23.女性がビジネスで下に見られる理由を垣間見る【47歳で独立した私が50歳で軌道に乗るまでに経験した99のこと】
行政書士として開業したものの、行政書士にこだわらなくていいと考えた。
その考え方は業界では嫌われていて、私を嫌う人もいた。
世の中は変わるものだから、気にせず進んだ。
開業して1年目は、とにかく人に会いに行きました。
セミナーや交流会など、出かける場所はたくさんありました。
1年間は、毎月130人以上の人と名刺交換しました。
どの会も最後まで参加し、最終電車で帰ることも多かったです。
同業者や他士業に会うことも多かったですが、個人事業主やこれから起業したい人たちと会う機会もたくさんありました。
男性が多かったですが、女性もいます。
華やかな人は、うまく行っている雰囲気でした。
同性ということで、女性には話しかけやすく、気軽に話が聞けました。
驚いたのは、夫のお金で生活している人がたくさんいたことです。
「生活費を稼ぐわけじゃないから、頑張る必要はないのよね」
「あんまり稼ぐと主人に怒られそうだから、ほどほどで」
そんな言葉をよく耳にしました。
あるコンサルの男性が言うには、キラキラ女性起業家みたいな人の97%は、ほぼ売上がないそうです。
売上ではなく、キラキラ写真をSNSにあげて満足しているのだと。
本当かどうかはわかりませんが、ネットの記事でも同様の内容を見ました。
私のように本気で売上を作りたいと考えている女性もいる一方で、そうではなく、趣味で起業(?)している女性も多いようです。
確かに、夫のお金で生活できるなら、大変な思いをして売上を作る必要はありませんよね。
さらに驚いたことに、奥さんが稼ぐことを面白く思わない男性がたくさんいるのです。
これについては、多くの女性から直接話を聞きました。
開業して頑張って営業活動をしているのに、外に出ることを夫が嫌がるというのです。
その上、土日は子供がいるから出かけられないそうです。
頑張りたい女性にとっては、障害が多過ぎます。
今なら時代も変わったのでしょうか?
SNSでは、最近でもこんなポストを見かけます。
「夫には本当の売上は教えずに少なく伝えています」
夫より稼ぐのは、ご法度のようです。
このポストに共感する女性も多くて驚きました。
女性は開業に不利な部分があります。
最近は差もなくなってきたようですが、以前は、女性が借り入れをするのはかなり難しかったようです。
女性だからという理由で断れられたとか。
今はそんなことはありません。
私も公庫で問題なく借り入れしたことがあります。
ただ、女性は本気で売上を作る気がないと思われているのも確かです。
夫のお金で生活している人もたくさんいますし、売上を作ることを夫に反対される人も少なくないのです。
私の場合は、夫は私のお金で暮らせたら嬉しいくらいに思っていますし、私も、鬱病になる前に夫には仕事を辞めてほしいと思っています。
同じような考えの人には会ったことがないので、レアケースなのでしょう。
女性に自立しろとは思いませんが、経済的に自立したい女性に優しい世の中になってほしいと思います。
これは、徐々になっているとも思います。
もう、男女は関係ないですよね。