餃子の旅。
仕事が残業になってしまった時や、料理が何にも浮かばなかった時に重宝しているのが「冷凍餃子」だ。
家族全員が喜ぶし、野菜も肉も入ってるしで我が家には必需品の食べ物なのだ。
私はここ一年、美味しい「冷凍餃子探しの旅」をしている。今まで美味しいと買い続けた冷凍餃子に飽きてしまった為だ。
いくつか候補はあがって来ているけれど、価格や量、購入できる場所が不便だったりで、「常に冷凍庫に常備できる美味しい餃子」がなかなか見つからないでいた。
そして昨日。
帰省が迫っているので冷蔵庫の中身をどんどん減らしている最中。
冷蔵庫にはキャベツと玉ねぎくらいしかなくなってしまい、冷凍したニラと挽肉で急に「餃子を作ろう」と思いついた。
しばらくぶりの手作り餃子。焼きが苦手な私が珍しく、お店に出るような、お皿にポン!のきつね色の綺麗な餃子を作ることができた。一つ一つもきちんと剥がれる。
そうして食べてみると、
「あ、これだな」と思った。
私が探してた「餃子」は手作りの餃子の味はたぶんこれ。それは見つからないはずだ。
母が作ってくれた餃子が元々大好きだった私なのに、手間を考えてついつい作ることを放棄していた。こんなにも美味しいのに。
そして、こんなに美味しい餃子があるのなら、別に「美味しい冷凍餃子」を探す必要はないのでは?ということに気づいた。
美味しい餃子を食べたくなったら作ればいいのだ。忙しい時は「それなりに美味しい冷凍餃子」で十分だ。
こうして「餃子探しの旅」は無事?年内に終結した。
実はこの他にも、自分が料理を担当するようになってから避けているものたちがたくさんあったりする。
天ぷら、エビフライ、そして大好きな桃。
果物のいい状態を狙わないとうまく剥けない皮に、ストレス。笑
こんな手間のかかるものたちを作ってくれていた両親に感謝。
と、共に帰省した時はいつもより少しだけ多めに料理を手伝ってみようと思う。