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【行動心理士が教える】企業に好印象を与える心理学テクニック12選(実例で解説)

こんにちは。しらかわです。

教員からエンジニアとして内定を2社獲得し、転職活動を終了させることができたのでnoteを書くことを決めました。

このnoteは、

「転職を成功させたいけど、面接がうまくいかない、、」
「どうも採用担当者に、好印象を与えられてない気がする、、」

というあなたに向けて魂をこめて書きました。


自分が転職活動を経験したからわかります。
相当つらいですよね。

応募してもほとんどの企業から返信がなく、やっと面接まで進んだと思えば一次面接落ち。

メンタルはボロボロになっちゃいます。

しかし、私は行動心理士の知識を使うことで、面談をした7社のうち、2社内定、2社最終選考、2社途中辞退、1社一次選考落ちと57%で最終選考以上に進めています。

途中辞退せず、選考を継続していれば85%の最終選考以上の結果になっていたかもしれません。

未経験だし、コロナ禍だし、学習期間3ヶ月だし、というマイナス要素だらけの現状でもこれだけの結果を出せたのは、心理学を使って採用担当者に潜在的に好印象を与えられたから。

この記事では、私が活用した全12のテクニックを実体験・実例を交えて徹底解説します。

これで、あなたの面接突破率は飛躍的に高まります。
本気で書きました。あなたも本気で知識を吸収してください。

それでは、いきます。

【2024年4月追記】

教員からIT企業に転職した僕は、
今ではWeb事業を行うフリーランスとして独立できました。

どうやってフリーランスになれたのか
フリーランスになって自由な働き方を
手に入れるにはどうしたらいいのか

を解説したブログをやってます。
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1,行動心理士とは

まず1分で行動心理士とはどんな資格なのかを、サクッと説明しますね。

一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)認定の資格で、人間関係のトラブルを瞬時に解決できるプロとして、企業内コンサルタントやセミナー講師、カウンセラーとして活躍することができる資格。

簡単に言うと、「人の仕草から相手の本音を読み解く心理学」ですね。
この心理学を応用すれば、どんな仕草が採用担当者に潜在的に好印象を与えられるかわかっちゃいます。

下の画像は、実際の私の行動心理士の資格証書です。

少し前置きが長くなりました。次の章から内定を獲る心理学を徹底解説していきます。


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2,企業とのメッセージ編

まずは、企業とのメッセージ編4つの紹介です。

エンジニアの求人応募は、Wantedlyを活用するのが一般的かと思います。
そうじゃないにしても、企業とのメッセージでのやりとりは必ず発生しますよね。

このメッセージがとても大事なんです。

実は、メッセージの書き方1つであなたが優秀かどうか、採用担当者に伝わってしまうからです。


ここで面接が、プラス評価で始まるかマイナス評価で始まるかが決まっちゃいます。

今から紹介するテクニックを、明日から実践してください。
それでは、いきましょう。

①ザイアンス効果

この心理学は、単純接触効果ともいい、【触れれば触れるほど、その対象に好印象を抱く】という効果です。

この心理学を利用して、採用担当者とのメッセージの最後に、必ず自分の名前を書くようにしましょう。こうすることで、あなたの名前・プロフィール写真を毎回見ることになるので好印象を与えることができます。

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あなたも、アルバイトしていて毎日店に来てくれるお客さんがいたら、「どんな人なんだろう」とか興味がわいたり、お客さんっていうより知り合いに近いような親近感を抱いちゃいますよね。

これはオンラインでも、文章でも同じことがいえます。
しっかり活用しましょう。

②ハロー効果

これは、「ある人の一部分が優れていたら、その人自体を優秀な人だと思ってしまう心理学」です。

メッセージで意識する点は、1:即レス、2:相手が楽なメッセージの2点です。

採用担当者さんも、サクサク連絡が返ってきたほうが仕事が進み、嬉しいのです。なので、基本的には連絡がきたら3分以内に返信をしましょう。

自分の仕事の都合で気づかなかったとしても、気づいた段階で即返信することで
「この人、返信が早い。優秀な人なんだろうなあ。」と思ってもらえます。

そして、2点目の相手が楽なメッセージとは、【相手が返信するのが楽なメッセージ】です。

具体的には、

・読みやすく改行
・日程は自分から3案提示
・曜日も記載し、相手に調べさせない

という感じ。下の画像を見てくださいね。

このように、3案自分から提示することで相手はこの3つから選ぶだけでいいので、負担は少なくなります。

2月8日と、一案だけ記載してしまうと、「この日何曜日だっけ」と調べる一手間をかけさせてしまいますし、「その日無理なんだよな。他の日で都合がいい日を、また聞かなきゃいけないのか。」と相手に悪印象を与えます。

