚偽です。
行政書士の場合、役所への許認可の申請が主な仕事になり、実績があるかないかは、許認可を絶対に通したい事業者にとっては、依頼を決める判断基準になるかもしれません。
やったことがあると言うから依頼したのに、何もわからず、なかなか進まないとなったら大問題です。
許認可が取れないと、事業が始められないからです。
開業1年目は、何もかもが初めてです。
経験がないと言ったら依頼につながらないかもしれないと、不安になることもあるでしょう。
だけど、そこは正直に伝えることが大切です。
仕事上のトラブルを回避するためにも必要です。
ハッタリは、時と場合によります。
帳尻合わせが出来る場合のみ有効です。
嘘はダメです。
私は初めて仕事の場合、「初めてですが、調べながら出来るだけ早く進められるようにします、よろしいでしょうか」などと伝えました。
それでもいいと言ってくれるお客様はいます。
そういう方とは、長いお付き合いになる場合もあります。
また、経験が浅いと知って、あえて依頼してくる人もいるようです。
私は経験ありませんが、世の中には悪い人もたくさんいるので、グレーな仕事を受けないように気をつけましょう。
経験豊富な人が断るような仕事が、新人に回って来ることもあるようです。
こちらが正直に行動していれば、正直な人がお客様になるはずです。
良い人は、良い人に近づいて来るものです。
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