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35.謎の女性たちが集う東京という街【47歳で独立した私が50歳で軌道に乗るまでに経験した99のこと】

あなたなら絶対に1,000万稼げますよ!
そう言ってくれた男性は1,000万稼いでいなかった。
その男性に毎月数万の会費を何年払ったかも忘れてしまった。

会社を辞めて開業してから10年経ちました。
安定した売上を作れるようになり、毎年最高年収を更新しています。
こうなりたかった状態に、ありがたいことに近づいています。
10年前には想像できなかった未来です。

開業して3年間は、とにかく苦行の連続でした。
石の上にも三年とはよく言ったものです。
我慢して3年続ければ、何とかなるものです。
もちろん、ある程度やり方は決まっています。
私の場合、振り返ると、たまたまやり方があっていたようです。
ラッキーでした。

今回、開業して軌道に乗るまでの3年間に何をしてきたのか、記事を毎日更新しています。
行動もあれば、気づきや体験もあります。
できるだけ色々なことを書こうと思い、「99のこと」とタイトルに入れましたが、ホントに99も書くことあるのでしょうか。
書いたら今年が終わるくらいかなと、楽しみに続けています。

さて、そんな私ですが、東京に憧れながら、ずっと郊外に住んでしました。
憧れがあると、せっかく住むならこんな場所がいいという、難しい条件が出てしまいます。
どこでもいいわけじゃないとなると、都内はかなりお金がかかります。
勤め先も郊外だったので、ますます都内から遠のきました。

開業して事務所をもったのも郊外です。
都内から1時間ちょっとかかります。
開業後はたくさんのセミナーや交流会に参加しましたが、ほとんどが都内開催のものでした。

1時間以上かけて出かけて行き、終電で1時間以上かけて帰りました。
クタクタになって帰って来てから、ブログとSNSを更新しました。
これだけは毎日欠かさずにやっていました。

おそらく、こんなことを続けていたのは私くらいじゃないでしょうか。
参加者のほとんどが都内の人だったと思います。
特に女性は、都内か横浜の人が多かったです。

キラキラ系の女性が集まる会では、都内の人ばかりでした。
何をしているのかよくわからないけど、キレイで、ブランド物を身につけて、子供の学歴が高いというのが印象的です。
旦那様が稼いでいるのだろうな、絶対そうだな、と感じました。

40代50代でも、キレイな女性はたくさんいます。
そこに群がって来る男性もたくさんいます。
多くは既婚者でしたが、お互いに褒め合い、別の会に誘い合ったり、自分のイベントに招待したりしていました。
私も女性たちのイベントに参加しましたが、毎回顔を出す男性がいました。
不思議な世界だなと思って見ていました。

私が参加したセミナーや交流会の目的は、私が期待していた「売上を作るための方法を学ぶもの」ではなく、誰かと知り合い交流することでした。
この世の中には、学ぶ場所がなんて少ないんだろうと思いました。
学びたい人が少ないのかもしれません。

考えてみれば、大学もそうでした。
私は本格的に文学を学べると思って文学部に入りましたが、学ぶために大学に入った人を見つけることはできませんでした。
先輩たちも、大学は社会に出る前に遊ぶ場所なんだよ、本なんてもう読まなくていいから、と教えてくれました。
10代だった私は、がっかりしたと同時に、180度切り替えて、サークル活動に専念することに決めました。
おかげで、人間関係や社会の縮図を学ぶことができました。

40代50代になってまで、まだ人間関係とか交流とかが、自分に降りかかってくるとは思ってもみませんでした。
しかも、開業したのに。
売上を作るための情報と学びがほしかったのに。
だけどそんなの、周りは知ったことではありません。

結局、学びは本に頼ることにしました
情報はネットは充分でした。
3年間は色々な会に参加しましたが、その後は人に会うことが減りました。
コロナからは、完全に引きこもって売上を作ることができました
目的を明確にするって大事だなと思います。

あの女性たちは、間違いなく自分で稼がなくても裕福な生活ができる人たちでした。
そういう人たちが、都内にはたくさんいます。
夜な夜な集まっては、キラキラ楽しそうにお酒を飲んでいます。
おそらく今も、同じ光景が繰り広げられていることでしょう。

売上を作るためには、キラキラする必要はありません。
売上を作るための活動は、地道で継続が必要です。

私は今、憧れていた都内にひとりで住んでいます。
死ぬ前に一度、好きな場所で暮らせるという贅沢を楽しんでいます。
華やかな街をスウェットで散歩する毎日が、とても気に入っています。


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