こういう小さな気遣いができるかどうかで、「この人優秀なんだろな。一緒に仕事したいかも」とメッセージだけで好印象を与えることができます。

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③ネームコーリング効果

これは、「相手の名前を呼ぶことで、好印象を与える心理学」です。

あなたは、人が言われて一番嬉しい言葉はなにか知ってますか?
それは、【自分の名前】なのです。
心理学の実験で、明らかにされています。

これを利用し、メッセージに毎回、採用担当者さんの名前を記載しましょう。潜在的に相手に好印象を与えることができます。

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これは、面接でも活用できるテクニックで、面接が始まったときは
「〇〇さん、本日はよろしくお願いいたいします。」
「先程、〇〇さんがおっしゃられていた〜について質問があります。」

などのように、積極的に相手の名前を呼ぶようにしましょう。
文章よりも直接言葉で自分の名前を呼ばれた方が、嬉しいんです。

ほとんどの人が意識して行っていないので、差別化ポイントですね。


④ミラーリング

これは、「鏡のように相手の真似をすることで、親近感を与える心理学」です。


人間は自分に似ているものに、親近感を感じ、好意を抱きます。
初めて出会った人と、偶然、名字が同じで出身地が同じってだけで「運命だ!」みたいに盛り上がって、一気に親しくなりますよね。

これをメッセージで、応用するとこんな感じです。

・文章の構成
・文末の自分の名前の表記方法
・名前を呼ぶときの”さま”をひらがな

相手が自分のことを「〜さん」なら「〜さま」とひらがなで、「〜様」と漢字なら「〜様」とこちらも漢字で返信します。

下の画像を見てみてください。

文末の名前表記も相手が、名字だけの記載方法だったので私も名字だけの記載方法にしました

このように嫌味に受け取られない程度に、相手の真似をしましょう。

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3,面接編

それではいよいよ本編。面接編に入りますね。
面接に進めたということは、技術レベル・書類は通過しているんです。
それで落ちるということは、【相手に一緒に働きたい】と思わせれてないということ。

心理学テクニックを活用し、相手に好印象を与え、一緒に働きたい人だと思ってもらいましょう。

8つの心理学を実例を一緒に、徹底解説しますね。

それでは、いきましょう。

①認知的不協和

これは、「自分の認識・世間の常識との間に矛盾が生じると、不快感を感じる」という心理効果。

「え、不快感与えちゃダメじゃん。」と思いましたよね。


これを活用して、強い印象を残すことができます。
最初に、世間の常識との矛盾を生じさせ、その後で矛盾を解消します。

例えば、

「私はエンジニアには、なりたくありません。」【エンジニアの求人なのに、なりたくないという矛盾】
(採用担当者:え、何言ってんのこの人!!)

「これは技術だけを身につけたエンジニアではなく、新人の指導までできるような幅広く活躍できるエンジニアになりたいということです。」【相手を納得させる】
(採用担当者:あ、そういうことね、、、焦った、、変わってるなこの人、、)

こんな感じ。

少し極端ですが、最初に相手の常識と逆のことを言って注意をひきつけ、その後で本当に伝えたいことを言うという感じですね。

注意点としては、うまく納得させることができないと、相手に不快感を与えて終わっちゃうことです。気をつけてください。

②親近効果

これは簡単に言うと、「最後に与えられた情報は、相手の印象に強く残る」という心理効果。

ちょっと実験してみましょう。10秒で覚えてくださいね。

みかん50円、りんご382円、いちご555円、ばなな700円。


はい、目を閉じてください。

りんごの値段は何円ですか?

答えられない人がほとんどだと思います。

ばななは何円でしょうか?
覚えてる人が多いんじゃないでしょうか。
このように、最後の情報というのは強く印象に残るようになってるんです。

これを面接に活用しましょう。
どう活用するかというと、面接の最後にとても礼儀正しく、笑顔で「本日はお忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございました。」と言うだけです。

