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8.思いがけない人から独立の話を聞きたいと連絡が来る【47歳で独立した私が50歳で軌道に乗るまでに経験した99のこと】

開業して仕事をもらうため、ホームページの他にブログとSNSで発信することに決めた。
今考えても、発信を続けたことが勝因になったのは間違いない。

会社を退職した私は、開業までに2ヶ月の準備期間を設けました。
思いがけず会社都合で辞めることができたため、失業手当がかなりもらえることになったのですが、あまり長く休んでしまうと立ち上がれなくなってしまうと思い、2ヶ月間にしました。

2ヶ月なんてあっという間でしたが、開業準備のための休みなんて、人生であの時限りの貴重な経験でした。
0からWordPressを学んだり、名刺のデザインを考えたり、開業準備ブログを書いたりと、楽しいだけの時間です。

私の開業は、行政書士という資格を使い、行政書士事務所を開業する形でしたが、実際に行政書士に何ができるのかは、準備期間の2ヶ月で調べることになりました。
行政書士の業務について学べる場所があれば、有料無料を問わず、出来る限り参加しました。
勉強会があるだけでありがたく、会場で知り合う先輩行政書士や行政書士を目指す人たちとの会話も、すべて勉強になると感じました。
何も知らないというのは、ある意味幸せなことです。

そんな毎日を過ごしていると、思いがけない人から連絡がありました。
退職した会社で派遣社員として働いている女性です。
仕事上、時々顔を合わせることがあったくらいの人でした。
彼女は私が開業すると聞き、連絡をくれたそうです。
「実は私も独立に興味があって、話を聞きたいです!」

独立に興味がある人が周りにいたとは、意外でした。
ご飯を食べながら話すことになり、もう一人派遣社員の女性が参加することになりました。
独立に興味がある人は、1人ではなかったのです。

私が考えていた「40代からチャレンジしたい女性を応援したい!」というコンセプトが、開業準備中に複数の人に刺さったのです。
こんな嬉しいことはありません。
これはうまく行くに違いないと、たったこれだけのことで大きな自信になったくらいです。

連絡をくれた女性は、具体的にやりたいことが決まっていました。
スキルもあり、うまく行くとしか思えません。
私なんて、何の保証もないのに開業しようとしているのに、多くの人はこんなにも慎重なんだなと思いました。
もう1人の女性は、特に何をしたいわけではないけど、いつか独立したいという気持ちがありました。
今ならきっと「まずは副業から始めてみてもいいかも!」と、売上につなげる発信の仕方などを伝えていたと思います。
当時はまだ、副業が身近ではありませんでしたし、勤めていた会社では禁止されていました。
10年経つと、時代は変わりますね。

雑談のような会になりましたが、前向きな楽しい時間でした。
連絡をくれた女性とは、その後も連絡を取り合いました。
彼女は数年後に独立し、軌道に乗せています。
あの日の雑談が何かのキッカケになってくれていたら、嬉しい限りです。
私が「40代の女性の独立開業をサポートしたい」気持ちを強くした出来事でした。

40代の女性の独立開業のサポートは、しばらく私のメインテーマになりますが、このテーマには売上につながりにくいという欠点がありました。
そして別の理由から、私はターゲットを間違えていることに気づきます。
それはこのあとの記事で、具体的に綴っていきます。


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