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49.都内で社長にブチ切れられる(スイッチを押した瞬間)【47歳で独立した私が50歳で軌道に乗るまでに経験した99のこと】

ひとり暮らしをしてわかったこと。
24時間すべてを自分のために使えるのは最高に幸せなこと。
売上につながるしくみ作りに集中したことで、一気に成果につながった。

住みたい場所に住むのはおすすめです。
毎日気分が良いですし、ちょっと近所を散歩するだけで、幸せな時間を過ごせたと感じます。

例えば、海や自然が好きな人は、海の近くや自然あふれる場所に住むといいでしょう。
都会が好きな人は、家賃と相談の上、好きな街やその近くに住むといいでしょう。

独立して、ひとりで売上が作れるようになると、住む場所も選べます。
特に、オンラインを駆使してどこででも仕事ができるようにすれば、住む場所はどこでもよくなります。
いったん都内で都会を楽しみ、その後、田舎に移り自然を楽しむこともできます。

昔は仕事や住む場所を選べなかったことを考えると、今は本当に良い時代になりました。
私たちはいつだって自由に自分の人生を決めることができるのです。

もちろん、いまだに古い考えの人はたくさんいます。
親の面倒とか、親の跡継ぎとか、今でもよく聞く言葉です。
親は子供の幸せを願っているとは限りません。
自分のことで頭がいっぱいの親もたくさんいます。
親も子供も、同じ人間なのです。

基本的には、人は自分の幸せだけを考えて生きていいと思います。
その先に、人の幸せをサポートできる余裕が生まれます。
どんなに長く生きても、わずか100年足らずです。
どうしたら自分が幸せになるのか。
特に40代50代からは、自分の幸せに集中していいはずです。

開業も、自分の売上が安定しないと、人のサポートについて考える余裕が生まれないと思います。
まだ売上がないうちから、人のコンサルをする人もいるようですが、これには無理があるはずです。
ただ、自分の売上が安定しないからと言って、人のサポートが何もできないわけではありません。

例えば、行政書士の仕事は書類の作成です。
世の中には様々な許可や届出があります。
飲食店やカフェを始めたい時には飲食店営業許可が必要ですし、車を買う時には車庫証明が必要です。
この辺は、誰にとっても身近な許可だと思います。

他にも、コロナの時に支給された給付金などの申請書も、行政書士が代わりに作成することができます。
補助金の申請も同じです。

行政書士の場合、書類作成という方法で、人が何かを始めることや、お金をもらうことのサポートができます
私が開業したい40代50代をサポートしたいと考えたのも、行政書士としてできることがたくさんあったからです。

ところがです。
この考えは、行政書士の仕事を知らない人にとっては、イラっと来ることがあるようです。
実際、思い切り怒られたことがありました。

開業3年目の都内でひとり暮らしを始めた頃、保険の営業マンに誘われて、経営者が集まる交流会に参加しました。
せっかく都内に来たからと思い、電車が無くなる時間まで参加しました。
深夜帯になると、みなさんお酒が回ってきます。
私はウーロン茶でごまかし、冷静な頭で話を聞いていました。

そこには、明らかに1人だけ桁違いに稼いでいるのだろうなとわかる、年配の社長がいました。
周りの全員が彼を持ち上げていました。
深夜2時過ぎだったと思います。
その社長がぶち切れたのです。

矛先は私ではありません。
彼は、とあるパンフレットを持って来ていて、一部の人に渡していました。
それを、1人の女性が4つ折りにしました。
おそらく、バッグに入らなかったからだと思います。
そしたらその社長が、「貴様!何を折り曲げてるんだ!!」と、他で見たことがないくらいぶち切れました。

え、パンフレットを畳んだくらいでそんなに?と思いましたが、周りがみんな「それは、○○ちゃんが悪いわ。謝りなさい」と言い出しました。
最後は、その女性と、女性を連れて来た男性が土下座していました。
うそでしょと、あっけにとられました。

もうその会には行かないと決めましたが、社長が会いたいと言っているからと、保険の営業マンに何度か連絡をもらい、仕方なくもう一度だけ参加しました。
そしたら、社長とサシでした。
色々とびっくりです。

そこで、聞かれたんです。
「あなたはどんなことをしたいの?」と。
だから私は言いました。
私と同じように、40代50代で独立開業したい人たちのサポートをしたいんです!と。
そしたら、ぶち切れられました。

今思い出したら、ちょっと笑ってしまいます。
元気な人だったなーと思います。
「開業間もないやつに、サポートなんてできるわけがないだろう!俺は、そういういことを言うやつが、大嫌いなんだ!!」
そう怒鳴っていました。
いや、大嫌いになってもらってよかったです。

その後、何度か電話がかかって来ましたが(おそらく保険の営業マンがおしえたのでしょう)、すべて無視しました。
保険の営業マンの電話も無視しました。
保険に入っただけで、私の義理は果たしたはずですから。

この一件から、私は何かの会に参加するのをやめました。
ひとりの時間が増えて、仕事がはかどりました。
良いきっかけになったと思います。

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