これだけで、あなたの印象は「礼儀正しい良い人」として記憶されます。
その後の選考で有利になるに決まってます。

③目を大きく開く

これは、シンプルかつ絶大な効果を発揮します。
目を大きく開くというのは、潜在的に相手に「私はあなたのことが好きです。あなたの味方です。」と伝える効果があります。

赤ちゃんが動物に襲われないのもその理由です。
大きな目で、敵ではないことが動物に伝わっているから襲われないんです。

具体的には、採用担当者の人の話を聞くときに、目を大きく開きながらうなずきましょう。それだけで、潜在的に好印象を与えることができます。

逆に、目を細めると相手に「不快である」ということを潜在的に伝えてしまうことになりますので、くれぐれも注意してくださいね。

④インタビュー効果

これは名前そのままで、「話を聞きながらメモをとると、相手に好印象を与えることができる心理効果」です。

ただ「メモをとりますね」と言うとわざとらしいです。
「わざわざ言うなんて、アピールだな。」と思われちゃいます。

私はわざとらしくならないように、「メモをとっているので、目線が横に逸れますがお知りおきください。」と伝えていました。

これだと、礼儀正しい人だなと思ってもらえます。

実際に企業の方に「丁寧な方ですね。」と褒めていただけましたね。

心理効果もありますし、メモをとるという行為そのものが、熱意の現れなので好印象を与えることができます。

必ず実行するようにしてください。

⑤初頭効果

これは親近効果に似た心理効果で、「最初に与えられた印象や情報が、後々の評価に大きな影響を及ぼす」というもの。

つまり、面接の最初。オンライン面接なら画面が相手とつながった瞬間、対面面接なら相手に会った瞬間の印象が、後の評価に大きな影響を与えます。

Zoomの設定、イヤホンの確認、服装、髪型などを完璧にしておきましょう。この最初の段階でZoomの不具合、音声障害などがあると印象は最悪。

その悪い印象が強く相手に残り、面接で挽回できないこともあるでしょう。
私はオンライン面談の15分前にはパソコンで、通話環境のセッティングを完璧にしていました。

Zoomの背景が友達とオンライン飲みをしたときのままになってたり、名前がニックネームで登録されていたり、意外とみなさんやっちゃうんです。

準備は早めに完璧にしましょう。

⑥ハロー効果

これは、メッセージ編でも紹介しましたね。「その人の一部分が優れていたら、他の部分も優秀だと思ってもらえる心理学効果」です。

面接で活用するには、外見を優秀な人っぽくすればいいのです。
そうすれば、優秀な人だと思ってもらえて、プラスの印象を与えられます。


下の二枚の画像を見てください。

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どちらの人が優秀そうに見えますか?
人の外見やパーソナリティを否定する意図は、一切ありませんが、

・服装
・清潔感
・姿勢

などを比較してみたときに、どちらがいい印象を与えるかは一目瞭然ですよね。

私は、モノトーンジャケット、セットした髪型、黒縁メガネ、背景は白の壁紙にして、優秀そうなイメージを与えるようにしました。

カジュアル面談だとしても、勝負は始まっています。
パーカーなどの服装や、背景に洗濯物が干してあるとかはやめましょう。

その時点で、「その他の部分もこの人はガサツなのかも」と思われてしまいますからね。

⑦ミラーリング

こちらもメッセージ編で紹介しましたね。「鏡のように相手の真似をすることで、親近感を与える心理学」です。

面接での活用方法はそのまんま。採用担当者のマネをしましょう。

私がやっていたのは、相手が笑顔で質問したきたら笑顔で答え、真剣な表情で質問してきたら真剣な表情で答えるということ。

たったこれだけで、「あなたと価値観が似てますよ。あなたの会社の企業理念と私の価値観は合っていますよ。」というメッセージを伝えることができます。

あとは、相手が笑ったタイミングで笑ったり、姿勢を直したタイミングで自分も姿勢を直したりしましたね。

このように相手のマネをすることで、親近感を与え、好印象を与えることができます。

しかし、このミラーリングには1つ注意点があります。
それは、マネしすぎると逆効果ということ。

やりすぎてしまうと、「バカにしてるのか」と思わせてしまうので、あくまでさりげなくマネしましょう。

5,最後に

いかがでしたか?
私が内定を獲得するために、活用した心理学12選。
どれも確実に効果があるものです。

これを意識して企業とのメッセージのやりとり、面接に挑んでほしい。
そして、希望の企業から内定を獲得してほしい。

私は、教員として働きながら、毎朝5時に起きて出勤までの1時間30分勉強し、仕事が終わってから深夜0時までプログラミング学習をしてきました。

平日5時間の努力を、3ヶ月続けてきたんです。

本当にキツかった。

パソコンに向かいながら、髪をかきむしったり、あまりのストレスに大声で叫んだり、うつ病直前にまでなったりもしました。

それでも、最後まで諦めず、努力を続けてこれたのはTwitterで励ましのメッセージをくださったみなさんのおかげです。

本当に感謝しています。

今の生活を変えたくて、教員として働きながら転職活動をしているみなさんの不安、苦しさ、現状の厳しさはとてもよくわかります。

面接にすら進めないことが、ほとんどです。

だからこそ、この心理学を効果的に活用して、数少ない面接のチャンスを掴んでほしい。

理想の生活を手に入れてほしい。

そんな想いでこのnoteを書きました。

今回の記事は、あくまで面接に限ったことです。

転職活動はもっとやることがあります。

自己分析、企業分析、求人応募、面接練習、自己PR、スキルアップの勉強などなど。

動き出す前に”失敗しない転職活動の進め方”の情報を仕入れてから、行動してください。

やみくもに転職活動をしてしまって、転職できなかったり、転職先で「やっぱり教員の方がまだマシだった、、」なんてことになったら大変です。

自分の人生、しっかり考えて計画的に、行動していただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 【ブログやってます】

教員からIT企業に転職した僕は、
今ではWeb事業を行うフリーランスとして独立できました。

どうやってフリーランスになれたのか
フリーランスになって自由な働き方を
手に入れるにはどうしたらいいのか

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